ジンバ・ラル
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「機動戦士ガンダムの登場人物 ジオン公国軍 (あ行-さ行)」の記事における「ジンバ・ラル」の解説
声 - 滝雅也(テレビ版)/ 茶風林(THE ORIGIIN) ランバ・ラルの父であり、シャアとセイラの回想シーンにのみ登場する。ジオン共和国の創始者ジオン・ズム・ダイクンの側近。ダイクンの死後、政権を簒奪したデギンによってジオン公国が成立すると、その迫害を避けるためダイクンの遺児であるキャスバル(シャア)、アルテイシア(セイラ)とともに地球に逃れ、その保護者となった。彼は、ダイクンの死をデギンの陰謀による暗殺であると主張し続けてきた。また、キャスバルとアルテイシアに、ジオン・ダイクンの説いたニュータイプの思想について説明をしているセリフもある。劇中の回想シーンでは、好々爺然としたスマートで白髭を蓄えた老人として夫人とともに二人の遊び相手をしており、アルテイシアは親しみをこめて「爺や」と呼んでいる。 一方小説版ではザビ家への復讐を執拗に説くためアルテイシアから嫌われており、最終的に「子の不幸を親が望むでしょうか」とまで言われている。調査したランバ・ラルによると、一年戦争末期になっても地球で存命とされている。 漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では小説版に近い設定で描かれている。デキン・ザビと同格ともいえるジオン・ズム・ダイクンの側近であり、ザビ家に追随するほどの権勢を有していたが、権力を簒奪したザビ家への憎悪に凝り固まった偏執狂的な老人として描かれており、息子のランバからも呆れられていた。ダイクンの死をザビ家による暗殺と主張しデギン・ザビと対立するも、サスロ・ザビを暗殺したと濡れ衣を着せられた結果、それを信じた民衆に屋敷を取り囲まれるなどして国民からの支持を喪失し、立場を失う。ランバの依頼によるクラウレ・ハモンとタチの手引きでキャスバルやアルテイシアと共に船荷に隠れてジオンを脱出。地球に降りてマス家で暮らしつつキャスバルに対し、人類のニュータイプへの覚醒やザビ家への憎しみを植えつける養育を施すが、アルテイシアは辛気臭い彼を嫌い、話を聞こうともしなかった。また、キャスバルとアルテイシアを引き取り養子としていたマス家の当主テアボロ・マスも幼い2人を無理矢理ジオンへの反攻に加担させようとする彼を強く非難した。しかし、その一方で彼らの亡命先はキシリアの諜報機関によって監視され続けており、アナハイムと手を結びジオンへ反攻を計画しているジンバを危険視したキシリアの命でマス家を暗殺者の一団が襲撃した際に、甲冑を着た暗殺者に刺殺された。
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