T-34とは? わかりやすく解説

T-34

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T-34/T-34-85Т-34 テー・トリーッツァチ・チトゥーリィ)は、1939年に開発され第二次世界大戦から冷戦時代にかけてソビエト連邦を中心に使用された中戦車主力戦車の一つ[1]


注釈

  1. ^ 「ハルキウ」とは、ウクライナ語に基づくカタカナ表記。日本では、ソ連時代では標準的だったロシア語発音に基づく「ハリコフ」の呼称が用いられることが多い。
  2. ^ レニングラードのチームも T-26 の後継となる戦車の開発に取り組んでいたが、技術的問題や政治的な改革により開発は進んでいなかった。最終的に1941年の冬になって、シベリアオムスクT-50軽歩兵戦車が約69輌製造されたが、その頃には何千輌ものT-34が戦場に出て行っており、歩兵戦車のコンセプトは放棄された (Zaloga 1984:114)
  3. ^ 実戦運用試験のためにフィンランド戦線に1輌が送られたが、冬戦争の終結によりモスクワに送り返されている
  4. ^ バルバロッサ作戦開始時におけるドイツ機甲部隊の主力戦車は、戦闘の中核となるように開発された主力戦車である III号戦車(E~J型)と、その支援用に開発された IV号戦車(D~F型)であった。もっともより古いIV号戦車A~C型も未だに使われており、本来は訓練用として作られたI号、II号戦車やチェコ製の35(t)、38(t)軽戦車も全体の半分近くを占めていた。
  5. ^ 同じ仕様要件を満たそうとして、異なる戦車を設計・開発している設計グループや工場が複数あったため、これら相互の間の軋轢は戦後になっても長い間続いた。T-55、T-64、T-72、T-80の時代に至ってもなお、ソ連の最高評議会の中の別々の政治的な支援者らをバックとして、別の戦車が生産され続けていた
  6. ^ パンツァーファウストなどの成形炸薬弾対策として、大戦末期には現地調達で金網やベッドスプリングを車体周辺に設置している例が多く見られる。中にはIV号戦車J後期型の金網製シュルツェンであるトーマ・シールドを鹵獲して装着したものまであった。
  7. ^ カラシニコフはハッチから身を乗り出して周囲の様子を伺っていた時、至近距離に着弾した砲弾の破片で負傷している
  8. ^ クルスクでのプロホロフカ戦車戦において、1輌のIV号戦車が突破してきたT-34の只中に取り残され、共にドイツ軍側を向きながら前進、このIV号戦車は後ろからT-34を順に撃破していったが、前しか見ていないT-34側はこれに全く気づかなかった。
  9. ^ これはソ連軍の編成上の問題であるが、同一部隊内でもロシア語を解さない少数民族出身の乗員も多かったため、車輌ごとに伝言ゲームのように命令を伝えることもある有様だった。
  10. ^ 古い資料での説に基づいたタミヤの1/35スケールプラモデルの商品名では「チェリヤビンスク」砲塔型になっている。
  11. ^ ティーガー戦車のエースであるオットー・カリウスは戦後のインタビューでT-34-85をT-43と呼んでおり、前線のドイツ軍兵士の間では間違った呼称が改められず使われていた可能性もある。
  12. ^ 後にほぼ同型の緩衝ゴム内蔵転輪が、第183工場製1942年型でも(主に第2~第4転輪として)使われている。
  13. ^ commons:Category:Teški Tenk Vozilo A tank in the Belgrade Military Museum
  14. ^ File:Rudy_102_RB1.JPG
  15. ^ 日本での初ビデオソフト化時のタイトルは『特攻要塞都市』

出典

  1. ^ “ロシア戦勝記念日パレード唯一の戦車はT-34 大戦中の主力1両にネット「大洗町に負けてる」”. デイリースポーツ online (株式会社デイリースポーツ). (2023年5月9日). https://www.daily.co.jp/gossip/2023/05/09/0016333103.shtml 2023年5月9日閲覧。 
  2. ^ Yaziv, D.; Chocron, S.; Anderson, Jr., C.E.; Grosch, D.J. “Oblique Penetration in Ceramic Targets”. Proceedings of the 19th International Symposium on Ballistics IBS 2001, Interlaken, Switzerland, 1257?64
  3. ^ マクシム・コロミーエツ 著、小松徳仁 訳、鈴木邦宏 編『独ソ戦車戦シリーズ7 ノモンハン戦車戦 ロシアの発掘資料から検証するソ連軍対関東軍の封印された戦い』大日本絵画、2005年
  4. ^ Coox 1990:311
  5. ^ Coox 1990:309
  6. ^ Paton Evgeny Oscarovich”, at the E.O. Paton Electric Welding Institute, retrieved November 17, 2008.
  7. ^ a b Zaloga & Grandsen 1984:127
  8. ^ Perrett 1999
  9. ^ Zaloga 1984:225
  10. ^ Zaloga & Grandsen 1984:223
  11. ^ Zaloga 1984:125?6, 225
  12. ^ Marine Corps University Command and Staff College (1986) "The Soviet Army Offensive: Manchuria, 1945." Global Security website.
  13. ^ Perrett 1987:134?5
  14. ^ a b Perrett 1987:135
  15. ^ Steven Zaloga 2011, 電子版, 位置No.1750
  16. ^ Zaloga & Kinnear 1996:34?3」日本語版「T-35/85中戦車 1944-1994」(スティーブン・ザロガ+ジム・キニア/著 大日本絵画)
  17. ^ Regina v. Ministry of Defence Ex Parte Walker” (judgment), 6 April 2000, retrieved November 17, 2008.
  18. ^ http://www.uskowioniran.com/2015/04/wwii-era-soviet-armor-engaged-in-yemen.html "WWII era Soviet armor engaged in Yemen conflict"
  19. ^ “Россия приняла от Лаоса 30 танков Т-34”. ТАСС. (2019年1月10日). https://tass.ru/armiya-i-opk/5980835 2021年12月4日閲覧。 
  20. ^ “【映像】旧ソ連製T-34/85中戦車 露との協定でラオスが返還”. AP通信. (2019年1月10日). https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190110-00010001-aptsushinv-eurp 2019年1月11日閲覧。 
  21. ^ https://www.19fortyfive.com/2022/07/ukraine-is-turning-dead-russian-tanks-into-monuments/
  22. ^ Zaloga & Grandsen (1984:113, 184), Harrison (2002:181), KMDB (2006).
  23. ^ ホビージャパン「ミリタリーモデリングマニュアル22」の記事・高田裕久「MODEL WORLD OF OTHER SIDE:16」
  24. ^ Panssarimuseo / Finnish Armour Museum - T-34 Soviet Tank In Action - MG Fire And Car Wrecking
  25. ^ Tanki T34-76 valjatombamine Kurtna jarvest (WWII Trophy tank). Militaarne Hiiumaa web site, text republished from Komatsu Times vol 3 no 1. English and Estonian language, retrieved on February 3, 2007.
  26. ^ Подъем танка (pulling tank) T-34. Otsing Club web site. Russian language, retrieved on February 3, 2007. なお、エストニアの沼底は泥炭であり、戦車は無酸素状態におかれ状態が保たれていた。
  27. ^ [1] 【映像】旧ソ連製T-34/85中戦車 露との協定でラオスが返還 1/10(木) 13:24配信 Yahoo!ニュース
  28. ^ https://www.afpbb.com/articles/-/3271019



T34

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T34

  • 障害者スポーツの等級英語版の一つ
  • 富山テレビ放送の略号。基幹局のチャンネル番号が34だったことから、1993年まで使用し、1994年よりBBTに変更。
  • 凍傷のうち、中度の軽症のものを指す『疾病及び関連保健問題の国際統計分類』第10版(ICD-10)における分類コードは「T34(組織壊死を伴う凍傷)」である。

兵器

関連項目



T-34

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ココロ図書館」の記事における「T-34」の解説

第11話登場敵軍中戦車として二両が登場

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T-34

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ムダヅモ無き改革」の記事における「T-34」の解説

第二次世界大戦時ソ連軍中戦車回想シーン登場ルーデル猛攻12両のT-34が3分持たず全滅するという、『機動戦士ガンダム』コンスコン隊のリック・ドムそのまま扱いをされていた。

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T-34

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メタルサーガ モバイル」の記事における「T-34」の解説

戦車職人クズを渡すことで製造可能になる戦車モデルロシア旧ソ連)のT-34。

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T-34

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わが青春のアルカディア」の記事における「T-34」の解説

第二次世界大戦時ソ連主力戦車ドイツ国内連合軍と共に進撃してきた。

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T-34(235号型)

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乙型魚雷艇」の記事における「T-34(235号型)」の解説

航空機用ロールス・ロイス水冷エンジンを2基搭載同型艇235魚雷艇~240号魚雷艇横須賀1943年昭和18年)に6隻建造された。計画出力大きかった計画速力27.5ノット低速終わり1944年昭和19年3月240号魚雷艇1隻を除いた5隻が雷艇編入された。なお『日本魚雷艇物語』ではローレンエンジン搭載としている。

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T-34

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アントマン (映画)」の記事における「T-34」の解説

ハンク縮小して携帯していた戦車

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