ディーゼル・エンジンとは? わかりやすく解説

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ディーゼル‐エンジン【diesel engine】

読み方:でぃーぜるえんじん

ディーゼル機関


ディーゼルエンジン

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

ディーゼルエンジン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/19 05:19 UTC 版)

ディーゼルエンジン: Diesel engine)は、ディーゼル機関とも呼ばれる内燃機関であり、ドイツの技術者ルドルフ・ディーゼル発明した往復ピストンエンジンレシプロエンジン)である。1892年に発明され、1893年2月23日に特許が取得された。


注釈

  1. ^ ディーゼルは微粉炭を含むさまざまな燃料の使用を計画したが、粉末燃料の使用には成功しなかった。1900年パリ万国博覧会ではピーナッツ油での運転を実演した(バイオディーゼルを参照)。
  2. ^ フライホイールのリングギア上の何箇所かが、いつもスターターモーターのピニオンギアの位置に来る→偏磨耗の原因
  3. ^ ディーゼルエンジンはスロットルバルブによる回転数(出力)制御ではないものの、アイドル時や低回転域の吸気騒音を抑えるため、コンバインドガバナーのように負圧を必要とする調速機のため、アクセル全閉時に酸素過多となって発生するNOxを抑えるため、等の目的で、吸気管にバタフライバルブを備えているものがある。この場合、一般的に言われる「ディーゼルエンジンの吸気系は負圧にならない」は当てはまらない。
  4. ^ この方式を初めて実用化したエンジンがマツダSKYACTIV-Xである。
  5. ^ ディーゼルサイクルとオットーサイクルの性質を併せ持つことから、メルセデス・ベンツが名付けた造語
  6. ^ ただし、シリンダーブロック燃料タンクに直撃弾を受けた場合、ガソリンエンジンに比べ爆発の危険は少ないが、炎上する可能性はそれほど変わらない
  7. ^ 農業機械では主に耕運機トラクターコンバインや6条植以上の乗用田植機などがある。
  8. ^ 軽油引取税揮発油税よりも税率が低く、その結果として燃料そのものの価格は高額である軽油のほうが小売価格ではガソリンよりも1割強ほど安価になる。こうした軽油優遇税制は先進国に限ると日本のみ[35]
  9. ^ ただし灯油・重油を燃料油にした自動車で公道を走ると軽油引取税の脱税行為となる。
  10. ^ BTL燃料は、生産過程と消費過程でのCO2の量が等しいことから、カーボンニュートラルとみなされ、京都議定書の目標達成には非常に有効となる。葉や茎など、植物全体を原材料としたセルロースから作られるBTL燃料は、植物の種子から得られるデンプンを元にした植物油燃料(BDF/バイオ ディーゼル フューエル、SVO/ストレート ヴェジタブル オイル)に比べ、植物の質量あたりのエネルギー量は2倍、同じ耕地面積から得られる収穫量は10倍以上と言われる。雑草などを原料にできるため、食物価格の高騰や、水不足の問題を解決する一助ともなる
  11. ^
    圧気発火器による発火実験の観察

    冷凍機の発明で著名であったカール・フォン・リンデは、マレーシアペナン島での講演に招かれたときに土産として圧気発火器を譲り受け、ドイツへ帰国した[61]。1877年頃、リンデがミュンヘン工業学校での帰朝講演で、この圧気発火器を実演して、葉巻に火をつけた[62][61]。ルドルフ・ディーゼルは、この講演を聴講していた[62]。ディーゼルは「この体験は、高圧内燃機関を発明するのに、もっとも大きな刺激となったもののひとつだった」と回顧している[62]

出典

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  9. ^ 総合効率とGHG排出の分析報告書 平成23年3月 日本自動車研究所 図4-4 単位走行距離あたりのエネルギー消費量(10・15モード)
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ディーゼルエンジン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 10:03 UTC 版)

船舶工学」の記事における「ディーゼルエンジン」の解説

ディーゼルエンジンはガソリンエンジン比べれば重くかさばるが、燃料には低品質廉価ながら引火リスク小さく高カロリー重油軽油使用できるため船舶用エンジンとしては最も代表的なものである。ディーゼルエンジンの原理により高圧力に耐えるだけの重く分厚いエンジン・ブロックが必要となり重く場所を取るだけでなく、ピストンシリンダーサイズ比例して燃焼時の騒音振動抑制することはかなり困難となっている。出力増大のために過給器インタークーラー補機として備わっているのが普通である。始動時には、あらかじめ電動ポンプによって蓄えられ起動圧搾空気タンクからの高圧空気シリンダー内に抽気してピストンを動かす。また、後進時にはギヤーではなくエンジン逆回転させる。 船舶用いられているディーゼルエンジンもいくつかの種類分けられる低速回転ディーゼル・エンジン 300回転/分以下で回転するものと分類される低速回転ディーゼルエンジンは、一般に巨大であり大直径長尺シリンダー複数備えている。2サイクルのものが多く4サイクル比べて圧縮比を少し下げることで燃焼時のガス圧を下げてエンジン・ブロックの厚みを軽減している。 水中での物理考えれば大きな翼面を持つプロペラ低速回した方がエネルギー効率良い。その点、低速回転エンジンでは減速歯車不要プロペラ・シャフト直結できるため、重量保守故障騒音振動などの面で有利であるが、エンジン本体重量その大きさ帳消しにしており、歯車なければ1本のプロペラ・シャフトに1台のエンジンしか接続出来ないという制約生じる。 回転数も100-300回転/分程度のものが多く使われており、シリンダー当り3,000馬力上の出力のもので75-110回転/分シリンダー当り1,000馬力程度のもので150-180回転/分となっている。 このためタンカーコンテナ船などの大きく比較速度も遅い船は大きく低速回転のディーゼルエンジンを搭載している。気筒(ピストン・シリンダー)のロングストローク化が進んでいるが、これはさらに機関室の高さを求められることにもなる。 中速回転ディーゼルエンジン 中速回転ディーゼルエンジン300-1,000回転/分分類上の回転数だが、実際は380-600回転/分のものが多い。4サイクルのものが多く圧縮比高められるので燃料消費少なくて済む。減速歯車ギヤー)を備えるために、エンジン回転数プロペラ特性に最も適した設定選べるので燃費向上しまた、複数エンジンを1本のプロペラシャフト接続できるため、エンジン選択の幅広がる減速歯車を持つディーゼルエンジンをギヤードディーゼルと呼び複数エンジンを1本のプロペラシャフト接続したものはマルチプル・エンジンと呼ばれる複数エンジン接続するためにそれぞれにクラッチ備える。また、エンジンクラッチの間に弾性継手介することによってエンジンからの回転変動によって歯車傷むのを防いでいる。 こういった中速回転のものは機関室の高さが抑えられるので、カーフェリーRORO船に向く。 高速回転ディーゼルエンジン 高速客船小型漁船プレジャーボートなどではディーゼル・エンジンを使用していても1,000-2,000回転/分程度高速回転コンパクトなエンジン使用しており燃料軽油使用する4サイクルのものが多い。 船舶用ディーゼルエンジンでも2サイクルのもののほとんどは、排気用のポペット・バルブシリンダーの上持ち掃気一方向にして掃気性能高めたユニフロー掃気方式」をとっている。排気ポペット・バルブ駆動一般に油圧空気ばね使われている。 低速回転域での効率優先しているため、ピストンストロークボア比率が3前後の超ロングストロークになっている長いストロークそのままクランク受けずに、ピストンコンロッド中間側圧受け止める潤滑部のあるクロスヘッド機構持ちコンロッド長さ抑えている。超ロング・ストロークのピストン・シリンダーとクロスヘッド機構のためにエンジンの背は高くなる

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ディーゼルエンジン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 04:23 UTC 版)

