特殊任務艦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/24 11:15 UTC 版)
「スタージョン級原子力潜水艦」の記事における「特殊任務艦」の解説
1979年、パーチー (SSN-683) は、シーウルフ (SSN-575)、ハリバット (SSN-587) に続く特殊任務艦に改装された。この場合の「特殊任務」とは、ソ連領海内に進出しての情報収集任務に従事することを意味し、同年、電子情報収集及び分析装置を増載する改装を受けた。1987〜1991年には、「研究開発(Research & Development)」計画に従い、メア・アイランド海軍工廠で、セイル前方に約30mの区画を挿入し、船体を延長する工事が行われた(同時に炉心交換も行われた)。これにより、海底作業用の区画および無人遠隔作業艇(ROV: Remote Operation Vehicle)格納庫が増設され、さらに72名の追加人員を輸送可能となる。これに伴い要目は大きく変わり、水中排水量は7,800tに増大し、速力はさらに低下した。 また、この大改装に伴って、代替艦として、リチャード・B・ラッセル (SSN-687) が所要の改装を施された上で、4隻目の特殊任務艦に指定された(1987年)が、パーチーの復帰に伴って指定は解除された。 パーチー (SSN-683 Parche) 全長:122.4m 喫水:8.8m 排水量(水上/水中):不明/7800t 水中速力:20kt以上 乗員:179名(士官22名、先任兵曹含め下士官兵157名) (注:1987〜91年の改装後の数値)
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