再稼働
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/05 20:51 UTC 版)
2012年7月5日に3号機が発送電を開始、21日には4号機が発送電を開始し、これにより節電数値目標は中部・北陸・中国エリアでは撤廃、四国では7%から5%に緩和された。再稼働による融通電力量の増加がなければ、九州電力は計画停電に踏み切らざるを得なかった公算が大きいとされる。その後、2013年9月2日には3号機が定期検査のため停止、15日には4号機も定期検査に入った。 その後、2018年3月から3号機が再稼働し、同年5月からは4号機も再稼働した。これらの再稼働を受け、燃料費メリットを電気料金価格に反映させるため、経済産業省電力・ガス取引監視等委員会料金審査専門会合での審査の結果座長の山内弘隆一橋大学大学院経営管理研究科教授により「大飯発電所3、4号機の再稼働によるメリットを適切に反映している」と総括され、同年7月から関西電力の電気料金が平均4.03%引き下げられることとなった。 この間、2014年に福井地方裁判所(樋口英明裁判長)により運転差し止めが命じられたが、執行停止のまま行われた控訴審で2018年に名古屋高等裁判所金沢支部(内藤正之裁判長)により、運転差し止め命令が取り消された。
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