圧縮比」の記事における「ディーゼルエンジン」の解説

点火プラグ用いない圧縮点火機関であるディーゼルエンジンは圧縮上死点にて燃焼室噴射ポンプ用いて直接燃料噴射し、圧縮によって得られる高温によって着火させるため、ガソリンエンジン限界とされる圧縮比 14:1 を大きく超えることが普通である。 ディーゼルエンジンの適切な圧縮比燃料噴射方式シリンダーヘッドの副燃焼室形状、ピストンキャビティ(主燃焼室)形状など依存するため、旧式の副燃焼室エンジンでも 20:122:1 前後コモンレール式登場以前直接噴射式エンジンでは 18:1 から 20:1 前後圧縮比採用されることが一般的であったターボエンジンでも、ガソリンエンジン違い過早着火の心配がないため、圧縮比下げる必要がなく、高圧過給による熱効率の向上が可能である(ただし構造物強度上の過給圧限界はある)。 ただし、現在ではエンジン自体軽量化排気ガス性能の向上のため、圧縮比下げ傾向がある。マツダSKYACTIV-Dには圧縮比 14:1 のものも存在する

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ディーゼルエンジン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/18 08:17 UTC 版)

U型エンジン」の記事における「ディーゼルエンジン」の解説

U型エンジンレイアウトを持つディーゼルエンジンは、古く大型ディーゼルエンジンメーカーであるスルザーブラックストーンによって製作されていた。船舶用ツインバンクディーゼルエンジンはアメリカ合衆国特許第4,167,857号として登録されているが、現在までこの形式エンジン船舶実際に使用され記録残っていない。 スルザーはこの形式エンジン鉄道用途向けに多数設計しLDシリーズエンジンとして1930年代から50年以上に渡って販売されるロングセラーエンジンとなっていた。LDエンジン用途に応じて幾つかのシリンダーサイズが用意され19(ボア 190mm)、22(ボア 220mm)、25(ボア 250mm)、28(ボア 280mm)、31(ボア 310mm)等の型式番号与えられている。LDシリーズとその改良型LDAシリーズ6気筒8気筒または12気筒U型レイアウト採用しイギリスブルガリア中国フランスポーランドルーマニア等の多数の国の機関車採用された。特にイギリスではイギリス国鉄にて2000-2999馬力級のType4形式機関車(Class 44Class 45Class 46Class 47等)に多数採用されている。 しかし、スルザー1990年頃鉄道用途向けエンジン生産から撤退し、現在ではこのエンジンの系譜途絶えてしまっている。

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ディーゼルエンジン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 19:41 UTC 版)

リーンバーン」の記事における「ディーゼルエンジン」の解説

全てのディーゼルエンジンは全体に関して希薄燃焼していると見なすことができる。しかしながら燃料および空気燃焼前によく混合されない。燃焼のほとんどは燃料の小滴周辺の濃い領域で起こる。局所的に濃い燃焼粒子状物質PM排出原因である。

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ディーゼルエンジン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 09:26 UTC 版)

デコンプレッション機構」の記事における「ディーゼルエンジン」の解説

自動車用のディーゼルエンジンのうち、古い予燃焼式エンジンデコンプ機構備えたものがあった。ディーゼルエンジンは圧縮比が高い一方、昔のセルモータースターターモーター)やバッテリー性能低かったため、セルモーター負荷軽減するためにデコンプ機構用いられた。また、ディーゼルエンジンはイグニッションスイッチ切って回り続け場合があり、デコンプ機構によって圧縮を抜くことで燃焼止めてエンジン停止させていた。 耕耘機等に用いられているセルモーター持たない小型汎用ディーゼルエンジンでは、人力での容易な始動可能にするために、デコンプ機構作動させながら始動クランクハンドル回してフライホイール十分な慣性モーメント与えたデコンプ機構オフにするという方法用いられている。 旧日本軍戦車等で広く用いられ空冷ディーゼルエンジンは、様々な構造デコンプ機構備えることで始動電動機のみでの始動を可能としていた。(慣性始動装置始動時間が掛かるため)九五式軽戦車などで用いられた14.3L直列6気筒では、排気弁プッシュロッド作動制限することでデコンプ機構が各気筒独立して作動させられるようになっており、始動の際には初めに気筒デコンプ機構開いて始動電動機回転開始し十分に回転速度上がったところで3番・4番気筒デコンプ機構閉じて部分的に点火行程開始し最後に気筒デコンプ機構閉じ2段操作始動操作完了する仕組みであり、寒冷地などの条件下ではセルモーターを2機搭載して始動トルク段階的に強化できる工夫行われていた。九七式中戦車用いられた21.7L、4弁V型8気筒では、排気弁カムシャフト軸方向スライドさせる事で減圧カムへと切り替える手動式可変バルブ機構デコンプ機構実現しており、九五式の直6、九七式V8共に予熱栓や吸気予熱装置英語版)を持たない設計ありながら諸外国戦車比較して良好な始動性を実現していた。一式中戦車以降採用され統制一〇〇式V型12気筒では減圧カム吸気弁側に作用する方式となり、予熱栓を併用する事で始動電動機のみでの始動実現していたが、鉛蓄電池性能低下極寒冷下などの要因により始動電動機のみでは十分な始動トルク得られない場合には、始動クランクハンドルによる手動回転併用された。統制型のうち民生向け水冷機関ではデコンプレバーの操作によりロッカーアーム強制的に押し下げられるよりシンプルな構造用いられた。

