【特殊作戦】(とくしゅさくせん)
特別に選ばれ、高度な訓練を受けた人員で組織された小規模部隊、いわゆる特殊部隊により行われる軍事作戦。
一般的に、特殊作戦は敵の勢力下におかれている地域や公然とした軍事活動が政治的問題になる地域において行われる。
従って、特殊作戦は不正規な軍事活動に属する高い危険性を伴った作戦である。
こうした作戦を遂行する部隊を特殊部隊と呼ばれる。
特殊部隊に属するメンバーは正規部隊から綿密に選抜され、特別な訓練を施した後、通常戦力とは別の部隊編制として運用される。
主な特殊作戦
特殊作戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/23 23:11 UTC 版)
特殊作戦(とくしゅさくせん、英: special operations)は、通常戦力では達成することが不可能な軍事作戦のこと[1]。特別に指定・選出・編成・装備され、特殊な訓練を受けた精鋭で構成された特殊部隊による軍事作戦である[1][2]。
概要
特殊作戦部隊が実施している活動はあまりに幅広く、コリン・グレイは、列挙するような形でその任務を定義することはほとんど無意味とまで指摘している。アメリカ国防総省では、「敵対的、もしくは敵の制圧下にある環境、あるいは政治的に敏感な環境において、幅広い通常戦力を必要としない軍事力を用いて、軍事的、外交的、情報上、経済的目的の全て、もしくはいずれかを達成するために実施される作戦」と定義されている[1][3]。
合衆国法典第10編では、アメリカ特殊作戦軍が行う特殊作戦活動を下記のように区分している[1][2]。
- 直接行動 (direct action) [注 1]
- 特殊偵察 (Special reconnaissance)
- 不正規戦争
- 海外国内防衛 (Foreign internal defense) [注 2]
- 民事作戦
- 対テロ作戦
- 心理戦[注 3]
- 情報戦
- 大量破壊兵器拡散防止
- 治安部隊支援(security force assistance)
- 対反乱作戦
- その他大統領や国防長官に命ぜられた事項
これらの作戦は、概して、直接的アプローチと、間接的アプローチに大別される。直接的アプローチは「射撃手」と喩えられ、直接行動や大量破壊兵器拡散防止など、敵性勢力と直接に対峙する作戦である。一方、間接的アプローチは「ソーシャルワーカー」と喩えられ、海外国内防衛や民事作戦など、敵性勢力と対峙する友好国を援助する作戦である。この2つのアプローチの間には常に緊張関係が存在しており、どちらを重視すべきかという点で、しばしば軍の内部でも意見が対立する[1]。
脚注
注釈
出典
参考文献
- Barnett, F. R.; Tovar, B. H.; Shultz, R. H. (1984). Special operations in U.S. strategy. National Defense Univ. Press. NCID BA18556431
- Charters, D.; Tugwell, M. (1989). Armies in low-intensity conflict: A comparative analysis. Brassey's Defence Publishers. NCID BA12750147
- Geraghty, T. (1980). Who dares wins: The story of the special air service, 1950-1980. Arms and Armour Press. ISBN 978-0853684572
- Paddock, A. H., Jr. (1982). U.S. Army special warfare: Its origins. United States Govt Printing Office. ISBN 978-0318201580
- Stilwell, A. (2007). Special forces in action. Amber Books. ISBN 978-1905704286
- Whitter, H. S. (1 1979). “Soviet special operations/partisan warfare: Implication for today”. Military Review 59 (1): 55-57.
- 塚本, 勝也「米軍の特殊作戦部隊の役割と課題―アフガニスタン・イラクにおける活動の事例を中心に―」(PDF)『防衛研究所紀要』第14巻第1号、防衛省防衛研究所、2011年12月、65-85頁、NAID 40019135054。
- 矢野, 哲也「米国の秘密活動と指揮権論争」『国際公共政策研究』第20巻第1号、大阪大学大学院国際公共政策研究科、2015年9月、81-95頁、NAID 120005844428。
関連項目
特殊作戦
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「機動戦士ガンダム0079カードビルダー」の記事における「特殊作戦」の解説
『0079』の無差別戦の名称を改めたもので、投票対象もメカ・キャラでなく「次回の特殊作戦のレギュレーション」に変更された。これは戦闘条件を 階級差なしフリーマッチ コスト制限800 コスト無制限だが出撃数は2機のみ 出撃数1機のみ 女性キャラクターのみ レアカード、アンコモンカード合計3枚のみ コモンカードのみ アンコモンカードのみ 武器カードなし カスタムカードなし 初期配置自由 敵軍デッキ情報表示なし 予備戦力なし 補給なし 隊長機を破壊すれば勝ち 母艦を破壊すれば勝ち の内3つがプレイヤーによって投票され、多数決で次回の特殊作戦が決定、決定してから3日間これが続く。
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