propotion
「proportion」の意味・「proportion」とは
「proportion」は、一部が全体に占める割合や、ある事物が他の事物と比較したときの相対的な大きさを指す英単語である。数学の分野では、比率や比例を表すために使われる。また、美術やデザインの分野では、物体や形状のバランスを示すために用いられる。「proportion」の発音・読み方
「proportion」の発音は、IPA表記では/prəˈpɔːrʃən/となる。IPAのカタカナ読みでは、「プラポーション」となる。日本人が発音するカタカナ英語では、「プロポーション」と読む。「proportion」の定義を英語で解説
The term "proportion" refers to the relationship in size, quantity, or degree between two or more things. In mathematics, it is used to express the ratio or proportionality. In the fields of art and design, it is used to indicate the balance of objects or shapes.「proportion」の類語
「proportion」の類語には、「ratio」、「percentage」、「fraction」などがある。これらの単語も、ある一部が全体に占める割合を表すために使われる。しかし、それぞれには微妙なニュアンスの違いが存在する。例えば、「ratio」は特定の2つの数値間の比率を指し、「percentage」は全体の中の一部の割合をパーセントで表す。「proportion」に関連する用語・表現
「proportion」に関連する用語や表現には、「disproportionate」、「proportional」、「out of proportion」などがある。「disproportionate」は一部と全体の比率が不均衡であることを示し、「proportional」は一部と全体の比率が均等であることを示す。「out of proportion」は比率が適切でない、つまり、ある部分が過大または過小評価されている状態を指す。「proportion」の例文
以下に「proportion」を用いた例文を10個示す。 1. The proportion of women in the company has increased over the years.(その会社における女性の割合は年々増えている。)2. The proportion of the budget allocated to research is quite small.(予算の中で研究に割り当てられる部分はかなり小さい。)
3. The proportion of people who own a car in this city is high.(この都市で車を所有している人々の割合は高い。)
4. The proportion of students who passed the exam was 80%.(試験に合格した学生の割合は80%だった。)
5. The proportion of the population that is elderly is increasing.(高齢者の人口比は増加している。)
6. The proportion of income spent on food is decreasing.(食費に使われる収入の割合は減少している。)
7. The proportion of renewable energy in the total energy supply is still small.(総エネルギー供給に占める再生可能エネルギーの割合はまだ小さい。)
8. The proportion of children who are overweight is a serious problem.(肥満の子供の割合は深刻な問題である。)
9. The proportion of people who smoke has decreased in recent years.(喫煙者の割合は近年減少している。)
10. The proportion of people with a university degree is increasing.(大学卒業者の割合は増加している。)
proportion
「proportion」とは、割合・比率・釣り合い・調和を意味する英語表現である。
「proportion」とは・「proportion」の意味
「proportion」とは、主に「割合」「比率」「調和」「比例」「一部」「分け前」「部分」を意味する英語表現である。「割合」という名詞の他に、「心地良い比率を与える」という動詞としての用法がある。派生語に「proportional(比例した)」がある。形容詞「proportional」は、「They introduced an annual property tax proportional to the market value of the property.(不動産の時価に比例した毎年の固定資産税が導入された)」のように使用される。「proportion」の派生語には他に、動詞「proportionate(比例させる)」、副詞「proportionally(比例して、相対的に)」、名詞「proportionality(比例、釣り合い)」がある。
「proportion」の複数形
「proportion」の複数形は、規則通りsを付けて「proportions」となる。また複数形「proportions」には、名詞として「均整」「全体のバランス」「大きさ」「重要度」などの意味がある。「proportion」の発音・読み方
「proportion」の発音記号は、アメリカ英語で「prəˈpɔːrʃn」、イギリス英語で「prəˈpɔːʃn」となる。カタカナで表記する場合、アメリカ英語で「プラァポォーシャン」、イギリス英語で「プラァポォシャヌ」のような音である。「-por-」にアクセントが置かれる。「proportion」の語源・由来
