かどう‐りつ【稼働率/稼動率】
アベイラビリティ
【英】availability
アベイラビリティとは、システムを正常な状態で継続的に使い続けることができる耐久性のことである。
あるシステムの耐久性は、そのシステムを構成するネットワークやハードウェア、ディスク装置、オペレーティングシステム、ミドルウェア、ライブラリ群、アプリケーションといった複数の要素を総合したものでとらえられる。
可用性を数値として表現する場合には、稼働率が用いられる。この場合、稼働率は、全体の運用時間に対して、システムの動作可能時間の割合(%)として表現される。なお、特に高い可用性のことをハイアベイラビリティと呼ぶ。
アベイラビリティの高いシステムは、故障が少なく、正常な状態で使い続けることができる。一方、アベイラビリティの低いシステムは頻繁にエラーや故障が発生し、修理や修復などが多くなるため、正常に運用できる時間は少なくなる。
アベイラビリティを高めるには、システムを構成する個々の要素の信頼性と耐久性を高める、故障率の変化を経過時間により管理して適切な時期に部品を交換を実行する、特に脆弱な部分の構成を多重化して故障期間を減じる、などの対策が取られる。
稼働率
【英】: rate of operation
正常運転状態で発揮される能力が表示されているあらゆる装置――各種の製造装置、輸送装置(パイプライン、コンベアなど)、発電機などのエネルギー転換装置など――について、その能力に対する、ある時点またはある期間の実際の運転で遂行された実績の比率を稼働率という。 パイプラインや発電機などでは負荷率(load factor)ともいう。稼働率が低下する原因は、装置自体に由来する要因のほかに、製品の売れ行きの低下などの外的要因もある。製油所の各装置の稼働率は通常、通油能力に対する実際の通油量の比率で表される。石油精製装置の通油能力は、一般に BPSD (barrel per stream day)あるいは BPCD (barrel per calendar day)として表される。例えば、100,000BPSD の能力を持つ常圧蒸留装置が、60,000BPCD で稼働していれば稼働率は 60 %となる。 |
稼働率
機械または設備の稼動状況を把握されるために使用されるもので、次の算式により求められる。
稼働率=運転時間 ÷(運転時間 + 休止時間 + 整備時間)
建設機械の稼働率を見る場合には、分母から休止時間を除くこともある。可用性
稼働率
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 10:06 UTC 版)
店内もしくは機種ごとの稼働状況を指す。仮に10台あって10台とも遊技中なら稼働率は100%。優良なホールは必然的に稼働率が高いのが特徴。また、高い稼働率というのは長時間のスパンでも変化しにくいという点も重要。
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稼働率
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/06 19:35 UTC 版)
可用性の数値としての表現は稼働率(かどうりつ)と呼ばれ、修理可能な系・機器・部品などが、ある特定の瞬間に機能を維持している確率(瞬間稼働率)、または規定の時間で機能を維持している確率(平均稼働率)のこと。略号はA。 稼働率Aと動作可能時間(MTBF)、動作不能時間(MTTR)の関係は以下のようになる。 A = M T B F M T B F + M T T R {\displaystyle A={\rm {\frac {MTBF}{MTBF+MTTR}}}} 年間停止時間稼働率動作不能時間99.9999% 32秒 99.999% 5分15秒 99.99% 52分34秒 99.9% 8時間46分 99% 3日15時間36分
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稼働率
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/24 02:31 UTC 版)
「オハイオ級原子力潜水艦」の記事における「稼働率」の解説
通常、アメリカの戦略ミサイル原潜は、ブルーとゴールドの2組のクルーが用意されている。これは乗組員の精神的な限界によるものである。オハイオ級も例外ではなく、ひとつのグループが70日間の航海を終えて帰港すると、約1ヶ月ほど艦の整備などを行い、その後もうひとつのグループが70日間の航海に出て行く。そして、航海を終えた方のグループは、しばしの休暇の後訓練をおこなう、というローテーションを繰り返す。 その他に、約10年に1度は1年間ほどかけてオーバーホールと燃料棒の交換をおこなう必要がある。 このことから実質的な稼働率は60%程度であり、18隻でローテーションを組む場合には常に10隻前後が任務についていることになる。また14隻では8隻前後となる。
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稼働率
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/14 00:32 UTC 版)
「NHSナイチンゲール病院ロンドン」の記事における「稼働率」の解説
2020年4月11〜12日のイースターの週末には、既存のロンドンの病院の集中治療室の合計病床数を770床から1,555床に増やした後、充分な容量があったため、病院の患者数は19人に過ぎなかった。週ごとの変化データによると、COVID-19のロンドンの病院の人々の数(集中治療室の人々だけでなく)は4月11日にピークに達した 2020年4月21日、ガーディアン紙は、病院のスタッフが、病院は「通常は他の病院に拠点を置いている看護師が十分にそこで働くことができないため、ケアを必要とする人々を拒否しなければならなかった」と主張したと報告した。この主張は保健省の報道官によって反論され、新しい病院は必要に応じてオーバーフロー病床数を提供しており、スタッフ不足のために治療を拒否されたコロナウイルス患者はいないと述べた。 4月24日の時点で、41人の患者が病院で治療を受けていた。 2020年5月4日、54人の患者を治療した後、新しいCOVID-19患者の入院が予想されなかったため、病院は「待機状態」になると発表されました。運営上、5月15日に閉鎖されたが、病院は引き続き賃貸料なしで利用できると見込まれていた。2020年12月、病院内のすべてのベッドと設備が取り外されたと報告された。 COVID-19の第2波の間に、2021年1月に病院は回復中の非COVID患者のために再開した。
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