舞台・用語
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「ワールド・エレクション」の記事における「舞台・用語」の解説
五界(ごかい) 本作の舞台となる5つの世界の総称。20年ほど前に突然融合し、天変地異や民族対立で滅亡の危機に瀕したが現在は各種族が手を取り合い、平和になった。月は全ての世界にあり、一つに融合している為、1週間毎にそれぞれの世界の色に変わる。劫魔界ヘルメリウル 魔族が住む世界。魔族は異形の姿と特殊能力を持ち、変革の日にはいの一番に世界を掌握しようとしていた。現在も世界征服を強行しようする強硬派と穏健派の対立が続いている。 機械帝国マキナインスーラ 生命のない機械の世界。特殊なネットワークがあるらしいが、個体数が少なく実態は不明。現在は砂漠地帯が勢力圏で交流は少ない。 天楽園ルイトゥセル 天上人と呼ばれる長命種が住む天空の世界。多くの者が背中に純白の翼を持つ。争いを嫌い、攻撃よりも精神干渉系の能力を得意とする。堕天した者は翼が黒くなるらしいが、100万人規模の虐殺クラスの悪行をしない限りはそのような事象が起こる事はない為、実態は不明。 大自然郷アシリ・ヤ・ワンヤーマ 獣たちの楽園で密林の世界。獣人は人間とほぼ変わらず、耳や尻尾など、一部に獣の特徴が残る。誇り高く、種族の侮蔑を特に嫌う為、喧嘩っ早い。自然と調和した種族である為、人間界の建築物は苦手。 人間界ガイア 元々は地球と呼ばれていた世界で五界が融合してからこの呼称が付いた。この世界に他の4つの世界が融合した事で現在の世界となった。 新生五界複合都市サン・ヴァレロン 『変革の日』以降に作られた人工島。各界の住人が住み、ヴァレロン国際学園を中心とした学園都市となっている。学生と学園関係者で人口は万を超える。 ヴァレロン国際学園 主人公たちの通う学園。子供から大人までの一貫教育となっている巨大学園。一学年1000人、学園全体で3000人規模となる。能力制御に特に力をいれ、暴走が起きないように指導している。
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舞台・用語
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岬市(みさきし) 舞台になる地方都市。海と山に挟まれた港町。そのため市内の至るところに坂道がある。中心部にはビル街が広がるが、遊園地や砂浜は電車で移動しなければなく、主人公曰く海沿いには港しかない町。しかし夜景が綺麗なことで知られており、季節を問わず観光客が訪れる。 八坂総合病院(やさか) 町にある総合病院。先代院長は八坂甚五郎、現在は息子の八坂尚之。総合病院ではあるが精神科はない。土曜の午後でも診察が可能。地元ではかなり有名な病院らしい。十年前に大火災に見舞われたが、現在は立て直され、何事もなかったかのように営業している。現在の藤矢のバイト先でもある。 織部学園(おりべ) 主人公たちの通う学園。公式サイトや本編で確認出来る標札によれば県立校。坂を上った場所にある。学力は中の上。風紀は比較的自由。近年建て直されたため、校舎は綺麗で特徴的なデザインのため、生徒の評判になっている。制服は男女共に白のワイシャツ。女子はグレーのベストを着用しており、男女共に赤地に白十字柄のネクタイを着用する。全国に名を轟かせるほどの部活はないが、人気は高い。なお、弓道部はない。 マンション 沙耶の自宅で伏見兄妹の現在の自宅。都心にある3LDKのマンション。賃貸か分譲かは不明だが、一部屋の大きさは比較的広い。ペットの飼育は禁止されている。 八坂総合病院火災 十年前に発生した大火災。発生時間は夜間。出火場所は病院西棟。かなりの大規模火災で周辺地域にも飛び火で延焼。多数の患者やスタッフが死亡もしくは行方不明となった。出火原因は不明で、放火、事故、旧日本軍の遺産が埋まっていたなど一時根も葉もない噂が流れた。現在は町を見渡せる丘の上に慰霊碑が建てられている。 意識不明者 岬市で相次いでいる事件。それまでなんともなかった人が突然意識を喪い昏睡状で発見されるもの。新聞やテレビのニュースにも取り上げられている。外傷や前兆はなく、脈拍や呼吸も正常。いずれも市内もしくは八坂総合病院内で発生している。
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舞台・用語
