拡張システム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/29 06:53 UTC 版)
MPUボードのエッジコネクタにアドレスバス、データバス、オプションPIAの入出力ラインなどが出ており、当時よく使われていた放電プリンタやEPROMライタなどを容易に接続することができた。 オプションとして以下のようなボード(モジュール)が順次発売された。MPUボードを含めて4枚までのボードを実装できるマザーボード(H68MB01)とホルダ(H68MH01)、フルサイズのキーボードなども発売され、BASICターンキーモデルに近いシステムを構成することもできた。 テレビインタフェースモジュール(H68/TV):モノクロ キャラクタ:32桁×16行、64桁×16行 グラフィック:128×96ドット BASIC-Iインタプリタ(整数型):オーディオカセットテープで供給 BASIC-IIインタプリタ(浮動小数点型):マスクROMで供給 テレビ表示用モニタと各種サブルーチン:オーディオカセットテープで供給 VHFモジュレータを搭載しており、家庭用テレビにも表示することができた。 ペリフェラルコントロールモジュール(H68TPR1):1979年 プリンタインタフェース:いわゆるセントロニクス規格のプリンタを接続できる。 ディジタルカセットインタフェース:ディジタルカセット(TEAC PROLINE-100)を2台接続できる。 シリアルインタフェース:TTLレベルまたはRS-232Cレベルの端末機器を接続できる。 プリンタなどの制御プログラム:ボード上のEPROMとして供給 カラーテレビインタフェースモジュール(H68CTV1):1980年 キャラクタ:8色カラー 32桁×24行、64桁×24行 グラフィック:8色カラー 128×96ドット、モノクロ 256×192ドット BASIC-IIIインタプリタ:マスクROM(S68BSC3-R)、またはオーディオカセットテープ(S68BSC3-C)で供給 カラーテレビ制御用モニタ:マスクROM(X35)として供給(MPUボード上のモニタROMと交換して用いた) 2パスアセンブラ:オーディオカセットテープで供給(X35モニタROMにはアセンブラがなくなったため) VHFモジュレータ(H68TVM1)はオプションとなった。 メモリモジュール(H68/TM) H68TM04、H68TM08、H68TM16の3種類あり、最大16KBのスタティックRAM(2114型)を搭載できた。 標準アドレスは$2000~$5FFFで、ジャンパー線の変更で4KB(特定の4KBブロックのみ1KB)単位でアドレスの変更が可能。 キーボード(H68/KB) JIS(C6233)準拠キー配列の大型キーボード。 H68/TRのマスクROMを交換してポケッタブルコンソールの代わりとして使用可能。
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