逆アセンブラ
別名:ディスアセンブラ
【英】disassembler
逆アセンブラとは、0と1で表現される機械語によって書かれたプログラム記述(オブジェクトコード)を、より人間の言語に近い英数字記述であるアセンブリ言語による記述(ソースコード)に変換するためのプログラムのこと。逆アセンブラを行うことを、逆アセンブルと呼ぶ。
元のソースコードに含まれている変数名などが、アセンブルを行った際になくなっているため、逆アセンブラを行うことで、完全に元のソースコードを復元することは難しい。ただし、CPUやメモリに対する処理動作を記述したソースプログラムが作成されるため、ソフトウェアの解析手段として用いられる。また、通常、プログラムデバッガは、逆アセンブル機能を備えているため、メモリ領域を指定することで、必要な部分の逆アセンブルが可能である。
なお、ソフトウェアの利用規定などで著作権保護の観点から、逆アセンブラを行うことを禁止している場合もあるので注意が必要である。
逆アセンブラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/18 00:15 UTC 版)
逆アセンブラ(ぎゃくアセンブラ、英: disassembler; ディスアセンブラ)とは、逆コンパイラの一種であるが、実行ファイルないしオブジェクトファイルの機械語コード(とシンボルテーブルなどの付随情報)を基に、アセンブリ言語ソースコードを生成する、すなわちアセンブラの逆の作用をするものを特に指す。一般の(高水準言語コードを生成するような)逆コンパイラよりも比較的容易である。
注釈
出典
- ^ “リバース・エンジニアリングに係る法的課題についての論点”. 2022年10月4日閲覧。
- ^ “Online Disassembler” (英語). onlinedisassembler.com. 2021年1月13日閲覧。
- ^ “Online Assembler and Disassembler” (英語). shell-storm.org. 2024年5月17日閲覧。
- 1 逆アセンブラとは
- 2 逆アセンブラの概要
- 3 概要
- 4 脚注
逆アセンブラと同じ種類の言葉
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