特殊任務部隊A-01(VFA-01)
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「マブラヴシリーズの登場人物」の記事における「特殊任務部隊A-01(VFA-01)」の解説
伊隅 みちる(いすみ みちる) 声:湯川みゆき / 渡辺久美子 / 大地葉 特殊任務部隊A-01第9中隊(通称「伊隅戦乙女中隊(イスミ・ヴァルキリーズ)」)の中隊長兼A小隊長。階級は大尉。 ポジションは迎撃後衛(ガン・インターセプター)。完璧主義的な堅苦しい印象とは裏腹に面倒見がよく、とても部下思いな人物である。伊隅四姉妹の次女で、長女・やよいは日本帝国内務省に在籍しており、三女・まりかと四女・あきらの2人は帝国陸軍の衛士。四姉妹の全員が同じ幼馴染の前島正樹に好意を寄せている。 「甲21号作戦」において、回収不可能となった凄乃皇弐型を手動で爆破させ、自らの命と引き換えに甲21号目標の排除とBETAの本土上陸を阻止した。なお自爆する直前に中隊長として最期のアドバイスを部下たちに残した。 『マブラヴサイドストーリー 継承』では、名前とあきら達の回想で姿のみ登場。A-01の中隊長を務めていることは極秘扱いで、表向きには「日本帝国軍からの出向扱いで教導隊へスカウトされた」という偽装の経歴で横浜基地に赴任していたことが明らかにされた。書類上の配属先は国連軍岩国基地。姉・やよいが国連軍より受領した死亡通知には「2001年12月25日15時27分、戦術機による戦闘訓練中の爆発事故により死亡」と記載されており、その際、跳躍ユニットの爆発が増槽に誘爆し遺体が残らなかったと説明された。なお、桜花作戦の数週間後、遺族には事実(一部機密情報を除く)が知らされた。 『君がいた季節』のヒロインの1人。SF編 原作には存在しなかった207訓練C分隊の活躍によって帝都クーデターの戦い以降から彼女を含む中隊員は全員生還している。 年上の女性の顔で武をリードしたり、同性の速瀬とも一夜を共にするなど身体で部下を慰める意外な姿が見られる。 宗像 美冴(むなかた みさえ) 声:隅谷直海 / 浅川悠 / 八巻アンナ 伊隅戦乙女中隊の迎撃後衛(ガン・インターセプター)。階級は中尉。 実力は部隊ナンバー3で、C小隊長を務める。中性的な外見が魅力的だが、冗談とも本気とも取れない発言が多く得体が知れない。京都出身で嵐山から見る京の風景が好き。いつも飄々としているが、実はロマンチスト。 武に突撃前衛としての心構えを説いたり、時には新人達を一喝したりと、軍人としては優秀。風間と行動を共にする事が多い。 「横浜基地防衛戦」において凄乃皇四型の台座崩壊に巻き込まれた風間の救出を試みるが、その際に残存していたBETAの攻撃を受け重傷を負ったため「桜花作戦」には参加できず、ヴァルキリーズの数少ない生き残りとなった。後に大尉に昇進し、帝国陸軍富士教導団・技術研究廠第12中隊ウルドの中隊長として、風間と一緒にF-15SEJ「月虹」の評価試験に参加した後、2003年8月富士教導団に新編された新生“イスミ・ヴァルキリーズ”中隊長となる。 『君がいた季節 リメイク版』のヒロインの1人。 風間 祷子(かざま とうこ) 声:三咲里奈 / 伊藤静 / 和氣あず未 伊隅戦乙女中隊の先任少尉で、制圧支援(ブラスト・ガード)を務める。 視野が広く大人しそうな物腰だが、実は早飯喰らい。個性派揃いの戦乙女中隊の中で、緩衝材として前衛と後衛の間を取り持っている。ヴァイオリンを趣味としており、腕前も相当なもの。よく他の隊員に呼ばれては、その腕を披露している。音楽という文化を後世に残す為に戦っている。宗像と行動を共にする事が多い。 「横浜基地防衛戦」において凄乃皇弐型の主機停止作業に当たるが、同四型の台座崩壊に巻き込まれ重傷を負ったため「桜花作戦」には参加できず、ヴァルキリーズの数少ない生き残りとなった。後に中尉に昇進し、富士教導団・技研廠第12中隊“ウルド”の副長として宗像と一緒に「月虹」の評価試験に参加した後、2003年8月富士教導団に新編された新生“イスミ・ヴァルキリーズ”副隊長となる。 2000年、国連軍入隊。 『君がいた季節 リメイク版』のヒロインの1人。 涼宮 遙(すずみや はるか) 声:栗林みな実 / 栗林みな実 / 平田真菜 特殊任務部隊A-01のCP将校(コマンド・ポスト・オフィサー)として戦域管制(オペレーター)を担当。階級は中尉。 中隊内でのコールサインは「ヴァルキリー・マム」。水月とは同期で親友。茜の姉。同期の鳴海に想いを寄せていた。見た目はおっとりしているが、とても芯が強く、怒ると怖い。総合技術演習の際に事故で重傷を負い、両足の切断を余儀なくされた。疑似生体移植による再生手術によって、現在は日常生活に支障がない程度には回復している。「横浜基地防衛戦」にて反応炉の停止作業中、制御室に侵入した闘士級BETAの攻撃により戦死。 『君が望む永遠』のメインヒロインの1人。 速瀬 水月(はやせ みつき) 声:石橋朋子 / たかはし智秋 / 山村響 伊隅戦乙女中隊の突撃前衛長(ストーム・バンガード・ワン)。階級は中尉。 B小隊長を務める、中隊のナンバー2。同期の鳴海に想いを寄せており、親友の遙とは恋のライバルでもあった。