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「Magical Marriage Lunatics!! 〜マジカル マリッジ ルナティクス〜」の記事における「舞台・用語」の解説
蘭(あららぎ) 本作の舞台。海沿いに位置する地方都市。主人公と友人の会話によれば田舎町とされるが町か市かは不明。主人公の住む町には最寄駅の「白樺駅」や商店街、後述の時計塔公園などの施設や学園、住宅街、通学路にもなっている海岸通りや海水浴場がある砂浜などがある。依姫ルートの描写によるとバスで少し行った山間部に集落があり、御神体とされる注連縄が巻かれた石があるが、人々の信仰心が薄れてしまったことから長らく放置されていた。また電車で数駅の所に「蘭駅」(あららぎえき)や「ディスティニーランド」という名前の遊園地があるさらに大きな街があり、この街に遊びに出る若者も多い。 牛尾家 主人公と両親が住む家。ごく一般的な二階建ての現代住宅。家の裏には牛尾家が所有している雑木林が生い茂る裏山があるが、姫君たちに買い取られ、現在は姫君たちの家が立ち並び、階段まで整備されている。家そのものには事前に手紙で両親の了承を得た上で屋根にルーチェ専用の出入り口が設置されている。 喫茶甘露亭(かんろてい) 悠奈の自宅兼店舗。主人公宅の隣にある。正式な店名は「和甘味と軽食・甘露亭」。一階部分が喫茶店になっている。家そのものも純和風の造りになっており、建物の正面には小ぶりな日本庭園、そのさらに前にはクルマ数台分の駐車スペースが設けられている。父親の徹が経営しており、悠奈はこの店の看板娘として若い男性から人気がある。甘味処の割には男性客が多い。なお主人公がアドリアーネに語った話によるとアルコールはメニューには無いとの事。両親の仕事が忙しく夜も遅いため主人公は夕食は大抵この店でとっている。 アスタリテ邸 ルーチェと従者のドーラが住む家。西洋風の洋館。牛尾家に一番近い場所に立地しており、最初に建った家でもある。一人と一匹しか住んでいないにもかかわらず巨大なのは彼女が姫君であり、何気なく建てた結果、城(どちらかというと宮殿に近い)のようになってしまったため。綺麗好きで風呂好きなルーチェのために部屋に浴槽が設えてあるのが特徴。 ロード邸 ユリの家。ルーチェの家の隣の敷地の高台に立つ。夢魔界の宮殿を模したデザインになっている。アドリアーネが泊まる時もあるが同居しているわけではない模様。ルーチェと同様の理由で一人暮らしの割に巨大な宮殿になってしまった。屋内に清らかな噴水があり、大型サイズのベッドがしつらえてあるのが特徴。 天城邸 カリンの家。ユリの家の隣の高台に立つ。日本の古民家風のデザインになっているのが特徴で、屋根は茅葺き、床もフローリングではない板張りで、居間には囲炉裏がしつらえてあり、カリンはよくこの場所で魚や油揚げを焼いている。 美都乃玉邸 依姫の自宅。カリンの家の隣の高台に立つ。平安時代の邸宅風になっている。依姫によれば家の精と契約を交わしているため、開放的な造りにもかかわらず、彼女が苦手とする虫などは入って来ないようになっている。 ルルーナ家 ルルーナの自宅。依姫の家の隣の高台に立つ。他の姫君とは違って彼女の狭い所が好きという趣向からこじんまりとしたヨーロッパの田舎の一軒家風の外観になっており、全体的に小さい。ルルーナ曰く屋根裏部屋をイメージした造りになっており、部屋の真ん中には人が2、3人は入れそうな大きな鍋があり、この鍋で夜な夜なマジックアイテムを作るのが日課になっている。 東雲学園(しののめ) 主人公たちが通う高校。私立か公立かは不明。ごく普通の高校だが、屋上が緑化されており庭園や温室があるため生徒たちの憩いの場になっている。制服は女子は白と襟が青地に黄色のチェック模様を基調にしたセーラー服タイプのもの。男子は紺色の学ランタイプ。学年ごとにリボンの色が異なり、一年生(ルルーナ)が黄色、二年生(ルーチェなど)が赤、三年生(依姫)が青になっている。なお、2000年代以降の学校としては珍しいブルマタイプの体操服を採用している。学食はかなり広く真新しいが、めぐみ曰く種類はあまり無いとの事だが、味は決して悪くない。毎年5月3日には芋煮会が海辺で行われるほか、毎年恒例で献血のボランティアに参加している。一年ほど前から幽霊が出るという噂がある。 いっぺんに美女たちが転入して来たことで大騒ぎになり、後述の親衛隊(ファンクラブ)が結成される騒ぎになった。 時計塔公園 町にある公園。住民の憩いの場で休日にはピクニックを楽しむ多くの家族連れなどで賑わう。