芳香族炭化水素
【英】: aromatic hydrocarbon
同義語: アロマティクス
一般式は CnH2n-6 で、ほかの炭化水素に比べ水素含有量が著しく低い。単にアロマティクスとも呼ばれる。芳香族炭化水素は、他の炭化水素に比べ比重、屈折率が高く、また熱安定性がきわめて大きいので、高温処理によって得られた石油留分中には多く含まれているが、原油中にはわずかしか含まれていない。化学的にはかなり活性に富み、水素化、ハロゲン化、ニトロ化、スルホン化などの反応をうける。芳香族炭化水素には、一つの環をもった単環芳香族と二つあるいはそれ以上の環をもった多環芳香族がある。単環芳香族の代表的なものはベンゼン、トルエン、キシレン、多環芳香族の代表的なものはナフタリンである。 |
アロマティクス
芳香族炭化水素
芳香族炭化水素
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/30 01:24 UTC 版)
芳香族炭化水素(ほうこうぞくたんかすいそ、英語:aromatic hydrocarbons)あるいはアレーン(arene)は、芳香族性を示す単環(MAH)あるいは複数の環(縮合環)から構成される炭化水素である[1][2]。略号として AH が使用されることがある。芳香族炭化水素が置換基となった場合の呼称はアリール基(aryl group)であり、Ar− と略される。具体的にはフェニル基、ナフチル基などがアリール基の代表例である[注 1]。
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