シビリアンアストレイJGカスタム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/03 23:23 UTC 版)
「シビリアンアストレイ」の記事における「シビリアンアストレイJGカスタム」の解説
『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 Δ ASTRAY』に登場。ジャンク屋組合が独自に開発した汎用量産型MS。型式番号や機体名称からも判断できるよう、前大戦時に地球連合の接収を逃れた一部のモルゲンレーテ技術者とジャンク屋組合の手により、UT-1D シビリアンアストレイDSSDカスタムの設計データを基礎として開発された。 宇宙用仕様に特化したベース機に対して、本機は汎用性・生産性・低コストを重視している。同組合は過去にも同じく独自開発したMWF-JG71 レイスタを送り出しているが、構成部材の多くがM1アストレイやその他ジャンクパーツである同機と異なり、このJGカスタムは新規に製造された純正部品によって構成されている。 本機は当初から顧客に合わせたカスタマイズを想定した設計がなされており、オーナーによって仕様違いが存在する。レイスタにおいてツインアイタイプの頭部が好評だったことを受け、同仕様を標準化。この頭部は高価であるため、ジャンク屋組合における頭部の基本仕様はチンガードとカメラアイを保護するバイザーをセットしたものとなるが、それらを取り外すユーザーが増えたことから、後にバイザーは非装備が標準化されている。なお、ジャンク屋組合の販売記念開始セールで発売された機体には無料で頭部左右取り付け用のライトが配布されており、利便性も高いことから装備率は高い。 カラーリングは白をベースにフレームには民生機を示すオレンジ色が標準となっているが、多くが塗り替えられる傾向にあるという。また、バックパックには換装機構を導入。背部に設置された多目的プラグはP0シリーズとの互換性があり、ほぼ同等のオプションパーツが装備できる。場合によってはP0シリーズと同じ外観に組み上げることも可能だが、そのためには全体の34%のパーツを交換する必要がある。しかしながら、P0シリーズ型と同じ外観に改修された機体は、生産された機体の4%にもおよぶ。 製造されたJGカスタムは組合内で運用される機体の他にも、レイスタ同様個人、団体へのセールス、レンタルも行われており、ユーザーの依頼に応じたカスタマイズなども受け付けられている。なお、ジャンク屋組合としては軍事目的の使用は禁止しているが、紛争地域ではその違反が後を絶たない。使用する組織や目的により、無数のバリエーションが存在する。 改造キット シビリアンアストレイやレイスタをプロトタイプと同じ形状にするカスタマイズキットは『DESTINY ASTRAY R』の時期にはジャンク屋組合からも販売されており、カレトヴルッフはもとよりタクティカルアームズやマガノイクタチのコピーまで販売されている(ただし、機能まで模しているわけではなく、またこれらの機体に搭乗していることで人違いで攻撃されたとしても、基本的には自己責任としている)。なお、色の違うだけのグリーンフレームは「グリーンフレーム用塗装キット(迷彩型紙付き)」が発売されているのみ。
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