アセンブルとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > アセンブルの意味・解説 

アセンブル【assemble】

読み方:あせんぶる

[名](スル)《「アッセンブル」とも》

集めること。集めた部品組み立てること。

コンピューターで、人間理解しやすい言語書かれプログラムを、機械語翻訳すること。→アセンブラー


アセンブル

【英】assemble

アセンブルとは、アセンブリ言語記述されコンピュータプログラムを、コンピュータ直接実行可能なオブジェクト形式変換することである。

プログラミング言語は、人間にとって理解しやすい高級言語から、機械よりの形式記述され低級言語まで様々なものがある。この中でアセンブリ言語では、プログラムニーモニックという記号表現され命令集まりとして表現され低級なプログラミング言語であるとされる

アセンブリ言語記述されプログラムは、一般的にそのプログラムの実行ターゲットとなるCPU中央演算処理装置)に依存するものになる他、抽象度の低い表現中心になる、などの特徴がある。その一方でレジスタ操作、メモリアクセスなどが自在に可能であり、きめ細かい指定により、CPU能力最大限引き出すことができる。

なお、高級言語場合は、機械語命令への変換処理のことを「コンパイル」と呼んで区別している。機械語への変換処理は、セマンティックギャップが大きくなるほど難しくなるアセンブリ言語から機械語への変換処理は、セマンティックギャップは小さく高級言語コンパイルするよりも容易である。

アセンブリ言語は、プログラミング生産性高くないため、ビジネスアプリケーション向けにはほとんど利用されない限られたリソース条件下で、最大限性能引き出必要がある組み込み機器などで利用される

プログラミングのほかの用語一覧
言語分類:  第4世代言語  中間言語
開発環境:  アセンブラ  アセンブル  インデント  インラインアセンブラ  インクルード

アセンブリ言語

(アセンブル から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/07 06:50 UTC 版)

