敵の勢力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 07:53 UTC 版)
「アニメ版星のカービィの登場キャラクター」の記事における「敵の勢力」の解説
デデデ大王 声 - 緒方賢一 自ら独裁者を名乗り、プププランドに圧政を敷く大王。詳しくは本人の項目を参照。 ドクター・エスカルゴン 声 - 龍田直樹 大王の側近で発明家でもある。プププランドの実質ナンバー2の人物。詳しくは本人の項目を参照。 ナイトメア 声 - 銀河万丈 全宇宙を恐怖で支配する企業帝国・ホーリーナイトメア社の会長で、本作の物語の元凶。 数万年前に魔獣の作製に成功、ホーリーナイトメア社を設立。自らをジェネレーターとして無限に魔獣を生み出すことで圧倒的兵力を築き上げ、銀河大戦に勝利。そのまま宇宙征服を試みたが、メタナイト卿が手に入れていた宝剣「ギャラクシア」の力によってその最終目的はかろうじて阻まれている。新世代の星の戦士カービィがプププランドに定住して以来、デデデ大王を利用して重点的に魔獣(刺客)をカービィへたびたび送り込んでいる。 裏切り者のナックルジョーを処刑しようとしたり、生み出した魔獣であっても自分に歯向かう者には容赦しない冷酷な性格。自らが表立って戦うことはほとんど無く知略の方に長けているが、上述の経緯により専ら魔獣やデスタライヤーの大群で制圧する物量作戦を好む傾向がある。ゲーム版ではマントの下に隠れた体が弱点だったのに対し、アニメでは逆にあらゆる攻撃を吸収してしまう異空間につながっており、どんなに強力な攻撃も無効化する。また、彼自身も悪夢の化身であり生物では無いため、現実世界におけるナイトメアは明確な実体を持たない(そのためハルバードを遥かに超える大きさになったり、大型の魔獣程度にまで縮んだりと自由に体の大きさを変えれる)。フームの体を掴めるなど、ある程度は質量を持っているが、物理的攻撃が通じない以上は実質無敵に等しく、戦艦ハルバードすら「みじめな兵器」とあしらった。 最終回ではフームを利用してカービィをおびき寄せ、無駄に攻撃させ疲弊したところを夢の世界に引きずり込み、始末しようとする。しかしナイトメアは「人々の悪夢が実体化して誕生した存在」であるがゆえに夢の中の彼こそが本体である事、そしてゲーム版同様に彼の弱点とするスターロッドをカービィが夢の中で手に取れる事を知らなかったのが命取りとなり、スターロッドカービィによって大量の星屑に囲われ消滅した。その際に「全ての生き物が恐怖を覚える限り、私は何度でも蘇る」と復活の可能性を仄めかしていた。 カスタマーサービス 声 - 銀河万丈 ホーリーナイトメア社のセールスマンを請け負うナイトメアの忠実な部下。 スーツ姿でサングラスをかけており、上半身は顔が薄い灰色であることを除けば人間そっくりの姿(等身については後述)。「ヒューマノイド」という設定だが(公式サイトより)、作中でこの設定に触れられた事は無い。慇懃無礼な言葉遣いや「ホホホ」と高い笑い声が特徴的。デデデ達からは縮めて「カスタマー」と呼ばれることが多いが(カスタマーとは顧客の意味なので、デデデ本人を指している)、本人は一貫して「カスタマーサービス」と紹介している。 商才に長け、巧みなセールストークを用いて客であるデデデに魔獣を買わせるように誘導し、デデデが何らかの金儲けや悪だくみを企んだときは理由をつけて自社製品を購入させるなど、商売人として確かな手腕を持っている(これは顧客のデデデ自身が非常に騙されやすいため)。デデデがツケで高価な魔獣なども購入しているため返済が滞る事が多く、負債が大きくなると魔獣を売らない事もある。また、強制的に返済させるために金策を講じることもある。 目的の為なら顧客であるデデデ達や大勢の無辜の犠牲も厭わないことが多く、負債回収や上司であるナイトメアの指示によりデデデの意思とは無関係に魔獣を送りつけるのは生易しい方で、カービィ抹殺のためプププランドに妖星ゲラスを落とそうとしたり、デデデ達も乗り込んでいる戦艦ハルバードを撃破しようとするなど、冷酷で残忍な本性を併せ持つ。特に終盤はデデデ城諸共空爆し、用済みとなったデデデ城のデリバリーシステムを破壊した。それでも得意のセールストークでデデデを唆し、デデデの頭の悪さも手伝って彼らをハルバードの始末やカービィ達の居場所を探る為、そしてフームを人質に取る為に最後まで利用した。 基本的にその場にはいない(必ずモニターを通して会話している)ため酷い目に逢わされることもほぼないが、デデデにゴミや要らない新聞をデリバリーシステムで押し付けられてそれに埋もれてしまったことがある(81話)。 最終回ではナイトメア要塞の司令室に招き入れたデデデとエスカルゴンによって、カワサキの不味いレバニラ炒めを口に押し込まれるという屈辱的な仕打ちを受ける。その後、ナイトメア撃破の知らせを聞くや否や、司令室から一目散に逃走。要塞崩壊時には断末魔のような彼の悲鳴が響き渡ったが、カスタマーの最後自体に関しては明確に描写されることはなかった。 なお、アニメ版公式サイトのキャラクター紹介では「アニメの世界観に合わせて3頭身しかない(腰の下に直接足が付いている)」と記載されており、最終回で3頭身ということが正式に明らかとなった(全身がはっきりわかるのは最終回のみである)。それ以前に全身が映ったこともあったが、その時は袴を着て正座しているように見せかけていた(新年第一回目の放送では彼は袴姿で登場する)。 ほぼ全てのエピソードに登場しているが、逆に彼自身が登場しないエピソードもある。
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