動力系統
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「ハリアー II (航空機)」の記事における「動力系統」の解説
エンジンは、AV-8Aではペガサス11の米海兵隊版であるF402-RR-401を搭載していたのに対し、AV-8Bではペガサス11-21の米海兵隊版であるF402-RR-406に換装されたものの、これによるパワーアップは3パーセントにも満たなかった。また上記の主翼面積増大に伴う空力抵抗の増加もあって、機体の軽量化が図られたにもかかわらず、水平最大速度はおおむね40ノットの低下となった。また脚上げ・フラップ上げ状態での最大許容速度は、AV-8Aではマッハ1.2だったのに対し、AV-8Bではマッハ1.0となり、例え急降下でも超音速で敵機を追尾することは許されない亜音速機となった。 ロールス・ロイス社では、再設計したファンを組み込むなどしたペガサスの全面的な改良型としてペガサス11-61を開発しており、推力を22,000重量ポンド (98 kN)から23,800重量ポンド (106 kN)に強化したほか、信頼性も向上していた。米海兵隊はこれをF402-RR-408として採用、1987年7月には購入契約を締結し、NA仕様の27機目(163873号機)より搭載を開始した。ただし搭載開始直後にエンジントラブルが発生したために1991年には-408装備機を飛行中止としたのち、暫定的に-406Aに換装して飛行再開とする措置がとられたが、後にはエンジンの改修によって-408の搭載が再開され、既存の-406搭載機も-408に換装された。 なお主翼燃料容量の増加に伴って、機内燃料搭載量は、AV-8A/Cと比して50パーセント増の7,759ポンド (3,519 kg)となった。
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動力系統
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ターボプロップエンジンは離着陸性能においては有利な点もあるものの、高速巡航性能と一発停止時の上昇限度の要求を満たすことができず、またプロペラ等を含めると整備性・信頼性にも劣ると考えられたことから、本機ではターボファンエンジンが採用されることになった。エンジンの構成については、双発にするか4発にするかの議論も含めて4案が検討されたが、結局、既にマクドネル・ダグラス DC-9などで採用されていたプラット・アンド・ホイットニー JT8D-9の双発構成が採用された。 ジェット化によって高速・高高度での運用が可能となり、C-46やYS-11による定期便では一泊を要した行程も日帰りでできるようになり、任務効率は飛躍的に向上した。ただし当時の政治状況から国内での活動にのみ絞った要求性能とせざるを得ず、C-X計画の開発予算が認められた昭和41年度の時点では、小笠原諸島や沖縄はまだアメリカ合衆国の施政権下にあり、国内運航対象外であったため、運航に必要な航続距離を2,200キロ以上とする要求はできなかった。 このため、後にこれらの地域の本土復帰が実現すると、国内基地間の空輸力の不足が問題となった。本機ではもともと、中央翼の桁間部分に増槽を組み込む余地が確保されていたことから、これを活用して燃料タンクを追加する改修が行われた。燃料容量は、標準は4,182ガロン(15,830リットル)であったが、中央翼増槽(1,250ガロン、4,732リットル)を設置した機体は5,432ガロン(20,562リットル)に増加した。しかしその後も、硫黄島航空基地や南鳥島航空基地への空輸の際には、島に保管された貴重な燃料を給油せざるを得なかった。
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動力系統
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「CH-47 (航空機)」の記事における「動力系統」の解説
本機はヘリコプターとしては高速であり、ベトナム戦争に投入された当初、ヘリボーン部隊の火力支援用に用いられていたUH-1B武装ヘリコプターでは追従困難という問題が生じて、専用の攻撃ヘリコプターであるAH-1 コブラの開発につながった。
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動力系統
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「メルセデス・ベンツ L319」の記事における「動力系統」の解説
板バネと固定車軸は単純さが長所であり、自社製の乗用車用エンジンを流用することで開発費用も抑えることができた。オリジナルのL319はメルセデス・ベンツ 180Dと出力43 hpのエンジンを共用していた。その後に多少出力が向上したディーゼルエンジンがガソリンエンジンと共に提供された。
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動力系統
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「ベッドフォード・CA」の記事における「動力系統」の解説
CAは通常の動力系統の配置を採っており、車体前部にエンジンを縦置きし、後輪を駆動していた。トランスミッションはエンジンの直後に置かれ、トルクチューブ式のシャフトを介して後輪の固定車軸へと伝達された。 このエンジンと3速トランスミッションはボクスホール・ヴィクター(F-シリーズ)にも使用され、後のFC-シリーズモデルの4速トランスミッションは3速のベッドフォード・CAに簡単に取り付けることができた。後にはこの4速トランスミッションは工場オプションとして設定された。
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