近接・格闘とは? わかりやすく解説

近接格闘術

(近接・格闘 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/01 01:15 UTC 版)

近接格闘術
きんせつかくとうじゅつ
競技形式 様々
使用武器 様々
発生国 世界各国
発生年 様々
創始者 様々
源流 様々(ボクシング柔道など)
流派 様々
主要技術 様々
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近接格闘術(きんせつかくとうじゅつ)は、各国の特殊部隊などで訓練されている戦闘技術。徒手だけでなく、ナイフ銃剣警棒スコップトマホーク[注 1]などの武器も使用した内容である。

概要

主に軍人が使用する技術であり、一般的な武道格闘技と異なり、相手(敵)の殺傷を目的としている。 現在は、国や組織、法治国家により内容は異なるが、一般人でも習得できるものもあり、人体の急所を狙うなど単純だが効果的な技で構成されていること、などが共通している。これは、軍隊では限られた訓練期間で隊員の戦闘力を高める必要があるためである。訓練時には防具寸止めなどにより、殺人術を除く形で安全性の確保が図られる。

特殊部隊と一般部隊では訓練される内容が異なることが多く、特殊部隊では高度な近接格闘術が導入されるのに対し、一般部隊では基本技のみにとどまることが多い。また、国家や組織により訓練される内容は大きく異なり、格闘訓練を実施しない部隊兵科もある。例えば、アメリカ陸軍では歩兵部隊以外では格闘訓練を実施しないが、アメリカ海兵隊では全地上部隊で格闘訓練が実施される。

民間人が習うことは基本的にできないが、特殊な養成所や、最近では民間向けにセミナーも開かれたり、書籍やVTRなどの形式で情報が公開されることもある。そのような場合でも基本的に高度な技術は教えず、あくまで護身術としての内容にとどまるのが普通である。

歴史

軍隊における起源については、武器を用いた戦闘術か、徒手による格闘術かで生まれた時期が異なる。

銃剣術については19世紀より訓練されていた。軍刀サーベル)を用いる戦闘術として、19世紀より欧米ではフェンシングが、日本では伝統的な剣術をもとに独自に制定した軍刀術が訓練されていた。軍刀が実戦目的ではなく儀仗礼装のためのみに佩用されるようになったことに伴い、多くの国では第一次世界大戦後に軍刀術の訓練は廃止されたが、日本では第二次世界大戦終結まで軍刀術の訓練が行われた。

ナイフ格闘術については、第一次大戦での塹壕戦で狭い塹壕内で白兵戦が生起した戦訓より、同大戦後に生まれた。

徒手格闘術についても、第一次大戦での塹壕戦で狭い塹壕内で白兵戦が生起した戦訓より、同大戦後に生まれた。この時期の徒手格闘術はボクシング柔道が中心であった(その国の伝統武術の技法も採り入れた国もある)。徒手格闘術は、第二次大戦中にウィリアム・E・フェアバーンによって殺傷技術として洗練された(フェアバーン・システム)。フェアバーンは「サイレント・キリング」(無音殺傷法)を編みだし、連合国各国の情報機関で指導した(フェアバーンは、第二次大戦以前に護身術的な要素が強い「ディフェンドゥー」も編み出している)。

各国の近接格闘術

日本

中国

韓国

北朝鮮

タイ

イスラエル

ロシア

アメリカ

イギリス

東南アジア

脚注

注釈

  1. ^ 現代の軍隊や警察の対テロ部隊では、建物に突入する際におけるドアの破壊などのため、トマホークを装備していることがある。

関連項目


近接格闘

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 07:24 UTC 版)

