政治的問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/02 08:43 UTC 版)
「マグリオ・オルドニェス」の記事における「政治的問題」の解説
第1回大会に続いて、2009 ワールド・ベースボール・クラシックのベネズエラ代表に選ばれたオルドニェスだが、第1ラウンドから打撃不振に陥った。マイアミ、ドルフィン・スタジアムで行われた第2ラウンドでは、ベネズエラの応援団から一斉にブーイングを浴びた。これは、打撃不振に陥っていたこともあるが、政治的な背景があった。 オルドニェスは、ベネズエラのウゴ・チャベス大統領が推し進めた憲法改正(大統領の再選制限を撤廃する)の支持者であり、ベネズエラ国内で放映された国民投票を呼びかけるCMにも出演しており、チャベス支持者(チャビスタ)と見られている。在米ベネズエラ人には、極端な反米政策をとるチャベス大統領に反発している人々が多く、マイアミでの試合を観戦に訪れていたベネズエラ人も、その多くが反チャベス派であった。そこに、打撃不振でチームの足を引っ張っているオルドニェスに対してのフラストレーションが相まって、異例の自国の選手に対するブーイングに発展したのである。タイガースのチームメイトで同じくベネズエラ代表のミゲル・カブレラは、「(ファンの反応が)好きではない。野球に政治を持ち込んでほしくない」とコメントした。 チャベス大統領はオルドニェスへのブーイング問題についてコメントを出し、オルドニェスを擁護すると共に、自国民を野次るファンの存在を嘆いた。そして、ベネズエラが勝利するために国民が一体になって応援しようと諌めた。但し、2013年から現職のニコラス・マドゥロとの関係は明らかにされていない。
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