カテゴリ / テンプレート


  1. ^ IBMはSystem/360から2011年現在まで一貫してアセンブラ言語 (Assembler Language)と 呼んでいる。例:IBM High Level Assembler
  2. ^ MIPSのアセンブラの一部など、(分岐命令のターゲットアドレスの先頭にある機械語命令を対象として)その分岐命令の遅延スロットへの移動を(副作用がない場合に)アセンブラ疑似命令 (.set bopt) の指示に応じて行うものもある。OPTASM(SLR社)という最適化アセンブラもあった。
  3. ^ 厳密にはCPUのビット幅に依存するが、マクロ定義はこれを条件付きコンパイルによりカバーしている。
  4. ^ GCC等、C言語への拡張によりシンボルへのセクション指定が可能なコンパイラはあるが、コンパイラへの強い依存性が生じる。アセンブリ言語であれば、およそセクションをサポートしたオブジェクトファイルが出力できるならばセクションの指定は何らかの手段で実装可能となる。
  1. ^ a b "ニモニックによって表したプログラムをアセンブリ言語(assembly language)プログラムと呼ぶ。" 伊藤. 機械語とアセンブリ言語. 埼玉大学, 電気電子物理工学実験III. 2022-12-25閲覧.
  2. ^ Stroustrup, Bjarne, The C++ Programming Language, Addison-Wesley, 1986, ISBN 0-201-12078-X: "C++ was primarily designed so that the author and his friends would not have to program in assembler, C, or various modern high-level languages." - assemblerassembly language の意味で使っている例
  3. ^ Intel Architecture Software Developer’s Manual, Volume 2: Instruction Set Reference. INTEL CORPORATION. (1999). http://download.intel.com/design/PentiumII/manuals/24319102.PDF 2010年11月18日閲覧。 
  4. ^ a b "各命令に、人間にとって意味があり、その命令が行う処理を類推できる文字列を対応付ける。この文字列をニモニック(mnemonic)と呼ぶ。" 伊藤. 機械語とアセンブリ言語. 埼玉大学, 電気電子物理工学実験III. 2022-12-25閲覧.
  5. ^ The SPARC Architecture Manual, Version 8”. SPARC, International (1992年). 2011年12月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年10月27日閲覧。
  6. ^ a b David Salomon (1993). Assemblers and Loaders
  7. ^ Microsoft Corporation. “MASM: Directives & Pseudo-Opcodes”. 2011年3月19日閲覧。
  8. ^ a b c d Intel Architecture Software Developer’s Manual, Volume 2: Instruction Set Reference. INTEL CORPORATION. (1999). pp. 442 and 35. http://download.intel.com/design/PentiumII/manuals/24319102.PDF 2010年11月18日閲覧。 
  9. ^ Evans, David (2006年). “x86 Assembly Guide”. University of Virginia. 2010年11月18日閲覧。
  10. ^ gotoが存在する言語もあるが、限定利用が推奨される
  11. ^ Answers.com. “assembly language: Definition and Much More from Answers.com”. 2008年6月19日閲覧。
  12. ^ NESHLA: The High Level, Open Source, 6502 Assembler for the Nintendo Entertainment System
  13. ^ Z80 Op Codes for ZINT
  14. ^ コンピュータ予約システム (CRS) やクレジットカード会社で使われているトランザクションOS
  15. ^ Dr. H.D. Mills (1970) 提案、Marvin Kessler 実装 in IBM連邦政府システム部門
  16. ^ Concept 14 Macros”. MVS Software. 2009年5月25日閲覧。
  17. ^ Saxon, James, and Plette, William, Programming the IBM 1401, Prentice-Hall, 1962, LoC 62-20615. - assembly program という用語を使っている例
  18. ^ J.DONOVAN, JOHN (1972). systems programming. pp. 59. ISBN 0-07-085175-1 
  19. ^ bit 編集部『bit 単語帳』共立出版、1990年8月15日、8頁。ISBN 4-320-02526-1 
  20. ^ Hyde, Randall. "Chapter 12 – Classes and Objects". The Art of Assembly Language, 2nd Edition. No Starch Press. © 2010.
  21. ^ (John Daintith, ed.) A Dictionary of Computing: "meta-assembler"
  22. ^ Beck, Leland L. (1996). “2”. System Software: An Introduction to Systems Programming. Addison Wesley 
  23. ^ Randall Hyde. “Which Assembler is the Best?”. 2007年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年10月19日閲覧。
  24. ^ Salomon. Assemblers and Loaders. p. 7. http://www.davidsalomon.name/assem.advertis/asl.pdf 2012年1月17日閲覧。 
  25. ^ The IBM 650 Magnetic Drum Calculator”. 2012年1月17日閲覧。
  26. ^ Jim Lawless (2004年5月21日). “Speaking with Don French : The Man Behind the French Silk Assembler Tools”. 2008年8月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年7月25日閲覧。
  27. ^ 松 --- 事実上最初のパソコン用日本語ワープロソフト
  28. ^ Toolchain, libraries and headers relationship - PlayStation Development Network
  29. ^ What were PS1 and N64 games written in? : gamedev
  30. ^ SegaBase Volume 6 - Saturn”. Eidolon's Inn (2008年1月10日). 2014年7月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年6月27日閲覧。
  31. ^ Lispによるリターゲッタブルコードジェネレータの実装 (PDF) Archived 2008年8月20日, at the Wayback Machine.
  32. ^ OOエンジニアの輪! ~ 第 21 回 川合史朗 さんの巻 ~ | オブジェクトの広場
  33. ^ NVIDIA Xbox GPU Specs | TechPowerUp GPU Database
  34. ^ Using Shaders in Direct3D 10 - Win32 apps | Microsoft Docs
  35. ^ Rusling, David A.. “The Linux Kernel”. 2012年3月11日閲覧。
  36. ^ Writing the Fastest Code, by Hand, for Fun: A Human Computer Keeps Speeding Up Chips”. New York Times, John Markoff (2005年11月28日). 2010年3月4日閲覧。
  37. ^ Bit-field-badness”. hardwarebug.org (2010年1月30日). 2010年2月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年3月4日閲覧。
  38. ^ GCC makes a mess”. hardwarebug.org (2009年5月13日). 2010年3月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年3月4日閲覧。
  39. ^ Randall Hyde. “The Great Debate”. 2008年6月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年7月3日閲覧。
  40. ^ Code sourcery fails again”. hardwarebug.org (2010年1月30日). 2010年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年3月4日閲覧。
  41. ^ [CEDEC]「FINAL FANTASY XV」の最適化はこうして行われた - GamesIndustry.biz Japan Edition
  42. ^ x264.git/common/x86/dct-32.asm”. git.videolan.org (2010年9月29日). 2012年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年9月29日閲覧。
  43. ^ “[https://github.com/torvalds/linux/blob/master/include/linux/export.h GitHub, torvalds / linux, include/linux/export.h]”. 2023年10月8日閲覧。
  44. ^ Hyde, Randall (1996年9月30日). “Foreword ("Why would anyone learn this stuff?"), op. cit.”. 2010年3月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年3月5日閲覧。


「アセンブリ言語」の続きの解説一覧

アセンブル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/30 04:31 UTC 版)

アーマード・コアシリーズ」の記事における「アセンブル」の解説

機体カスタマイズする行為は「アセンブル」と呼ばれている。機体胴体となるコア頭部腕部脚部構成され両手両肩武装機能追加した特性変化させるオプション搭載するパーツには重量AP(アーマーポイント、装甲値)だけでなく詳細なパラメータ設定されており、それらを勘案して機体構成することになる。アセンブルはミッションごとに変更できるため、依頼内容合わせて機体武器変更するのが基本であるが、必須はないた特定のアセンブルを使い続けることも可能。

