近接格闘術
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近接格闘術 きんせつかくとうじゅつ | |
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![]() 締め技の訓練でのデモンストレーションの様子 | |
競技形式 | 様々 |
使用武器 | 様々 |
発生国 | 世界各国 |
発生年 | 様々 |
創始者 | 様々 |
源流 | 様々(ボクシング・柔道など) |
流派 | 様々 |
主要技術 | 様々 |
近接格闘術(きんせつかくとうじゅつ)は、各国の軍や特殊部隊などで訓練されている戦闘技術。徒手だけでなく、ナイフ、銃剣、警棒やスコップ、トマホーク[注 1]などの武器も使用した内容である。
概要
主に軍人が使用する技術であり、一般的な武道や格闘技と異なり、相手(敵)の殺傷を目的としている。 現在は、国や組織、法治国家により内容は異なるが、一般人でも習得できるものもあり、人体の急所を狙うなど単純だが効果的な技で構成されていること、などが共通している。これは、軍隊では限られた訓練期間で隊員の戦闘力を高める必要があるためである。訓練時には防具や寸止めなどにより、殺人術を除く形で安全性の確保が図られる。
特殊部隊と一般部隊では訓練される内容が異なることが多く、特殊部隊では高度な近接格闘術が導入されるのに対し、一般部隊では基本技のみにとどまることが多い。また、国家や組織により訓練される内容は大きく異なり、格闘訓練を実施しない部隊や兵科もある。例えば、アメリカ陸軍では歩兵部隊以外では格闘訓練を実施しないが、アメリカ海兵隊では全地上部隊で格闘訓練が実施される。
民間人が習うことは基本的にできないが、特殊な養成所や、最近では民間向けにセミナーも開かれたり、書籍やVTRなどの形式で情報が公開されることもある。そのような場合でも基本的に高度な技術は教えず、あくまで護身術としての内容にとどまるのが普通である。
歴史
軍隊における起源については、武器を用いた戦闘術か、徒手による格闘術かで生まれた時期が異なる。
銃剣術については19世紀より訓練されていた。軍刀(サーベル)を用いる戦闘術として、19世紀より欧米ではフェンシングが、日本では伝統的な剣術をもとに独自に制定した軍刀術が訓練されていた。軍刀が実戦目的ではなく儀仗や礼装のためのみに佩用されるようになったことに伴い、多くの国では第一次世界大戦後に軍刀術の訓練は廃止されたが、日本では第二次世界大戦終結まで軍刀術の訓練が行われた。
ナイフ格闘術については、第一次大戦での塹壕戦で狭い塹壕内で白兵戦が生起した戦訓より、同大戦後に生まれた。
徒手格闘術についても、第一次大戦での塹壕戦で狭い塹壕内で白兵戦が生起した戦訓より、同大戦後に生まれた。この時期の徒手格闘術はボクシングや柔道が中心であった(その国の伝統武術の技法も採り入れた国もある)。徒手格闘術は、第二次大戦中にウィリアム・E・フェアバーンによって殺傷技術として洗練された(フェアバーン・システム)。フェアバーンは「サイレント・キリング」(無音殺傷法)を編みだし、連合国各国の軍・情報機関で指導した(フェアバーンは、第二次大戦以前に護身術的な要素が強い「ディフェンドゥー」も編み出している)。
各国の近接格闘術
日本
中国
韓国
北朝鮮
タイ
- レドリット
イスラエル
- クラヴ・マガ
- カパプ
ロシア
アメリカ
イギリス
東南アジア
脚注
注釈
- ^ 現代の軍隊や警察の対テロ部隊では、建物に突入する際におけるドアの破壊などのため、トマホークを装備していることがある。
関連項目
現代武道・武術 | 古武道・武術 | |
徒手・組み手術 | ||
武器術 | ||
伝統・儀式 | ||
日本以外 | ||
警察・軍隊等 | ||
その他 | ||
近接格闘
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 07:24 UTC 版)
「電脳戦機バーチャロン」の記事における「近接格闘」の解説
