特殊作戦上陸中隊の錯誤とは? わかりやすく解説

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特殊作戦上陸中隊の錯誤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 04:51 UTC 版)

フォークランド紛争」の記事における「特殊作戦上陸中隊の錯誤」の解説

3月28日アルゼンチン軍侵攻部隊出航した当初計画では3月31日から4月1日夜間上陸する予定であったが、荒天のため24時間延期された。4月1日フォークランド諸島総督レックス・ハント卿は、アルゼンチン侵攻迫っていることを本国より通知されて、これを島民向けてラジオ放送した。これにより、アルゼンチン側は、既に戦術的奇襲成立しなくなっていることを悟った4月1日2130分(以下特記無い限りタイムゾーンUTC-4)、ミサイル駆逐艦「サンティシマ・トリニダド」より、特殊作戦上陸中隊92名がゴムボート21隻に分乗して発進した。これらの部隊二手分かれ、サバロツ少佐率いられ76名はイギリス海兵隊兵舎を、またヒアチノ少佐率いられ16名は総督公邸目指した。一方イギリス側は、停泊中の民間船航海レーダーで港を見張っており、2日2時30分にはこれらのアルゼンチン艦艇動き把握していた。また監視哨からも報告が相次ぎ4時30分にハント総督緊急事態宣言したアルゼンチン側の計画では、イギリス海兵隊兵舎就寝中のところを奇襲し死傷者出さず制圧することになっており、サバロツ少佐はこれに従って催涙弾投げ込んだが、実際にイギリス海兵隊は既に全員戦闘配置に就いており、兵舎もぬけの殻であった一方、ヒアチノ少佐の隊は、急遽この目標振り替えられたため、総督公邸に関する情報を何も持っていなかった。ヒアチノ少佐は4名の部下連れて降伏勧告赴いたが、誤って総督公邸ではなく執事住居入ってしまった。そして公邸では、海兵隊員31名と水兵11名、退役海兵隊員1名が自動小銃構えていた上に、総督運転手散弾銃を、そして総督自身拳銃構えていた。誤り気づいて出てきたヒアチノ少佐たちに銃撃浴びせられ、ヒアチノ少佐戦死、1名が負傷して降伏勧告向かった全員イギリス捕虜となった指揮官失ったアルゼンチン側は次の動き決められず、事態膠着状態となった

※この「特殊作戦上陸中隊の錯誤」の解説は、「フォークランド紛争」の解説の一部です。
「特殊作戦上陸中隊の錯誤」を含む「フォークランド紛争」の記事については、「フォークランド紛争」の概要を参照ください。

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