Win32s
Win32sとは、16ビットOSのWindows 3.1上で、Windows NTのようなWin32ベースに作成された32ビットアプリケーションを動作させるよう拡張するシステムのことである。
Windows 3.1は、Win32の実行ファイル形式であるPE形式を理解するように設計されている。Win32の32ビットコードから、Windows 3.1の16ビットコードを呼び出せるように、あるいは、逆に16ビットから32ビットへサンクの仕組みを構築して実現している。
Win32sは、Windows NTを必要とする32ビットアプリケーションの開発と流通の促進を図るため投入されたとされる。ちなみに、Win32sの末尾のsはsubset(部分集合)の頭文字である。
API: | TWAIN Win16 Win32 Win32s Windows Telephony API WinG XMLHttpRequest |
Win32s
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/29 07:33 UTC 版)
Win32sとは、マイクロソフトが開発及び配布した、32ビット版Windows用APIである「Win32」のうち、Windows 3.1で使用されるAPIである「Win16」と共用できるものを抜き出してサブセットとしたものである。32ビットCPUが要求され、Windows 3.1未満では使用できない。
- ^ “Win32プログラミング大全 上”. アスキーインデックス. 2011年5月31日閲覧。[リンク切れ](立ち読み用PDF「第一章 Windowsの概念の紹介」[リンク切れ])
- 1 Win32sとは
- 2 Win32sの概要
Win32s
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/07 20:30 UTC 版)
「Windows API」の記事における「Win32s」の解説
Windows 3.1用の実装。's'は「subset」(サブセット)の頭文字である。Windows 3.1には搭載されておらず、別途入手・インストールする必要がある。
※この「Win32s」の解説は、「Windows API」の解説の一部です。
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