特殊任務プログラム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/29 00:58 UTC 版)
「ヴィクトリアス (音響測定艦)」の記事における「特殊任務プログラム」の解説
ヴィクトリアスは軍事海上輸送司令部の所属であり、操艦は19人の民間人船員が担当し、測定任務は5人の海軍軍人[要説明]が実施している。 ヴィクトリアスの船型は双胴船の中でも小水線面積双胴船 (SWATH) に分類される。この船型は船幅を大きく取っても波浪の影響を受けにくく、本体だけでも2,614m、曳航索を含めると4,500m近くになる長大なAN/UQQ-2 SURTASSソナーアレイを安定して曳航できるようにするために採用された。一般にSWATH船型は喫水線付近の船体を絞り込むほど波浪の影響を受けにくくなるが、絞り過ぎると主機関などが搭載できなくなるので限界がある。本艦ではディーゼル・エレクトリック推進を採用し、発電用機関を甲板上に配置することで喫水線付近の船体を大きく絞り込んでいる。本艦のような音響測定艦では主機関からの騒音が任務の妨げになりがちであるが、上記のような構成とすれば主機関を海面から離してノイズマージンを大きく取りつつ、波浪に対する安定性も最大限確保することができるので、極めて合理的な設計といえる。
※この「特殊任務プログラム」の解説は、「ヴィクトリアス (音響測定艦)」の解説の一部です。
「特殊任務プログラム」を含む「ヴィクトリアス (音響測定艦)」の記事については、「ヴィクトリアス (音響測定艦)」の概要を参照ください。
- 特殊任務プログラムのページへのリンク