地下水道_(映画)とは? わかりやすく解説

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地下水道 (映画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/18 10:13 UTC 版)

地下水道
Kanał
監督 アンジェイ・ワイダ
脚本 イェジ・ステファン・スタヴィンスキー
音楽 ヤン・クレンツ
撮影 イェジ・リップマン
配給 NCC日活
東洋映画[1]
公開 1957年4月20日
1958年1月10日
上映時間 95分
製作国 ポーランド
言語 ポーランド語
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地下水道』(ちかすいどう、原題:Kanał)は、1957年公開のポーランド映画

アンジェイ・ワイダの名を一躍世界に知らしめた作品で、第10回カンヌ国際映画祭審査員特別賞を受賞した[2]。『世代』に次ぐいわゆる「抵抗三部作」の2作目として知られる。

音楽を担当したヤン・クレンツによるテーマ曲は十二音技法で作曲されている。

あらすじ

第二次世界大戦末期、1944年ワルシャワポーランド国内軍による武装蜂起は、ドイツ軍による容赦ない攻撃で追い詰められ、悲惨な最終段階に達していた。

その中の一つ、ザドラ中尉の率いる中隊は事態打開のため、地下水道を通り、市の中心部に出て活動を続けることにする。夜になって隊員は地下水道に入っていくが、やがて離ればなれになり、ある者は発狂し、またある者は暗闇と悪臭と恐怖心に耐え切れず、マンホールから外に出てドイツ軍に発見され、射殺されていく。

負傷したコラブと、彼を助けて道案内してきたデイジーの2人も、やっと出口を見つけたと思ったのもつかの間、そこは河へ注ぐ水路であった。一方、先を行くザドラと二人の隊員は遂に目的の出口を見つけたが、出口には頑丈な鉄柵が張られ、爆薬が仕掛けられていた。

キャスト

  • コラブ:タデウシュ・ヤンチャル(吹替:木原正二郎
  • デイジー:テレサ・イジェフスカ(吹替:長山藍子
  • ザドラ中尉:ヴィンチスワフ・グリンスキー(吹替:山本耕一
  • マドリ中尉:エミール・カレヴィッチ(吹替:山本學[3]
  • ハリナ:テレサ・ベレゾフスカ(吹替:三木弘子
  • ミハウ(作曲家):ヴラデク・シェイバル
  • ゼフィル:ヤン・エングレルト
    • 吹替え放映
1回目:1967年12月9日(土) NHK総合 14:10~16:00
2回目:1975年(昭和50年)3月25日(火) 東京12チャンネル 『お昼のロードショー』

脚注

  1. ^ 1979年上映時。
  2. ^ Festival de Cannes: Kanał”. festival-cannes.com. 2009年2月8日閲覧。
  3. ^ 放映当時の表記は“山本学”

関連項目

外部リンク


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