※この「アセンブル」の解説は、「アーマード・コアシリーズ」の解説の一部です。
「アセンブル」を含む「アーマード・コアシリーズ」の記事については、「アーマード・コアシリーズ」の概要を参照ください。


アセンブル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 08:45 UTC 版)

アーマード・コア」の記事における「アセンブル」の解説

本作では、機体カスタマイズする行為は「アセンブル」と呼ばれている。機体胴体となるコア頭部腕部脚部動作深く関わるブースタージェネレータロックオン関わるFCS構成され両手両肩武装機能追加した特性変化させるオプション搭載するパーツには重量AP(アーマーポイント、装甲値)だけでなく詳細なパラメータ設定されており、それらを勘案して機体構成することになる。アセンブルはミッションごとに変更できるため、依頼内容合わせて機体武器変更するのが基本であるが、必須はないた特定のアセンブルを使い続けることも可能。尚、脚部積載量ジェネレータ出力によってはアセンブルに限界はある。

※この「アセンブル」の解説は、「アーマード・コア」の解説の一部です。
「アセンブル」を含む「アーマード・コア」の記事については、「アーマード・コア」の概要を参照ください。


アセンブル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/06 03:05 UTC 版)

C21」の記事における「アセンブル」の解説

ゲーム内ロボは、基本的にヘッド(頭)」「ボディ(胴体)」「レッグ(脚)」「アーム(腕)」「ブースター(推進装置)」の6つパーツ構成されそれぞれのパーツごとにバラバラにすることができる(アーム左右で別パーツとして扱われているため、違うパーツ利用可能)。 それらのパーツ組替えることで、ある程度制限はあるものの自由に組替えを楽しむことができる。パーツ中には武器内蔵しているものや、他のパーツ機能備えたものもある。 ヘッド 頭部エネルギーEN)の回復能力有している。このパーツがないとロボが声を出さなくなる。女性型もある。略称はHDボディ 胴体戦闘能力防御力エネルギー回復能力有している。基本的にHPが多いものはサイズと重量増加する。略称はBD。 このゲームでは例外除き1体ロボ対し3つまで取付け可能。 レッグ 脚部歩行能力有している。歩行能力がないとアセンブルが成立しない基本的にサイズ小さなレッグ積載少なく動き速い逆にサイズ大きなレッグ動きが遅いが、たくさんのパーツを積むことが可能。略称はLGアーム 腕部戦闘能力防御力有している。武器装備するときなどはこのパーツ必要になる原則として腕一本につき武器一個装備可能。略称はAM。 ブースター 推進器となるパーツで、飛行能力有している。飛行能力がないとアセンブルが成立しない基本的に複数ボディがある場合ブースター複数取り付けられる。略称はBSジョイントパーツ ヘッドボディの間やボディレッグの間、ボディアームの間等、文字通りジョイント部分」に挟み込む事が出来特殊なパーツ。略称は〇○J(○○には対応する部位の略称が入る。BDJは無い)。 パーツによって様々な効果がある。比較軽量なものが多くかさばりにくいのが特徴。 元々はコズミックブレイク登場したパーツ形式であり、逆輸入された形になる。 チューニングパーツ ロボ性能強化するパーツロボ1体につき2つ装備可能。 HP最大値増加させるもの、重量減少させるもの、ブースターエフェクトを変更するものなど効果は様々。 オーラカートリッジ AURA(オーラ)システム発動した際にロボ性能強化するカートリッジロボ1体につき1つ装備可能。 パーツ強化により5段階まで強化可能。5段階目の強化で「オーラ解放時に特殊な動き」が出来るようになる

※この「アセンブル」の解説は、「C21」の解説の一部です。
「アセンブル」を含む「C21」の記事については、「C21」の概要を参照ください。


アセンブル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 00:25 UTC 版)

コズミックブレイク」の記事における「アセンブル」の解説

ロボ基本的に1つBD胴体)に、HD(頭)、LG(足)、BSブースター)、AM(腕)、の4種類パーツ装着した形で組み上げられる。BDによっては、HD2つ装着できたり、逆にHDなど一部パーツ装着できないような特殊なもの存在するこの際ベースになっているBDによってロボタイプ決まり得意な分野装着できるパーツ/武器/カートリッジなどが変化する

※この「アセンブル」の解説は、「コズミックブレイク」の解説の一部です。
「アセンブル」を含む「コズミックブレイク」の記事については、「コズミックブレイク」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「アセンブル」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「アセンブル」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アセンブル」の関連用語

アセンブルのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アセンブルのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
IT用語辞典バイナリIT用語辞典バイナリ
Copyright © 2005-2024 Weblio 辞書 IT用語辞典バイナリさくいん。 この記事は、IT用語辞典バイナリアセンブルの記事を利用しております。
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアセンブリ言語 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのアーマード・コアシリーズ (改訂履歴)、アーマード・コア (改訂履歴)、C21 (改訂履歴)、コズミックブレイク (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS