ランバ・ラル隊とは? わかりやすく解説

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ランバ・ラル隊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 09:02 UTC 版)

機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の記事における「ランバ・ラル隊」の解説

ランバ・ラル 声 - 喜山茂雄 ラル家の総領息子高潔で非常に武人としてのプライド高く聡明な仁愛の人。反面政略的な立ち回り不器用能力功績の割に実績に結びつかない万年大尉」。先に戦死経緯であるガルマ仇討ち部隊としての活躍壮絶な戦死とが描かれるシャア・セイラ編以降ジオン側の開戦経緯に密接に関わる重要人物であり、前述ドズル双璧を成す物語主役。もともとはダイクンシンパの活動家としてギレンやサスロとは同志として行動を共にしていた。その後、ムンゾ防衛隊大尉となる。やがて、ダイクン権力中枢を担うようになるザビ家派とラル家派とに分かれダイクン死後深刻な政争劇に発展する人情派であり、後に仇討ち部隊として行動共にするハモン、コズン、クランプ。そしてラル仇討ち活躍するタチとは正に古い馴染みハモンについては彼女の少女時代から知っているまた、護衛のためダイクン行動を共にしていたため、理想と現実とのギャップ苦しダイクン政治無縁なアストライア癒やし求め男女の仲到った事情知っている。幼いキャスバルとアルテイシアにとってラル父親か兄のような親しみ持てる存在だったことは原作同様の事実で、ダイクン死後ザビ家との政争制することより遺児二人父親の身の安全を選択し危ない橋を渡ってハモンタチ協力で3人を地球逃がしたそもそもジンバ主張したザビ家によるダイクン暗殺には懐疑的ラル家は潰され要職解かれ一時期ハモン酒場入り浸りになり、やさぐれてつまらない喧嘩をするなど荒れていた。そんな彼の不遇救ったのがドズルであり、MS開発計画という最重要機密に彼を抜擢した。そこで兵隊ヤクザだった旧知ガイアマッシュオルテガと共にモビルワーカー毛が生えた段階試作MS搭乗して正に掛けテストパイロットとして腕をならした先行採用機プロトタイプザクブグ)に搭乗しスミス海戦い」で名を上げた開戦後MS熟練者として「青い巨星」の異名をとるが、ドズルから持ちかけられた「ブリティッシュ作戦」への参加要請には「悪魔のすることだ!」と異を唱えて軍を離れザビ家私物化されつつある祖国状況憂慮しつつもジオンにとって天下分け目戦いであるルウム戦役クランプ、コズンたちが従軍するのを見送ったドズルとの信頼関係深くザビ家ラル家の恩讐越えた強い信頼関係があった。故にギレン指示丸め込まれドズルが「ブリティッシュ作戦」に“従事させられた”ことには我慢がならなかった様子抗議の意味辞職その後ラル言わんとすることを理解したドズルミネバ思い悔恨する。その後ガルマ仇討ちという「私戦」に従事するため復隊するのを了承したのも、華々しい功績ラルを軍の中枢据えたいというドズル真意や弟ガルマ対する深い愛情ゆえと理解してのことで、キシリアの息のかかった地上軍総司令マ・クベ協力など得られない半ば了解した形で作戦臨んでいる。(ウラガンサボタージュ影響で)マ・クベ陣営には約束反故にされるなど苦杯舐めさせられたが、マ・クベ自身は「いつまで日陰者ではな」とラル能力正当に評価していた。 また、能力人格は軍内部でも高い評価受けていたらしく、様々なガンダム関連作品でも彼の孤立無援状況での死を惜しむ声は多かった。 もともと正妻居ないラルハモンを「愛人」(内縁の妻)として作戦従事させたのも、二人共犯者として様々な謀略関わり、常に共に危ない橋を渡る仲だったからだといえる。既に没落したとはいえ名門の出であるラルと、元は不良少女ラル少女時代から知り雌伏時代献身的に支えたハモンにとっての共通項アストライア辿った悲劇だった。それでもハモンラル「あなた」あたかも長年連れ添った夫婦あるかのように呼んでいる。彼の戦死後ハモンタチ中心にして「仇討ち」が決行された。その際ハモンアムロに「私とラル人生豊かだった。それを終わらせたのが坊や、貴方なのよ」と語るに到るクラウレ・ハモン 声 - 沢城みゆき 原作およびランバ・ラル編ジャブロー前編ではラル内縁の妻で軍籍持たない身でありながら最愛腹心としてラル支え彼の戦死後タチと共に仇討ち決行しリュウ・ホセイコア・ファイターとの空中衝突戦死する。