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ディーゼルエンジン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 08:28 UTC 版)

オートバイ用エンジン」の記事における「ディーゼルエンジン」の解説

詳細は「ディーゼルオートバイ」および「en:Diesel motorcycle」を参照 ディーゼルエンジンは重量が同排気量ガソリンエンジン比べて大きくなりがちで、最高回転速度低くなる欠点があり、オートバイ用エンジンとして採用された例は少ない。しかし、低回転域のトルク強く燃費良い事から比較古くから研究が行われてきた。インド本拠を置く ロイヤルエンフィールド1965年にディーゼルエンジンを搭載したオートバイ登場させた。近年では2006年11月オランダのE.V.A.社がダイムラー・クライスラー製800cc3気筒ディーゼルエンジンを搭載したTrack T-800CDIを発表している他、ドイツのネアンダーが1400ccディーゼルターボエンジンのNeander 1400 TurboDieselの開発2005年以降続けている。 軍事用としては内燃機関燃料全て軽油由来燃料統一でき、補給面での機材簡略化と、攻撃受けた際の火災リスク低く抑えられることから、研究積極的に行われており、Hayes Diversified Technologies M1030 M1のように制式採用にこぎ着けモデル存在する

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ディーゼルエンジン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/29 05:18 UTC 版)

ターンフロー」の記事における「ディーゼルエンジン」の解説

ディーゼルエンジンはガソリンエンジン異なりシリンダー内部に予燃焼室渦流室などが配置されピストン側に窪み設けキャビティ構造によって燃焼室形成される基本的に吸気ポートからは空気しか流れ込まず、予燃焼室キャビティによって強力な乱流発生する為に吸気ポート形状による混合気への悪影響ガソリンエンジンよりも小さい。また、最高回転数ガソリンエンジン比較して低い事から、高回転域の吸排気特性悪化それほど考慮する必要もかつては低かった。 その為、排ガス規制強化される近年までは比較廉価なディーゼルエンジンにはターンフローヘッドが採用される事が多く低回特性さらなる強化目的としたディーゼルターボエンジンにおいてはインタークーラー設けずにターンフローレイアウトでターボラグ最小限抑える工夫がされる事も多かった

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ディーゼルエンジン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 08:53 UTC 版)

スズキ・エンジン一覧」の記事における「ディーゼルエンジン」の解説

スズキ近年まで自社製の自動車向けディーゼルエンジンを保有しておらず、専ら他社からのOEM供給頼っていたが、2011年9月12日フォルクスワーゲンとの提携解消契機に、自社開発開始しているとされるスズキ・E型 エンジンE08A — 0.8 L (793 cc) 直列2気筒スズキ自社としての初めての新型ディーゼルエンジンとして海外市場登場2気筒である事も特徴となる。スズキ・セレリオ スズキ・スーパーキャリイ海外市場向け) E15A — 1.5 L (1,498 cc) 直列4気筒より大きな車輌への搭載静粛性快適性の向上を狙ったモデル同社製ディーゼルエンジンとしては初めての4気筒ディーゼルエンジンとなる。スズキ・シアズ スズキ・エルティガ OEMエンジンについて下記の項目にその一例を示す。

※この「ディーゼルエンジン」の解説は、「スズキ・エンジン一覧」の解説の一部です。
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