ホプキンソン効果とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ホプキンソン効果の意味・解説 

ホプキンソン効果

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/20 19:41 UTC 版)

粘着榴弾の射撃試験に供された装甲板の様子。爆発に直接曝されていない裏側から写した写真だが、ホプキンソン効果によるスポール破壊の跡がある。

ホプキンソン効果(ホプキンソンこうか、:Hopkinson effect)は、鋼板岩石などに爆薬を密着させた状態で爆破した際に、その裏面に剥離が生じる現象である。

概要

爆発によって対象物に衝撃波が投射されると圧縮波となって内部へ伝わる。これが自由面で反射すると逆方向の引張波となる。岩石コンクリートは圧縮強度よりも引張強度が弱いため、爆発による圧縮応力破壊されなくても引張応力によって表面に剥離が生じる。金属板の場合にはこれによって裏面が金属片となって飛び散ることになる。このような現象を「スポール破壊」と呼ぶ。この効果を応用した砲弾粘着榴弾(HEPまたはHESH)である。

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ホプキンソン効果」の関連用語

ホプキンソン効果のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ホプキンソン効果のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのホプキンソン効果 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS