ウルフ・ガー隊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/02 08:52 UTC 版)
「機動戦士ガンダム CROSS DIMENSION 0079」の記事における「ウルフ・ガー隊」の解説
ジオン公国軍の第17MS小隊(特殊任務班)で、マ・クベ大佐によって設立された犯罪者を中心とした部隊。主任務は偵察と後方撹乱。同隊は宇宙において結成され、地球侵攻作戦の際に地上に降下している。地球連邦軍のシルクロード反攻作戦「デザート・ドラゴン」に対する迎撃部隊に編入されるが敗退し、本隊を見失う。犯罪者というはぐれ者の集団であることと、本隊を見失って砂漠を放浪するという、二重の意味で「はぐれ部隊」となった。 ヘンリー・ブーン 声:寺杣昌紀(現:てらそままさき) 階級は大尉で、イフリートに搭乗。34歳。もとはキシリアの親衛隊員で、ルウム戦役ではMS部隊に編入。その後に起きた反ザビ家有志によるクーデター未遂事件の嫌疑をかけられ、地上に降ろされる。鼻筋の傷はそのときの尋問の跡。冷静沈着な性格で、分析能力に長けているが、常に戦いを求めている。 実は10日前(9月30日前後)に地球連邦軍の新型モビルスーツ破壊の命を受けていたが、マーチン以外の隊員には知らせなかった。そのため、本隊とはぐれたと装って敵基地に近づいたようである(『サイドストーリーズ』版ではそうだと明言しているが、マーチンにも知らせなかった模様)。最終的には新型機ピクシーと一騎討ちを行う。前述の通り、ゲームはマルチエンディングになっており、ピクシーを破った(プレイヤーが彼に敗れた)場合は、その後ソロモン防衛戦に参加したとされるが、その後の消息は不明。 マーチン・ハガー 声:三宅健太 階級は曹長で、火炎放射器を装備したザクIIに搭乗。34歳。左目は酒場での喧嘩により失明。ヘンリーとはハイスクール時代からの友人。ヘンリーと同じく、クーデター未遂に関わったと疑惑を持たれたことと、もとは空挺部隊の新兵教育係だったが、8人の新兵を死に至らしめたことで、地上に降ろされ、その後ウルフ・ガー隊に編入される。気性は荒く粗暴であるが、部下思いの一面を持つ。 「ヘルハウンド隊副長」とする資料もあるが、これがもといた空挺部隊の名称なのか、ウルフ・ガー隊の別名なのかは不明。 最終局面のみマシンガンを装備したザクIIに搭乗しているが、火炎放射器の射程と同じ間合いで射撃を行うので絶対に当たらない。 サキ・グラハム 声:浅野まゆみ 階級は軍曹で、バズーカを装備したザクIIに搭乗、21歳。情報分析能力に優れ、ヘンリーの秘書的な役割も担っている。ルウム戦役で戦死した兄の影響を受けて、自ら特殊部隊を志す。当初はランバ・ラル隊に志願するが、ウルフ・ガー隊に配属される。同隊の中で最年少で唯一の非犯罪者であり、第2部に登場する唯一の女性である。男勝りで勝気な性格であり、モビルスーツの操縦技術も高く、機動性を活かした戦法を得意とする。 搭乗機が撃破された際に脱出に成功したのも彼女だけであり、ウルフ・ガー隊壊滅後、砂漠で倒れているところをボルク・クライに発見され、傷の手当てを受ける為に彼に肩を貸されて無人の基地に連れて行かれる。その際、回復後の自由を言い渡されており、その後の行方はわかっていない。 『サイドストーリーズ』では復讐のために「一人でも多くの敵を倒すことが望み」という設定が追加され、搭乗機を乗り捨てた後は離陸したノクトが搭乗するミデアを道連れに自爆する。 レイ・ハミルトン 声:豊永利行 階級は伍長で、ナパームを装備したザクIIに搭乗。22歳。女性のような甘い顔立ちの為に訓練学校で同性愛者と噂され、噂を流した同僚2名を殺害。そしてウルフ・ガー隊に配属され、メカニックとして重宝されている。 レスタ・キャロット 声:烏丸祐一 階級は伍長で、マシンガンを装備したザクIIに搭乗、22歳。家族を疎開させるために強盗殺人を犯して投獄されるも、訓練学校での成績は良く、パイロットの腕の高さを買われて、ヘンリーに拾われる。いつも一言多い損な性格である。
※この「ウルフ・ガー隊」の解説は、「機動戦士ガンダム CROSS DIMENSION 0079」の解説の一部です。
「ウルフ・ガー隊」を含む「機動戦士ガンダム CROSS DIMENSION 0079」の記事については、「機動戦士ガンダム CROSS DIMENSION 0079」の概要を参照ください。
- ウルフ・ガー隊のページへのリンク