コンドル (装甲車)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/06 21:17 UTC 版)
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マレーシア陸軍のコンドル装甲車
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基礎データ | |
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全長 | 6.13m |
全幅 | 2.47m |
全高 | 2.18m |
重量 | 12.4t |
乗員数 | 2名+兵員12名 |
装甲・武装 | |
主武装 | 20mm機関砲 |
副武装 | 7.62mm機関銃 |
機動力 | |
整地速度 | 95km/h |
エンジン | ダイムラー・ベンツOM352A 4ストローク直列6気筒液冷ディーゼル またはOM366LA 4ストローク直列6気筒液冷ターボチャージド・ディーゼル 228hp |
懸架・駆動 | 4x4 |
行動距離 | 900km |
コンドル(ドイツ語: Condor)は、ドイツのティッセン=ヘンシェル社が設計し、ティッセン兵器部門が製造する四輪式の装甲兵員輸送車(装輪装甲車)である。
概要
コンドル装甲車は、ウニモグのシャーシをベースとしており、エンジンやギアボックス、車軸などの主要部品を共通のものにしている。コンドルは使い勝手がよく、支援に民生用機材を流用するのが容易なため整備性も高い。
また、水陸両用能力を有するとともに、C-130 ハーキュリーズやC-160 トランザールなどの中型輸送機による空輸も容易である。
コンドル装甲車の全周囲を覆う装甲板は、小火器の銃弾や榴弾の破片、小型地雷などから車内の兵員を防護することが可能である。しかし、RPG-7を始めとする対戦車兵器に対して脆弱であり、1993年のモガディシュの戦闘において、第二次国際連合ソマリア活動のためにソマリアに派遣されていたマレーシア陸軍のコンドル装甲車は、パキスタン陸軍のM113装甲兵員輸送車およびM48戦車と共にアメリカ軍特殊部隊の救援に出動した際、1両のコンドル装甲車の操縦席部分にRPG-7の直撃弾を受け、操縦していたマレーシア兵1名が死亡している(マレーシア兵死亡の事実は、映画『ブラックホーク・ダウン』においては語られていない)。
派生型
コンドル装甲車は、各種の装備を装着することによって、以下の様な任務を遂行することが可能である。
採用国
クウェート - 8両
マレーシア - 457両
ポルトガル - 12両(Polícia Aérea - ポルトガル空軍憲兵隊で運用)
タイ - 19両
トルコ - 25両(ジャンダルマに配備)
ウルグアイ - 2024年時点で、ウルグアイ陸軍が54両のコンドルを保有している[1]。
脚注
出典
参考文献
- The International Institute for Strategic Studies (IISS) (2024) (英語). The Military Balance 2024. Routledge. ISBN 978-1-032-78004-7
関連項目
外部リンク
- Military-Today.com(英語)
- ArmyRecognition.com(フランス語)
「コンドル (装甲車)」の例文・使い方・用例・文例
- コンドルは動物園では決して育たない。
- コンドル鳥は雲を凌いで飛揚する
- コンドル
- コンドルの標準属:ヒメコンドル
- 通常コンドルに限定される鳥
- 黒い羽毛に白いひだ襟状の首毛を持つアンデス山の高い場所に生息する大型コンドル科の猛禽
- 唯一カリフォルニアコンドルを含むのみ
- 米国産コンドル
- コンドル科の属
- ヒメコンドルより小さなアメリカのハゲワシ
- たいてい、トキイロコンドルのみを含む
- コンドルという鳥
- コンドルという,アメリカハゲワシ
- 元の西洋式赤れんが造りの建物は英国人建築家のジョサイア・コンドル氏によって設計され,1894年に完成した。
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