バーチャロイド同士の戦闘は比較的広い空間で行われるが、ソードや鈍器による打突、あるいは四肢を用いた格闘攻撃が届く間合いになると攻防の手段や移動方法が自動的に変化し、近接格闘独自のルールが適用される。 敵が至近距離にいるとき、自動的にロックオンサイトが二重になってダブルロックオンとなる。この状態で攻撃ボタンを押すことで、自動的に攻撃手段が射撃から格闘へと変化し、近接戦を仕掛けることができる。近接格闘による攻撃は射撃攻撃と比べ、おおむね威力が高めに設定されており、また射撃攻撃と異なり武器ゲージを消費しない。ダブルロックオン状態では武器のリーチに関わらず、相手との間合いを素早く詰めながらの格闘攻撃を行うことができるが、ダブルロックオンになる距離は各バーチャロイドによって異なる。一般的に、近接格闘能力の低いバーチャロイドはこの距離が短く(=ある程度密着してからでないと攻撃できない)、高いバーチャロイドはこの距離が長い(=少し離れていても近接攻撃が出せる)。一部作品では「相手が近接攻撃のリーチが届く範囲にいる(ダブルロックオン範囲と近接可能範囲はイコールではない)」事が近接攻撃が出るトリガーとなっていたため、機体によってはロックオンせずに近接攻撃が出ることもある。 近接格闘戦も左手攻撃・右手攻撃・両手攻撃で別れている。また操作を加えることで、様々な攻撃に変化する。『オラトリオ・タングラム』以降では通常攻撃と同様、ターボボタン入力を加えることでターボ近接攻撃が出せる。 『オラトリオ・タングラム』では、しゃがみ攻撃動作を行うことによりガード不能のしゃがみ近接攻撃が可能である。これも右手・左手・両手の区別がある。 『O.M.G.』『フォース』『マーズ』では、ダブルロックオン状態で、レバーを横に入れてトリガーを入力することにより、相手の側面に回り込みながら近接攻撃を行う回り込み近接を出すことができる。また『オラトリオ・タングラム』では、ダブルロックオン状態でターボボタンを押してからレバー入力をすることによって、相手を正面に捉えつつ側面や後方に回り込むクイックステップが可能であり、更にトリガー入力を加えることにより回り込み近接に相当するクイックステップ近接を出すことができる。 他に、『オラトリオ・タングラム』以降では、ダブルロックオン状態で「ジャンプ+トリガー」で小ジャンプからの近接攻撃を行うジャンプ近接、ダウンした相手をダブルロックオンした状態でトリガー入力することにより追い打ちのダメージを与える近接ダウン攻撃、『フォース』『マーズ』では、ダブルロックオン状態で「レバーを後ろに入れてトリガー」で上空への攻撃を行うアッパー近接を出すことができる。 『O.M.G.』および『フォース』『マーズ』では、一部のトリガーが近接武器にアサインされていない機体が存在する。当然のことながら、たとえ近接間合いであっても近接武器にアサインされていないトリガーを使用した場合は射撃攻撃が発生する。『O.M.G.』では逆に遠距離攻撃のモーションが近接と共用になっている武器も存在し、遠距離攻撃ながら近接と同じ攻撃判定が存在していたため、これを利用したしゃがみ近接や遠距離近接キャンセルダッシュが可能であった。 『オラトリオ・タングラム』以降では、前or斜め前ダッシュ中にレバー後に入れながらトリガーを引くことによって、ダッシュ近接を出すことが出来る。なお、『オラトリオ・タングラム』ではサイファー、『フォース』『マーズ』ではテムジン系列の一部・マイザー・フェイ-イェン系列のみ空中ダッシュ近接を出すことが出来る。これらのダッシュ近接は通常の近接攻撃と異なり、敵との距離に関わらず(つまり、ダブルロックオン状態ではなくとも)出すことができる。 至近距離で両方のレバーを内側に倒すと相手の近接攻撃をガードしダメージを軽減することができる。ガードが有効なのは近接攻撃のみで、射撃攻撃は防ぐことができない。また『オラトリオ・タングラム』ではしゃがみ近接はガード不能の攻撃に設定されている。ガードが可能になる距離や範囲定義は作品や機体によって異なり、『O.M.G.』および『オラトリオ・タングラム』では概ね自機がダブルロックオンすることができる前面から左右の範囲、『フォース』『マーズ』ではゲームシステムがチーム戦を前提としているためガード範囲が全方位となっており敵機体が一定距離内にいれば背面範囲からの近接攻撃であってもガードが可能となっている。『オラトリオ・タングラム』『フォース』『マーズ』から追加されたターボ近接攻撃はガードによってダメージの軽減は可能だが通常の近接攻撃をガードしたときに比べると大きめダメージを受け攻撃が命中した機体は吹き飛ばされ転倒するデメリットがある。ガード状態からはカウンターを狙いやすい攻撃の出が早いガードリバーサル近接を出すことができるが一部動作ではキャンセルができない等のデメリットがある。
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