対地ミサイル
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対地ミサイルは地上の目標を攻撃するミサイルである。1人で扱う小型のものから巨大なICBMまでさまざまな種類がある。 弾道ミサイル 大気圏上層や大気圏外を弾道飛行して目標へ到達するミサイル。射程で分類されるが明確な基準はない。ICBMだけはSALT-IIで射程5,500km以上の弾道ミサイルと規定されている。核弾頭を積んだ戦略ミサイルと通常弾頭を積んだ戦術ミサイルがある。大陸間弾道ミサイル (ICBM:英: intercontinental ballistic missile) 中距離弾道ミサイル (IRBM:英: intermediate-range ballistic missile) 射程2,000-6,000km程度のもの。 準中距離弾道ミサイル (MRBM:英: medium-range ballistic missile) 射程800-1,600km程度のもの。 短距離弾道ミサイル (SRBM:英: short-range ballistic missile) 射程約800km以下のもの。スカッドミサイルもこれに入る。 潜水艦発射弾道ミサイル (SLBM:英: submarine-launched ballistic missile) 射程の長短にかかわらず潜水艦から発射される弾道ミサイルはすべてSLBMに分類される。 空中発射弾道ミサイル (ALBM:英: air-launched ballistic missile) 射程の長短にかかわらず航空機から発射される弾道ミサイルはすべてALBMに分類される。現在までに攻撃兵器として実戦配備されたALBMは無いが、弾道弾迎撃ミサイルの標的としてはいくつか実用化されている。 対艦弾道ミサイル(ASBM:英: anti-ship ballistic missile) 海上の艦船を対象としたもの 地対地ミサイル (SSM:英: surface-to-surface missile) 地上から発射される対地ミサイル。 空対地ミサイル (ASM:英: air-to-surface missile) 航空機から発射される対地ミサイル。 艦対地ミサイル (SSM:英: ship-to-surface missile) 艦船から発射される対地ミサイル。地対地ミサイル(surface-to-surface missile)の略語もSSMで混同を防ぐため、艦対地ミサイル(ship-to-surface missile)を特に区別してShSMと呼ぶこともある。 対レーダーミサイル (ARM:英: anti-radiation missile) レーダーを攻撃するミサイル。誘導装置が通常の対地ミサイルとは異なるため、専用に開発・運用される。主な目標は地上配備のレーダーであるが、巡洋艦などに搭載されている艦載レーダーも攻撃することができる。航空機である早期警戒機のレーダー波を探知するミサイルは対空ミサイルに分類される。 対戦車ミサイル (ATM:英: anti-tank missile) 対戦車ミサイルは、地上の戦車や装甲/非装甲車両を攻撃することを主目的とするミサイルである。歩兵、車両、ヘリコプターから運用される。運用上の制限から小型である事が多く、誘導能力が無い対戦車ロケットも平行して配備されている。
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対地ミサイル
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対地ミサイル
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巡航ミサイルやSLBMを搭載した潜水艦は陸上の基地や都市を攻撃できる。
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