推進システム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 07:22 UTC 版)
イギリス設計での許容できる価格は通常型動力である。イギリス政府は核動力推進をコスト高を理由に拒否した。この核動力推進を放棄するという考えは、フランスの技術にとって後退であると主張されたが、そもそもの設計がイギリス海軍の要求にそってなされたものであり、フランス側が核動力推進システムの使用を望んでもとてもかなうものではなかった。通常動力推進システムの他に選択肢はなかった。 2007年の大統領選挙では、一方の有力候補者であったフィリップ・ド・ヴィリエ(Philippe de Villiers)が2隻目にシャルル・ド・ゴール級の建造を支持していたが、CVF計画を支持していたニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)が選挙戦を勝ち抜いた。 この空母の推進システムは2基のロールス・ロイス(Rolls-Royce)製 MT30ガスタービンエンジンを中心とする統合電気推進(Integrated Full Electric Propulsion、IFEP)である。就役前に電磁式カタパルトが実用化していなければ、蒸気カタパルトを使用する為に別にボイラーの設置が必要になる。最大の懸案である甲板下の格納庫スペースを最大化するには主推進機関をどこに配置すべきか現在試験中である。航続距離は10,000海里(約19,000km)の予定だった。
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