主人公の解説によると有名なデザイナーが手掛けた作品である時計塔が噴水広場にあることからこう呼ばれる。 赤嶺山(あかみねやま) 学園の近くにある山。標高300mほどのなだらかな山で多くの自然が残されており、近くには神社の境内に続く石段がある。頂上に展望台公園が設けられており、一年生が参加する遠足の行き先になっている。 蘭稲荷神社 赤嶺山の麓に立つ神社。カリンルートで度々登場する。天狐を祀る神社であり、この地で12年周期で行われる神楽舞は天狐にとって大きな意味を持っている。普段は人の少ない閑静な場所。 契り 人間界でいう婚約にあたる。種族によって具体的な様式は異なるが、相手に生涯添い遂げるという意味では同じ。一人が複数の相手と契りを交わした場合には、その中の誰か一人が正式に伴侶になるまでは特定の一人のものになることは無い。 神隠し 主人公が幼少時に見舞われていた事件。人間界から突如として異世界に飛ばされてしまう現象。再び人間界に戻って来た時には戻って来た時には異界での記憶は失われるため、重婚状態が生まれてしまった。 異界 主人公が幼少時に飛ばされた人間界と異なる種族が住む世界。作中では吸血鬼界・夢魔界・天狐界・神界・魔女界・成仏を前にした魂(つまり幽霊)が一時的に留まる幽界・ルルーナルートでのみ言及される悪魔が住む悪魔界が主な世界とされる(ただしカリンとは蘭稲荷神社の境内で出逢っているため、天狐界は登場していない)。年に一度主だった世界の姫君が集まることが定められており、また人間界には異界の存在は秘密にすることが定められている。異界での記憶が失われるのはこの決まりのため。 親衛隊 ヒロインたちの非公認ファンクラブ。みな一般人タイプ・ガリ勉タイプ・太ったタイプの3人の男子の組み合わせ。ヒロインと親衛隊の組み合わせは以下の通り。 ルーチェ=LML(ルーチェマイラブ)の略。 イメージカラーは赤。 言葉攻めフェチ。 ユリ=YMI(ユリさんめっちゃいい匂い)の略。 イメージカラーはピンク。 全員匂いフェチ。 カリン=TRK(天真爛漫カリンちゃん)の略。 イメージカラーは黄色。 属性不明。 依姫=YNF(依姫さまに踏まれたい)の略。 イメージカラーは青。 全員ドM。 ルルーナ=HKS(貧乳こそ至高)の略。 イメージカラーは緑。 全員ロリコン。
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舞台・用語
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「SHUFFLE! エピソード2 神にも悪魔にも狙われている男」の記事における「舞台・用語」の解説
神族・魔族・人間界・ゲートに関しては『SHUFFLE!』の項を参照のこと。 金剛町(こんごうちょう) 本作の舞台。本作の前日譚となる『SPIRAL!』の舞台でもある。同作の公式ホームページのストーリー及び本作の本編中の頼斗の説明によると、都心ほど発展してはいないが駅前はそれなりに発展しているどこにでもありそうな一地方都市。他の街に比べれば神族や魔族の住民が多い部類に入る街とされる。地方都市ということもあってか治安は良い。体験版ではバーベナ学園や頼斗の住むピュアクリスタルの他、喫茶ビスマス・頼斗がはち玉を取ったゲームセンター・行きつけのスーパーなどがある商店街、住宅街、鉄道駅(『SPIRAL!』本編の電車の車内放送によれば駅名は「金剛町駅」)、リムスと出逢った公園などの施設が登場している。また、本編の頼斗の独白によれば、電車で行ける近距離にゲートが存在する。本作では登場していないが、『SPIRAL!』では人間のみが通う「佐波理学園」やその学生寮といった施設が存在していることが判明している。名前の由来は金剛石つまりダイヤモンド[要出典]。 国立バーベナ学園 頼斗たちが通う学園。前作『SHUFFLE!』でも登場した。本編の頼人の独白によるとかつては唯一の人間と神族・魔族の共学の学園だったが、現在は同様の施設が各地に存在する。しかし現在でもそうした学園の元祖として一目置かれている。校舎は作中の時代の二十年ほど前に金剛町に移築されたもので、後述の「大崩壊」の際にも被害を免れた由緒ある学園とされている。光陽町から魔法で移築されているため、校舎自体は前作と同じものだが、学食は若干リニューアルされている。また、女子の体操着もブルマーではなくハーフパンツに変更されており、制服のデザインにも変化が見られる。前作からの登場なので名前は花に由来する[要出典]。 