ムーンレィス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/12/11 03:32 UTC 版)
「∀ガンダムの登場勢力」の記事における「ムーンレィス」の解説
月に住む人類全体を指す、黒歴史の時代において最終戦争によって荒廃した地球から月に移り住んだ人々。冒頭の説明によれば、「アメリア大陸のサンベルト一帯」に住んでいた人々であるとの事。 元首は月の姫ディアナ・ソレル。ソレル家は黒歴史発生から暫く経ち、月・移民双方の備蓄エネルギーが底を突きかけた頃、アステロイド・コロニー「ミスルトゥ」において宇宙で植物を宇宙の重力下で効率よく育てる事に成功。人々に月面で生活する力をもたらした事で、月世界での統治者の地位につき現在の統治国家を形成した(ディアナは開発者ソレルの娘)。ソレル家には絶対忠誠を誓う二つの名門、軍事を司るギンガナム家・市民の眠りを守るメンテナー家が「王冠を守る鷲」として存在する。 黒歴史時代の科学テクノロジーの大半を持ったまま地球より脱出した彼らはフォン・ブラウンを含む月の移住区に移民した。地球から持ち出した物には当時の文明社会の風習の他、農作物、海産物(鯨・蛸・魚)、鳥類、昆虫、草食動物など。やがて月には市民階級が誕生、住民にはコールドスリープ装置が支給され、地球の浄化を待つ事となる。ただし、以下の問題点が存在する。 正規市民における下層階級の者への差別が存在。それがどのようなレベルの話であるか不明だが、ハリー・オード曰くコールドスリープは性能が上層よりも劣る。 脱出時に地球へ残留した人々とその子孫に対し「劣等な者」という感情と認識が存在。過去幾人かが移住後に月へ移民したが、その時点でつれてきた人々を同胞と認識せず迫害の対象とする。一切地球人と交わらずムーンレィス間のみで世代を重ねたレット隊の面々には「地球暮らしが長すぎておかしくなった」と認識する。 市民の生活周期は不明だが、正暦2345年時点(本編2話以降)に登場する何人かはコールドスリープと数年の起床を繰り返し建国時代より現在まで生活し続けている。無論、純粋な月生まれも誕生しており、地球へ降下した軍人の多くが地上の気象について知らなかった為、降下隊のほとんどが月生まれで形成されていると思われる。
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