ブリティッシュ作戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/23 01:54 UTC 版)
ブリティッシュ作戦の名称は、植民地(コロニー)を喪失したことで大英帝国が衰退した故事にちなんだものとされる。 南アメリカ大陸のジャブローにある地球連邦軍総司令部は、天然の地下空洞を利用した難攻不落の大要塞であった。ジオン公国はこれを撃滅する方法としてスペースコロニーを落下させる事を決定した。 宇宙世紀0079年1月4日、サイド2の第8番コロニー「アイランド・イフィッシュ」に核パルスエンジンを装着して正規の軌道から離脱させ、地球へ落下させるコースへ移動させた。 落下目標はジャブローであったが、落下軌道をとるコロニーに対して地球連邦軍はティアンム艦隊による直接攻撃や地上からの核ミサイルの発射など迎撃を加え、コロニーをアラビア半島上空で崩壊させジャブローへの直撃だけは阻止することに成功した。 しかし1月10日、地球連邦軍の迎撃で崩壊したコロニーの残塊が相次いで地球に落下。大きく3つに崩壊したコロニーの内、ベイ部分はオーストラリアのシドニーに、残りの部分はバイカル湖、北米大陸にそれぞれ落着した。 これによってオーストラリア大陸の16パーセントが消滅し、特に落下地点のシドニーはほぼ跡形なく消滅、シドニー湾と呼ばれる直径500kmのクレーターができた。崩壊の際に発生した無数の小さな破片は、ユーラシア大陸やアメリカ大陸など地球全土に降り注いだ。さらに2次被害として衝撃波、津波、異常気象などが発生し、地球に対して長年にわたって多大な悪影響を及ぼし続けた。また、地球の自転速度すら1時間あたり約0.1秒速めたとされる。
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