ピュアクリスタル 頼斗と琥珀が住む賃貸マンション。本編での描写及び頼人がネリアに語った話によると、部屋は広いが特別高級マンションというわけではない模様。本編の頼斗の独白によればマンションの名義は母親であり、家賃なども彼女が支払っている。ネリアとリシアは頼斗の部屋の両隣の部屋に住んでいる。本編中でクンツァイトとカルセドニーが頼人たちに語った話によれば、頼斗たちが住むフロアと上下のフロアはまとめて買い取られ、元の住民はクンツァイトたちが用意した別の物件に移り住んだとのこと。 『SPIRAL!』のヒロイン「半田珊瑚」が住んでいる場所でもあり、彼女の母「「半田亜美芽」がオーナーをしている模様。亜美芽は頼人の母と仲が良く、その縁で頼斗達が住む場所になっている。名前の由来は結晶から[要出典]。 喫茶ビスマス 商店街にある喫茶店。虎次郎や頼斗たちが度々利用している。シトリンのアルバイト先でもある。本編での描写や頼斗の独白によると内装はかなり感じが良い店で、主に女性客が多いが、親子連れなどの姿も散見される。 なお、店内のカウンター席には『月に寄りそう乙女の作法2』に登場したエスト・ギャラッハ・アーノッツと八日堂朔莉らしき人物の姿が見える。名前の由来はビスマス鉱石から[要出典]。 ファンクラブ バーベナ学園の生徒たちの一部が加入しているファンクラブ。当初は琥珀のファンクラブである「ハクハク団」(虎次郎曰く「琥珀さんに拍手されたい団」の略)しか存在していなかったが、虎次郎と麻莉が頼斗に語った所によると一夜にしてネリアのファンクラブである「ネリネリ団」と、リシアのファンクラブである「シアシア団」が結成された。前作で登場した非公式ファンクラブ「KKK」(きっときっと楓ちゃん)、「SSS」(好き好きシアちゃん)、「RRR」(ランランリンちゃん)などに当たる。本編のきららのセリフによると、きららはハクハク団の名誉会長ということになっており、頼斗も名誉会員と言うことになっている(なお、頼斗本人にはその事実は伝えられていなかった模様)。 大崩壊 作中で何度か語られる大災害で、本編から約59年前に発生した。本編でカルセドニーが頼斗たちに語った話によると、当初は三世界の交流が原因ではないかとまことしやかに噂されたが、これはデマということになっている(もっとも明確に関係する証拠が無いというのが実際であり、ネリアによれば真相は目下調査中とのこと)。以来ゲートの管理は最も信頼のおける存在に一任されることになっている。
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舞台・用語
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「ノラと皇女と野良猫ハート」の記事における「舞台・用語」の解説
桜ヶ淵(さくらがぶち) 本作の舞台。某県の湾岸部に位置する自然豊かな地方都市。海岸線沿いの平野部に広がる街で、市街の背後には山地が広がっている。漁業が盛んで、長く伸びた海岸線などの観光資源にも恵まれている。都市部から日帰り可能な位置にありながらも豊かな自然や、交通渋滞が無く、一通りの店が揃った繁華街もあるなど快適かつ便利な街であるため、住む場所としての人気も高い。 反田邸 ノラとシャチの自宅兼学習塾。山側に位置している。元々は母と3人で暮らすごく普通の一戸建て住宅だったが、買い物に出かけている間に火事で全焼。その後母が連れてきた多くの人たちの厚意で、和洋折衷のかなり立派な文化住宅に建て直された。現在は冥界から来たパトリシア一行が居候しており、黒木やノブチナを始めとする友人たちも度々遊びに来ている。 桜ヶ淵学園 ノラたちが通う高校。市内のやや山側に位置している。制服は男女共に焦げ茶色を基調としたブレザータイプ。シャチが所属している、秀才の生徒が集まるA組、スポーツ推薦の生徒が集まるD組、ノラやノブチナ達が所属する「阿保のC組」の他、黒木が所属する、県内屈指の名門校出身の特待生を集めた「E組」が存在している。特にE組は、必ずしも素行が良い者が多いとは言えず、風紀委員から要注意人物とされている暴れん坊女子も多いため、通称「死のE組」などと呼ばれている。 冥界 死者の魂が住む異世界で、地上の世界の冥界とほぼ同じ物。暗く陰鬱な世界で、地上の人間が死を忘れようとしているため滅亡の危機に瀕している。
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舞台・用語
