推進プラント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/21 09:37 UTC 版)
航行中に気化した天然ガス(ボイルオフガス、BOG)を再液化するための設備はこれまで大型であったため、推進プラントに蒸気タービンを利用し、気化したガスをメインボイラーのガス専焼バーナーやガス焚きディーゼルなどでエンジン用燃料として使用してきた。 21世紀に入り、LNGと重油の両方を燃料とする「二元燃料ディーゼル・エンジン」(DFD)や重油のみを燃料とする「重油専燃ディーゼル・エンジン」(DRL)の採用が増えてきている。特にDRLではBOGの再液化を船上で行なえる小型再液化装置の実用化が要因となっている。 これらの他にも、2004年11月の74,000m3の「ガスドゥフランス・エナージー」の二元燃料ディーゼル発電・電気推進機関を筆頭にいくつかの電気推進船が登場している。
※この「推進プラント」の解説は、「LNGタンカー」の解説の一部です。
「推進プラント」を含む「LNGタンカー」の記事については、「LNGタンカー」の概要を参照ください。
- 推進プラントのページへのリンク