電脳戦機バーチャロン」の記事における「近接格闘」の解説

バーチャロイド同士戦闘比較的広い空間行われるが、ソード鈍器による打突、あるいは四肢用いた格闘攻撃が届く間合いになると攻防の手段や移動方法自動的に変化し、近接格闘独自のルール適用される。 敵が至近距離にいるとき、自動的にロックオンサイトが二重になってダブルロックオンとなる。この状態で攻撃ボタンを押すことで、自動的に攻撃手段射撃から格闘へと変化し近接戦を仕掛けることができる。近接格闘による攻撃射撃攻撃比べおおむね威力高めに設定されており、また射撃攻撃異なり武器ゲージ消費しない。ダブルロックオン状態では武器リーチ関わらず相手との間合い素早く詰めながらの格闘攻撃を行うことができるが、ダブルロックオンになる距離は各バーチャロイドによって異なる。一般的に、近接格闘能力の低いバーチャロイドはこの距離が短く(=ある程度密着してからでないと攻撃できない)、高いバーチャロイドはこの距離が長い(=少し離れていても近接攻撃出せる)。一部作品では「相手近接攻撃リーチが届く範囲にいる(ダブルロックオン範囲近接可能範囲イコールではない)」事が近接攻撃が出るトリガーとなっていたため、機体によってはロックオンせずに近接攻撃が出ることもある。 近接格闘戦も左手攻撃右手攻撃両手攻撃別れている。また操作加えることで、様々な攻撃変化する。『オラトリオ・タングラム以降では通常攻撃と同様、ターボボタン入力加えることでターボ近接攻撃出せる。 『オラトリオ・タングラム』では、しゃがみ攻撃動作を行うことによりガード不能しゃがみ近接攻撃が可能である。これも右手・左手両手区別がある。 『O.M.G.』『フォース『マーズ』では、ダブルロックオン状態で、レバーを横に入れてトリガー入力することにより、相手側面回り込みながら近接攻撃を行う回込み近接を出すことができる。また『オラトリオ・タングラム』では、ダブルロックオン状態でターボボタンを押してからレバー入力をすることによって、相手正面捉えつつ側面後方回り込むクイックステップが可能であり、更にトリガー入力加えることにより回り込み近接相当するクイックステップ近接を出すことができる。 他に、『オラトリオ・タングラム以降では、ダブルロックオン状態で「ジャンプ+トリガー」で小ジャンプからの近接攻撃を行うジャンプ近接ダウンした相手をダブルロックオンした状態でトリガー入力することにより追い打ちダメージ与え近接ダウン攻撃、『フォース『マーズ』では、ダブルロックオン状態で「レバー後ろ入れてトリガー」で上空への攻撃を行うアッパー近接を出すことができる。 『O.M.G.』および『フォース『マーズ』では、一部トリガー近接武器アサインされていない機体存在する当然のことながら、たとえ近接間合いであっても近接武器アサインされていないトリガー使用した場合射撃攻撃発生する。『O.M.G.』では逆に遠距離攻撃モーション近接共用になっている武器存在し遠距離攻撃ながら近接と同じ攻撃判定存在していたため、これを利用したしゃがみ近接遠距離近接キャンセルダッシュが可能であった。 『オラトリオ・タングラム以降では、前or斜め前ダッシュ中にレバー後に入れながらトリガーを引くことによって、ダッシュ近接を出すことが出来る。なお、『オラトリオ・タングラム』ではサイファー、『フォース『マーズ』ではテムジン系列一部・マイザー・フェイ-イェン系列み空ダッシュ近接を出すことが出来る。これらのダッシュ近接通常の近接攻撃異なり、敵との距離に関わらず(つまり、ダブルロックオン状態ではなくとも)出すことができる。 至近距離両方レバー内側に倒すと相手近接攻撃ガードダメージ軽減することができる。ガード有効なのは近接攻撃のみで、射撃攻撃は防ぐことができない。また『オラトリオ・タングラム』ではしゃがみ近接ガード不能攻撃設定されている。ガード可能になる距離や範囲定義は作品機体によって異なり、『O.M.G.』および『オラトリオ・タングラム』では概ね自機がダブルロックオンすることができる前面から左右範囲、『フォース『マーズ』ではゲームシステムチーム戦を前提としているためガード範囲全方位となっており敵機体が一定距離内にいれば背面範囲からの近接攻撃であってもガードが可能となっている。『オラトリオ・タングラム』『フォース『マーズ』から追加されターボ近接攻撃ガードによってダメージ軽減可能だ通常の近接攻撃ガードしたときに比べる大きめダメージを受け攻撃命中した機体吹き飛ばされ転倒するデメリットがある。ガード状態からはカウンター狙いやすい攻撃の出が早いガードリバーサル近接を出すことができるが一部動作ではキャンセルできない等のデメリットがある。

※この「近接格闘」の解説は、「電脳戦機バーチャロン」の解説の一部です。
「近接格闘」を含む「電脳戦機バーチャロン」の記事については、「電脳戦機バーチャロン」の概要を参照ください。

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