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「うつりぎ七恋天気あめ」の記事における「舞台・用語」の解説
八阿多市(やあた) 舞台になる某県の地方都市。交易の中心として栄えた商人の町。山地を背にして海に向かった地形。江戸時代には為政者の手厚い保護を受け、商都として区画整理が為され、全国に知られるようになった。 面積約120.37㎢、人口は約6万3000人。旧市街(町の東部)は江戸時代の区画整理そのままの整然とした町並みだが、北部には無秩序に開発された住宅地が広がる。坂の町としても有名。後述する伝統的建造物群保存地区が観光名所として知られている。南部の沿岸部の豊かな海産物が町並み保存の費用になっていたが、近年は赤潮の被害もあって収益が激減し、観光に力を入れている。本編の鮎たちの話によれば昔から水害に悩まされて来た土地で、さらに活断層か存在するため地震もそれなりに多い土地である。 伝統的建造物群保存地区 二十年前に指定された八阿多東地区のこと。現実世界の重伝建に当たる。漆喰の壁や町屋作りの建物が立ち並ぶ光景が特徴。いわゆる碁盤目状の町並みをしており、地区を三つ(左区、中区、右区)に分けるように水路が流れている。中央には戦前までは稲継魂神社が立っていたが、現在は移転しており、変わりに八阿多学園が立地している。 八阿多学園 主人公たちの通う県立学園。住所は八阿多市東中区中央。合格者の平均偏差値は65で県内屈指の進学校として知られる。現校舎は三年前に新築されたもの。生徒数は約500人程度の中規模校。制服は女子は白のセーラー服、男子はワイシャツに赤ネクタイを採用している。 立地場所が先述の伝統的建造物群保存地区に当たるため、景観に配慮して補強材として鉄筋コンクリートを用いつつも木造校舎になっている。生徒の自主性を重んじる校風を謳い、学校行事においては生徒会がほぼ全ての権限を握っているが、課外活動を義務化するなど校風との若干の齟齬が存在している。 なお、校則では携帯ゲーム機の持ち込みは禁止されているが、なぜか保健室からしばしばゲームの電子音が聞こえるらしい。 八千(やち) 主人公の実家の甘味処。住所は同市左区中央。観光客の多い中心部から若干外れた閑静な住宅街にある。地元密着型の小規模店舗だが、インターネットなどを介した口コミによって客層が広がり、観光客が来ることも多い。甘味を抑えた餡が店の商品の特色で、その餡を使ったあんみつが人気メニュー。 稲継魂神社(いなつぐたまじんじゃ) 市の北部丘陵地帯に建設された神社、元々は八阿多東の中心部に立っていたが、戦災によって消失。焼け跡は長年放置されていたが、戦後に先述の八阿多学園が立てられ、神社は北部に移築された。祭神は「稲継魂大神」と「火火結乃命」。 水鶏口水路(くいなぐちすいろ) 市内を三等分する二本の水路。地元では単に水路というとこの水路を指す。市東部の庵原川から引かれ、古くは水運の要として市の発展を支えた。現在は陸運が主流のため、交通路としての役割を終えているが、水路沿いの二本の大通り(後述)と並ぶ観光名所となっている。 東通り、西通り 水路沿いの二本の幹線道路。車の通行も可能だが、観光客に配慮するためか厳しい侵入規制と速度規制が布かれている。沿道には観光客向けの店舗が軒を連ね、屋台も出店されている。通りを南北に端から端まで歩けば町並みを堪能できる。 八阿多海岸 市の南部に位置する海岸。猫の額と揶揄されるほど狭く、観光客もほとんど来ないが、地元民に愛されている。 彼の国 エリンの母国。別名「魔女の国」。正式な国名や位置は不明。理想郷とされているが、詳細や実態は一切不明。エリン曰く「山と森ばかりの貧相で何もない国」、「排他的な国」らしい。 七不思議 八阿多学園で存在が囁かれる七つの不思議。いわゆる学校の怪談のようなもので、元々は八阿多の言い伝えが元ネタになっている。しかし生徒たちによって新しいものが付け加えられたり、数あわせのため除外された挙げ句、創立当初からの不思議は二十に及んでいる。また内容も当時の世相や流行を色濃く反映している。 課外活動 学園に定められた部活や委員会のこと。授業外なの時間を束縛されることになる上義務化されているため、生徒からは不満の声があるが、一部の不熱心な活動が事実上黙認されていることである種の緩衝材になっている。主人公たちが属する「七不思議委員会」はその典型例。 きつね寿司 八阿多の郷土料理。いわゆるいなり寿司のことだが、一般に知られるいなり寿司と異なり、俵状にせず三角形にするためこう呼ばれる。元々先述の「稲継魂大神」が古くからこの地方の守り神(土地神)として祀られており、その姿が狐の化身(いわゆるお稲荷さん)だったため、その供物をいつの間にか調理するようになったことに由来する。祭の時期には各家庭でも作られるため、「八阿多のお袋の味」とも言われる。蓮の得意料理の一つ。
