憎しみ
憎しみ
憎しみ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/17 13:42 UTC 版)
憎しみ | |
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La Haine | |
監督 | マチュー・カソヴィッツ |
脚本 | マチュー・カソヴィッツ |
製作 | クリストフ・ロシニョン |
撮影 | ジョルジュ・デアン |
編集 |
マチュー・カソヴィッツ スコット・スティーヴンソン |
配給 | KUZUIエンタープライズ |
公開 |
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上映時間 | 98分 |
製作国 |
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言語 | フランス語 |
『憎しみ』(La Haine) は、1995年に制作されたフランス映画。パリ郊外の「バンリュー」(移民が多い、貧しい公営住宅地帯)を舞台に人種差別を扱ったマチュー・カソヴィッツの監督作品で、カンヌ国際映画祭 監督賞、ヨーロッパ映画賞の新人賞などを受賞した。
キャスト
- ヴァンサン・カッセル:ヴィンス
- ユベール・クンデ:ユベール
- サイード・タグマウイ:サイード
- フィリップ・ナオン:警察署長
あらすじ
1990年代のフランス。パリ郊外の貧しい公営団地バンリューで若者たちによる暴動が起こった。住人で移民の若者アブデルが警官に暴行され、重傷で入院したためで、鎮圧にあたった警官の一人が拳銃を紛失した。
翌朝、騒ぎの収まった団地内で麻薬を吸う不良仲間のヴィンツ(ユダヤ人)、サイード(アラブ系)、ユベール(黒人ボクサー)の3人組。若者たちがたむろする団地の屋上に上がると、警察所長や刑事たちが立ち入り禁止だと排除に来た。野次を飛ばすヴィンツ。警官の銃を拾ったのは、実はヴィンツだった。実際には銃に触れるのも初めてだったが、暴動のきっかけである友人のアブデルが死んだら、報復に警官を殺すと息巻くヴィンツ。家族思いのユベールは、荒れた団地から出ることを真剣に考えていた。
アブデルの兄が警察署に向けて発砲し、駆けつけたユベールたちも逮捕されかけた。警官に銃を向けるヴィンツをなんとか制して、サイードと3人でパリ行きの列車に乗り込むユベール。パリの知り合いから金を回収しようとして騒ぎを起こし、通報されて逮捕されるユベールとサイード。銃を持っているヴィンツは逃げおおせたが、ユベールたちは警察署で暴行を受け拘留された。
パリの不良たちと合流するヴィンツ。パリの不良は些細なトラブルでも銃を撃ち、ヴィンツを驚かせた。釈放されたが終電を逃すユベールとサイード。ヴィンツも加わり車を盗んで帰ろうとするが慣れない作業で失敗。駅で始発を待っていると、アブデル死亡のニュース映像が流れた。
白人の不良たちとトラブルになり、銃を向けるヴィンツ。わざと「撃て!」と挑発するユベール。ヴィンツには撃てなかった。始発で団地の最寄り駅に戻り、別れ際にユベールを信頼して拳銃を預けるヴィンツ。そんな丸腰のヴィンツを捕まえて「屋上にいたな!」と銃を突きつける刑事。その銃が暴発してヴィンツは即死した。ユベールが刑事に銃を向ける姿を目撃するサイード。最後の銃声が誰の銃のものかは分からなかった。
外部リンク
「憎しみ」の例文・使い方・用例・文例
- 数年の間に彼女は隣人に対して憎しみを募らせた
- 彼らは憎しみから武器を取って戦った
- 彼らはかつて互いにひどく憎しみ合っていた
- 偏見と憎しみは互いに助長し合う
- 憎しみが彼の目に燃え上がった
- 彼らは憎しみ合っている
- 憎しみのこもったことば
- 隣人に憎しみの目を向ける
- 彼らの憎しみ合いは些細な出来事から始まった
- 愛と憎しみがその小説の主題だ
- 憎しみによる犯罪の犠牲になる
- 私は私たちが憎しみあう事を恐れています。
- 憎しみの無い世界を願う。
- 憎しみからは何も生まれない。
- 彼女の愛は憎しみへと変わるでしょう。
- 恋は盲目。憎しみもまたしかり。
- 彼女は憎しみをこめて彼を見た。
- 彼女は徐々に私に憎しみを示すようになった。
- 彼女は愛とも憎しみともつかないものを感じた。
- 彼は彼らに対して深い憎しみを抱いた。
憎しみと同じ種類の言葉
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