「proportion」の語源は、中期英語の「proporcion」、ラテン語の「prōportiō」であり、「比較の関係、割合、左右対称、類似」といった意味があった。語根としては「pro(以前に)」「portio(分かれる)」から構成されている。「proportion」の覚え方
すでに日本語には身体の均整や比率を表す「プロポーション」という外来語がある。割合や比率という意味をイメージで覚える方法としては、「ウェイターが、"プロ"としてミルクの"ポーション"を、最適な比率でコーヒーに入れてくれた」という語呂合わせがある。「proportion」を含む英熟語・英語表現
「in proportion to」とは
「in proportion to」とは、「~に比例して」「~と釣り合って」を意味する英熟語である。「Each company has voting rights in proportion to their annual membership fee.(各会員企業は、それぞれの年会費に比例して議決権を持つ)」のように用いる。
「out of proportion」とは
「out of proportion」とは、「不釣り合いに」を意味する英熟語である。「blow out of proportion」は「大げさに騒ぎ立てる」「誇張する」という言い回しで、「As usual the TV news is blowing the issue all out of proportion – there's really nothing to worry about.(テレビのニュースはいつものように、この問題を大げさに取り上げているが、実際には何も心配することはない)」のように使われる。
「proportion」を含む用語の解説
「inverse proportion」とは
「inverse proportion」とは、「反比例」を意味する英語表現である。「This is because the size of radioactivity is inverse proportion to a half-life.(それは、放射能の大きさが、半減期に反比例するからである)」「If the switching frequency is raised, external components become smaller in roughly inverse proportion.(スイッチング周波数を高くしていくと、外付け部品は反比例するように小さくなる)」のように用いる。
「direct proportion」とは
「direct proportion」とは、「正比例」を意味する英語表現である。「Consequently, the physical quantity to be obtained is in direct proportion to the viscosity while inversely proportional to the density, which generates the pressure to the fluid.(したがって得られる物理量は粘度に正比例し、流体に圧力を発生させる密度には反比例する)」のような表現がある。
「proportion」の使い方・例文
「比率」という使い方では、以下のような表現がある。「It will take a few years before one will be able to observe equal proportions of men and women in sales management.(営業管理職の男女比が均等になるまでには、あと数年かかるだろう)」「The proportion of gluten intolerance varies depending on race.(人種によってグルテン不耐症の比率は異なる)」「The text around the image describes the scale and proportion of each part of the body.(画像の周りにあるテキストは、体の各部分の縮尺と比率を説明している)」「割合」という意味では、「The proportion of schoolchildren with an autism diagnosis has quadrupled in just over a decade.(自閉症と診断された学童の割合は、わずか10年余りで4倍に増加している)」のように用いられる。
「部分」「割合」という意味では、「A large proportion of the one million trees planted as part of a roadwork scheme have died.(道路工事計画の一環として植えられた100万本の木のうち、大部分が枯れてしまった)」のように使用することができる。
プロポーション【proportion】
プロポーション
人体比率
(プロポーション から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/24 16:45 UTC 版)

人体比率(じんたいひりつ)とは、人体あるいはもっと一般的には動物の身体の、各部分の相互関係や身体全体との長さの関係のことである。西洋における芸術分野において、全身像を描くために研究対象とされてきた。例えば、身長が頭部の長さのN倍であることを「N頭身」と呼ぶのはその一例で[1]、ギリシアやルネッサンス期においては成人は平均的に7頭身から8頭身であるとされている[2]。下記のように様々な部位について標準的な比率が割り出されてきた。
もっとも、デフォルメ技術を用いて表現する際には、標準的な比率から大きく外れることもある。実際、マニエリスムの画家は10頭身以上に身長を引き伸ばした人体を書いたとされている[2]。スーパーデフォルメでは逆に頭身が小さくなる[3]。
頭部
- 顔の縦の長さを考えたとき、中央の高さに両目がある。