だが、シャア・セイラ編以降重要人物主役一人不良少女夜遊び明け暮れていた時代年齢詐称して働いていた酒場「エデン」純粋な心を持つ歌姫アストライア知り合いその人生が一変するアストライアダイクン見初められたことでハモン子供ながらに二人の間を取り持つためキャスバル誕生でも重要な役割を果たす。またアストライアの後を受けた歌姫としてバーテンダークランプと共に「エデン」切り盛りするアストライアへの思慕友情ひとかたならず、彼女が産んだキャスバルとアルテイシア政争から逃がすため、連邦軍人に成りすまし二人ガンタンクで逃がすという危険を冒すその後自身への恋慕利用してタチ動かし二人ジンバ・ラル地球逃がしたその後愛す我が子他人に委ねた心痛を病として苦しアストライアを影ながら見守る。ドズル配慮対面果たしアストライア勇気づけるがその甲斐もなくアストライア早逝する。 ザビ家睨まれたことで要職解かれ不遇託つランバ・ラル献身的に支えラルに陽の当たる道を歩ませたい痛切に願うが、不器用な性格故に上層部衝突して地位喪うラル温かく見守るラルの項にある台詞集約されてしまうが、愛に生き、愛に死んだ女性。 タチ・オハラ 声 - 北沢力 少尉中尉原作では単にラル心酔しハモンラル仇討ち力を貸すだけの存在本作では重要な役所をこなす。ジオン共和国時代に、常連として通っていた店の歌姫ハモン入れあげ、「用心棒役」となっていた。色仕掛けで彼女に協力しジンバ・ラルとキャスバル、アルテイシア兄妹貨物便で地球に送る。当初頼りない青年士官であったが、「ルウム編」では情報部所属の軍人として再登場開戦後キシリア機関の目を掻い潜りセイラ接触。彼女にキャスバル(エドワウ)とシャア・アズナブル入れ替わり匂わせる情報届けている。 その後地球諜報活動に就いていたが、ラル戦死と、ホワイトベース対すハモン仇討ち計画知り密かな想い人ハモンへの最後奉公とばかりあらゆる伝を動員して旧型ザクマゼラアタックなどの装備ホワイトベース進路情報を手に馳せ参じる自身ザク搭乗してホワイトベース特攻をかけるがガンタンク射撃を受け、最後にハモン役に立て本望と言い残して戦死また、ハモンとの再会時にラルほどの人材捨て駒にするジオン明日はない敗戦予言していた。 クランプ 声 - 近藤浩徳 ラル副官長らくクラブ「エデン」バーテンダーに身をやつしていたが、ムンゾ防衛隊時代からラル部下ルウム戦役で軍に復隊した。仇討ち部隊編制されるハモンと共に参加した白兵戦では艦橋制圧のため外部から爆破侵入しようとするも、キッカの姿を見て驚き退くよう促すミライキッカ庇い割れた窓から侵入しようとした際にミライ撃たれ戦死コズン・グラハム 声 - 丹沢晃之 クランプ同様にムンゾ防衛隊時代ラル部下仇討ち部隊にも参加階級曹長准尉少尉ブリティッシュ作戦憤ってラルは軍を抜けたがコズンはルウム戦役参加その際ザクバズーカ一撃戦艦撃沈するシャア中尉活躍見て自身予備弾委ねようとするが、「従軍出来なかったラル大尉の分まで働け」と諭されている。 ラル隊の一員として熟練パイロットぶりを発揮するも、アコース機がやられてラル撤退命令出たにも拘わらずガンダム鹵獲こだわって撤退が遅れる。怒ったカイガンキャノン背後からラリアットを喰らわされて逆に機体もろとも鹵獲され捕虜となる。WBクルー素人集団だと見抜き尋問巧みにはぐらかすセイラ食事かこつけてコズンに個人的接触図ってシャア情報引き出そうとしたのを勘違い頃合い見計らい脱走を図る。ラルWB内の状況報告し自機取り戻そうとするが、セイラ見咎められ同行するように誘うが拒絶され組み敷く逆にキック反撃された。その後機体奪還諦めて身一つ逃亡図ろうとするも追跡していたセイラ合流したオムルバズーカハッチごと吹き飛ばされ死亡したアコーズ ラル部下。コズンとのコンビラルグフ援護する。しかし、二度目交戦ダニーガンキャノンザク頭部吹き飛ばされた後、ビームライフルコクピット撃ち抜かれ戦死原作での名前はアコースゼイガン ラル部下バイク乗り偵察任務敢行するステッチ ラル部下3度目WB襲撃WB取り付いて攻撃するミライ異常姿勢での操艦をしたことで振り落とされた。その後白兵戦仕掛け作戦でもザク搭乗アムロ操作するガンダム撃破され戦死

※この「ランバ・ラル隊」の解説は、「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の解説の一部です。
「ランバ・ラル隊」を含む「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の記事については、「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の概要を参照ください。

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