グリプス戦役後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 00:28 UTC 版)
グリプス戦役終結直後には、小惑星ペズンに駐留する教導団の一部青年将校がティターンズが唱えた地球至上主義に共鳴し、スペースノイド主体のエゥーゴが連邦軍の主動権を握ることを良しとせずに「ニューディサイズ」を名乗り、武装決起する事件(ペズンの反乱)が発生している。 「ガンダム・センチネル」を参照 また、元ティターンズの兵士の一部は、連邦軍から責任をなすり付けられる形で裁判に掛けられ、不当な処罰を受けている。さらに、戦後は連邦軍の一部であったことすら認められていないような描写もあり、第二次ネオ・ジオン抗争期にはシャアやアムロ・レイ、ブライト・ノアから反地球連邦運動のレッテルを貼られている。このため、ティターンズ出身というだけで冷遇され、トリントン基地のような僻地に送られた兵士もいる。 ティターンズの残存戦力の大半は連邦政府による原隊復帰命令に従い、順次恭順していくが、一部にはティターンズを利用するだけ利用した体制側(連邦政府)がエゥーゴに同調してティターンズを切り捨てたことを許せなかったり、連邦軍の実権を握ったエゥーゴによる元ティターンズ兵への報復的な処罰を恐れたなどの理由で、親ティターンズ派の月面都市エアーズへ逃れたり、彼らが本来討つべき対象であるはずのジオン軍残党であるネオ・ジオン軍の一部隊としてその後の戦乱を戦ったものも少なからず存在する。さらに、トリスタンを中心とする一派は公国軍残党同士が争う火星に落ち延び、ガンダムTR-6を手土産に劣勢の「レジオン」に合流するが、同勢力が勝利後に戦力の一切を取り上げられ、のちに敗れた「ジオンマーズ」と結託して叛乱を起こしている。ほかにも、民間軍事会社テミスが元ティターンズ兵を受け入れている。 宇宙世紀0160年代に活動が確認できる地球連邦軍の特殊部隊「キュクロープス」はティターンズの後継組織を自称している。ティターンズのものを踏襲した制服を採用しているほか、当時の連邦政府の著しい統制力の低下から正規軍ですら第2期モビルスーツやビーム兵器といった先進装備の製造・運用に不安を抱えているという背景もあり、辛うじて製造ラインが稼働していたジェムズガンの他にアッシマーやハンブラビといった往年の大型TMAを再設計した機体を戦力に採用している。
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