- 顔を横に3分割したとき、頭頂から眉毛の上まで、眉毛から鼻の下まで、鼻の下からあごの先までがほぼ同じ長さである。
- 顔の横幅は、目の横幅の4倍から5倍である。
- 両目の間隔は、目の横幅に等しい。
- 耳の高さは、ほぼ鼻の下から目尻までである。
- 鼻の横幅は目の横幅にほぼ等しい。
- 口の横幅は二つの瞳の距離に等しい。
全身

年齢によって人の頭身は変化するとされており、1歳が4頭身、4歳が5頭身、8歳が6頭身半、12歳が7頭身、16歳が7頭身半、成人で8頭身、老人で7頭身であるという[4]。
8頭身とした場合に、頭部を測定単位として頭頂からどこまでになるかという情報を以下に記す[2]。
- 頭部
- 頭部の下から胸の中央の高さ(ヒトの乳首があるはずのところ)まで
- 胸の中央の高さからへそまで
- 臍から恥骨の上端(骨盤の下から約4分の1)まで
- 恥骨の上端から太腿の中央の高さまで
- 太腿の中央の高さから脹脛の上端(膝下)まで
- 脹脛の上端(膝下)から膝下から踵の中央まで
- 膝下から踵の中央から足裏まで
頭頂からの測定以外の人体比率を以下に記す。
- 恥骨ないし恥骨の上端が平均的な成人人体の身長の中央にあたる[2]。
- 平均的な成人人体では、向こう脛(脛骨、膝から踝まで)の長さは股関節の長さに等しい[2]。
- 人体が直立したときの腕の長さは、指の先が太腿の中央まで伸びる程度になる[2]。
- 腕を広げたとき、中指の両端の距離は身長にほぼ等しい。
- 足の長さは前腕の長さにほぼ等しい[2]。
- 幼児においてはその人が成人したときよりも身長に比べて頭部の占める比率が大きい。
黄金比と人体比率
古代ギリシアの彫刻家ポリュクレイトスは 人体の理想的比率を理論化した『カノン』を著し、古代オリンピックの優勝者ドリフォロスをモデルとして理想の人体立像を造った。頭部の大きさが身長の7分の1であるカノンの人体比率はギリシア彫刻の美の規範となり、カノンの法則と呼ばれた[5]。その後、彫刻家リュシッポスは頭部比8分の1の人体比率を作り、以来、8頭身は近世に至るまで西欧美術の理想的な人体比率の基準となった[5]と主に日本人学者によって主張される。
古代ギリシアでは黄金比(黄金分割)に基づいたプロポーションの造形を、数理的に均整のとれた美の原理として建築や彫刻などに用いた[5]。黄金比とは数学的にはAとBの割合がA:B=B:(A+B)の関係をいい、A:B=1:1.618…(整数比では55:89)という分割となる。8頭身の人体比率は、へその位置が全身を黄金比の近似値3:5:8で分割する中心の位置となる。頭頂からへそまでを1とすると、へそから足底までが1.6となり、黄金比と近似する。また、へそから足底までを1とすると、上に挙げた手からへそまでが1となり、足底から頭頂までが1.6となる。
キャラクターのN頭身

イラストやアニメーション作品などで表現されるキャラクターの頭身は、現実の人間とは異なる場合がある。例として以下のような頭身がある。
- 1頭身 - 身長が頭部1つ分の高さで表現されたキャラクター。頭の下に胴体が存在しない形で表現されたキャラクター。
- 2頭身 - 頭部と頭部より下の高さの比率が1対1程度で表現されたキャラクター。スーパーデフォルメとも呼ばれる。
- 3頭身 - 頭部と頭部より下の高さの比率が1対2程度で表現されたキャラクター。スーパーデフォルメとも呼ばれる。
- 4頭身 - 頭部と頭部より下の高さの比率が1対3程度で表現されたキャラクター。スーパーデフォルメとも呼ばれる。
出典
- ^ “goo辞書 : 「頭身」の意味 第2項”. goo. 2012年3月25日閲覧。
- ^ a b c d e f g J.シェパード 1980, pp. 12–13
- ^ 神吉, くろば & 架空の姉 2011, p. 86
- ^ J.シェパード 1980, pp. 16
- ^ a b c 三井 2000, pp. 61–67.
参考文献
- J.シェパード、IBR『やさしい美術解剖図―人物デッサンの基礎』マール社、1980年2月。ISBN 978-4837302025。 OCLC 673794096。
- 神吉、くろば、架空の姉『萌えミニキャラの上手な描き方 (漫画の教科書 NO.08)』誠文堂新光社、2011年6月15日。 ISBN 978-4416611135。 OCLC 731903576。
- 三井秀樹『形の美とは何か』日本放送出版協会〈NHKブックス〉、2000年。 ISBN 4140018828。
関連項目
- ウィトルウィウス的人体図
- 骨相学
- 伊東絹子 - 「八頭身美人」という形容が広く使われ始める契機となった人物
プロポーション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/17 22:01 UTC 版)
「クラリッサ・ストロッツィの肖像」の記事における「プロポーション」の解説
16世紀の芸術家たちは子供の頭身が大人とは異なっていることを知っていたが、子供のイメージが大人の小さな複製であるかのように構築された例は多く存在する。このような背景に対して、幼いクラリッサを成熟した大人の女性を描く際の慣習に従いつつ、子供の頭身で描写したティツィアーノの芸術的決定は注目に値する。クラリッサの頭部は身長の4分の1である(大人は9分の1)。選択したキャンバスのサイズは3歳の子供の身長が最大身長の約半分であるという古代ギリシアの考えに対応している。クラリッサの図像は彼女の顔と腕の丸みを強調しており、これも子供に典型的である。ジョヴァンニ・バティスタ・カヴァルカゼル(英語版)やジョゼフ・アーチャー・クロウ(英語版)など多くの研究者によると、クラリッサの肖像画は、子供たちをそのまま描く絵画の方向性を生み出した。バロック期の芸術家ピーテル・パウル・ルーベンスやアンソニー・ヴァン・ダイクはティツィアーノから影響を受けて、子供たちを描く際に同様の技法を用いた。
※この「プロポーション」の解説は、「クラリッサ・ストロッツィの肖像」の解説の一部です。
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