酒には極めて弱く、酔うと誰かしらに絡む。直情型で感情の起伏が激しいため宗像によくからかわれているが、必要な時にはその感情を完璧に抑える事が出来る強さと、軍人としての優秀さを兼ね備えている。「横浜基地防衛戦」において反応炉停止作業を担当するが、様々な障害により反応炉を停止させることは不可能と判断、武に最後のアドバイスを送った後、自らの命と引き換えにS-11(戦術機搭載型の高性能指向性爆弾)を手動で起爆させ反応炉を破壊した。 『君が望む永遠』のメインヒロインの1人。 涼宮 茜(すずみや あかね) 声:上原ともみ / 水橋かおり / 伊藤彩沙 伊隅戦乙女中隊の強襲掃討(ガン・スイーパー)。階級は少尉。 遙の妹。千鶴とは親友で同期(茜は207A分隊長)だったが、千鶴達のB分隊が総合技術演習に不合格となったことで、結果的に2ヶ月ほど早く任官している。水月に憧れており、水月と同じ突撃前衛となった武にライバル心を燃やす。同じA分隊出身の同期である柏木とは仲が良く、行動を共にする事も多い。「横浜基地防衛戦」で遙の戦死の報告を聞いて動揺していたところ、残存BETAの攻撃を受けて死亡したと思われたが、奇跡的に生還しヴァルキリーズの数少ない生き残りとなった。しかし、「桜花作戦」には参加できないほどの重傷を負ったため戦線を離脱し、「桜花作戦」に参加する武たちを見送った。 後に中尉に昇進、帝国陸軍富士教導団・技術研究廠第11中隊“スクルド”の中隊長としてXFJ-01(後に「04式」として正式採用される)「不知火・弐型」の評価試験を兼ねて甲20号攻略「錬鉄作戦」に参加した後、2003年8月富士教導団に新編された新生“イスミ・ヴァルキリーズ”B小隊長兼突撃前衛長となる。 『君が望む永遠』のヒロインの1人。武がいた『元の世界』の彼女と比べると、少し子供っぽい一面が見られる。 柏木 晴子(かしわぎ はるこ) 声:夏野巳琴 / 松浦チエ / 野田真理愛 伊隅戦乙女中隊の砲撃支援(インパクト・ガード)。階級は少尉。 茜とは同期で、同じ207A分隊の出身。普段から朗らかで人懐っこいが、常に冷静な視点で物を捉え、時には非情とも思える考えを持つこともある。それが周りの人間にとってあまり気持ちの良いものでないことも自覚しているようで、任官前は分隊長である茜に合わせていた。任官後は「訓練時代と同じ考えではいけない」と、茜と口論する場面もあるが、基本的に仲は良い。もうすぐ徴兵年齢を迎える弟達を気にかけている。好物は中華丼。「甲21号作戦」において伊隅の凄乃皇破壊作業を邪魔させないために単機防戦するが、要塞級BETAの触手攻撃により戦死。SF編 記憶の流入が起こり、密かな好意を抱いていた武と念願叶って恋人になった世界の存在が明らかとなる。記憶の流入に混乱する中で武も自身と同じ現象に悩まされている事を確信し、記憶の様な恋仲とはいかずとも仲間として彼を支える決意を新たにした。 鳴海 孝之(なるみ たかゆき) 声:杉崎和哉(『マブラヴ オルタネイティヴ クロニクルズ』PV) 涼宮遙・速瀬水月・平慎二の同期で、遙と水月の想い人。同期の慎二とは親友。本作では名前のみの登場。1999年、総合戦闘技術演習の事故で任官が半年遅れた遙と水月に先んじて慎二と共に国連軍A-01連隊第7中隊“デリング”に配属。同年8月上旬に実施された「明星作戦」に参加中、戦死したとされている。A-01の任務の都合上、戦死時の詳細については明らかにされていないが、味方部隊救出のために待機命令を無視して慎二とともに横浜市内に突入し、交戦したとされている。 「明星作戦」では「不知火」に搭乗し、慎二とエレメント(部隊編成の最小単位・2機分隊のコンビ)を組んだ。遙と水月が任官したのは、「明星作戦」で孝之と慎二が戦死してから20日後。 『君が望む永遠』の主人公。 平 慎二(たいら しんじ) 涼宮遙・速瀬水月・鳴海孝之の同期。同期の孝之とは親友。彼と同様に国連軍A-01連隊の隊員だったが、ヴァルキリーズとは別の中隊(孝之と同じ中隊)に所属していた。遙と水月に先んじて孝之と共にA-01第7中隊“デリング”に配属されたが、作中では「明星作戦」で孝之と共に戦死したとされている。「明星作戦」では「不知火」に搭乗し、孝之とエレメントを組んだ。 『君が望む永遠』の主要人物の1人。 築地 多恵(つきじ たえ) 声:中島沙樹 / 中島沙樹 / 今野千聡 涼宮茜と柏木晴子の同期で、207A分隊の一人。横浜事件(XM3トライアル演習中のBETA襲撃事件)で戦死しており、本編では名前が登場するのみ。 インテグラルワークスに掲載されているサイドストーリー「追憶 Recollection」で訓練生時代のエピソードが涼宮茜の回想という形で描かれている。また、コミック版ではepisode12(2巻)序盤のブリーフィング時や、12・5事件の際に出撃している姿(5巻)が描かれている。SF編 個別シナリオにて同性愛者であり、涼宮茜に恋慕を向けていた事を明確に描写される。 アプリのサービス終了画面も担当。同画面で彼女の胸をタップすると揺れ動き、その回数がカウント表示されるお遊び機能があった。
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