アセンブラ
アセンブラとは、アセンブリ言語をCPUが理解できる機械語の形に変換するプログラムのことである。
計算機の中心的な部品である中央演算処理装置(CPU)は、機械語しか理解できない。このため、低水準で人間が読める形のアセンブリ言語で記述されたプログラムは、一度、アセンブラを使って機械語に変換されなければならない。アセンブラは、「LD A, 35H」(レジスタAに16進数の35をロード)のようなアセンブリ言語プログラムを受け取り、「0100(番地) 3E 35」(Z80機械語)のような機械語命令に変換する。
CやC++などの高級言語で記述されたプログラムは、通常、コンパイラによって機械語に変換されてから実行される。しかし、高級言語では、CPUレベルの細かい処理が記述できないことが多い。この場合、高級言語のコード中にアセンブリ言語を混在させることがある。このようなものをインラインアセンブラと呼ぶ。
アセンブラの具体例としては、GNUが提供しているGNU Assembler(gas)、Microsoft Macro Assembler(MASM)、情報処理試験用のCASLなどがある。C言語に対してC言語コンパイラがあるように、アセンブリ言語に対してアセンブラがある。
アセンブラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/29 06:53 UTC 版)
モニタと同じマスクROMに収められた1パスアセンブラで、ラベルを使用できる。ラベルはL+(2桁の16進数)で表し、標準でL01~L64の100個であるが、ユーザが指定すれば、最大L01〜LFFの255個使用できる。 ソースを直接キー入力してアセンブルできるが、プログラミングマニュアルにテキストエディタのソースリストが掲載されているので、これを入力してエディタの機械語プログラムを作成すれば、ソーステキストを編集してカセットテープに出力し、カセットから読み込んでアセンブルすることもできる。
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