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舞台・用語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 16:45 UTC 版)
メゾン・ド・章樫(あやかし) 本作の舞台であり、主要人物たちの住むマンション。通称「妖館(あやかしかん)」。一世帯につき一人のSS(シークレットサービス)がつき、最強のセキュリティーを誇る最高級マンション。 その実態は妖怪の「先祖返り」である人間が純血の妖怪に狙われないよう身を寄せ合って助け合うシステムである。 設立者は悟ヶ原思紋。同マンションが全国各地に存在する。 SSはパートナーとなった住人と同じフロアに住まう。 表向きは、高額の家賃を払い、能力・家柄・経歴を認められた人間だけが住める場所とされている。 得体や素性の知れない人物が多いことから、近隣では「変人揃い」「お化け屋敷」と気味悪く思っている人間も多いが、実際に妖怪の関係者が多いので、あながち間違いでもない。 先祖返り 先祖が過去に妖怪と交わり、その妖怪の血を濃く受け継いで生まれてくる者たち。 先祖返りは始祖である妖怪の子と同じ日、同じ時間に同じ容姿、同じ性質を持って生まれる。そして稀に記憶を受け継ぎ、不思議と同じ運命を歩むと言われている。 一説では、朽ちない存在である妖怪が人間の腹を介して再生するよう変化したもの。そのため両親からの遺伝的な要素は関係なく、ただの母体である。 先祖返りの家系の多くは宗教染みた部分があり、その家の方針によっては先祖返りの自由を奪うこともある。 千年桜 思紋宅に存在する植物の姿をした妖怪。長い時間を司り、過去に未練がある者が近付けば過去へ引きずり込む性質を持つ妖怪で、帰りたい思い出の世界に引きずり込む袖引き狢とは違い、本物の「未練ある時間場所へ」行ける。 しかし過去へ戻ることの代償として、その人の肉体の時間が止まり、不老になってしまうが、死に直結するような攻撃をされると死亡するため、不死になるわけではない。
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舞台・用語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 15:24 UTC 版)
カーオスタウン 本作の舞台となる街。非常に治安が悪く、犯罪が多発している。 キャバレーアシナガバチ 表向きはキャバレーだが、犯罪者の抹殺を専門とする裏組織。
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舞台・用語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/17 20:22 UTC 版)
宇御島(うおじま) 周や珊瑚らの暮らす沖縄の島。モデルは沖縄県南城市の奥武島。 宇御島中学校 周や珊瑚らの通う中学校。近隣で唯一の中学校とされている。
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舞台・用語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/05 17:59 UTC 版)
「カワイスギクライシス」の記事における「舞台・用語」の解説
帝国「アザトス」 数多の星々を支配下に置く帝国。非常に高度で発展した文明を誇る。多様な種の人間が属しており、「髪に猫耳のような癖がついている(リザ、アマト、フィアナ等)」「頭部に角が生えている(ガルミ、ガイム、ラヒュール)」「三つ目(ラスタ、シャミル)」といった特徴を持つ人物が作中に複数人登場する他、これらと全く異なる特徴を持った人物も多く見られる。 アザトス軍戦闘十六隊 星間調査隊を危険から守るために調査隊員と共に宇宙船に搭乗している軍隊。シャミルが隊長を、ガイムが副隊長を務める。二人の他にもS級兵と呼ばれる個人で星1つを制圧できる力を持った精鋭が複数人在籍するが、リザやアマトら調査隊員達が優秀なため殆ど仕事がないのが実情となっている。 大宇宙動物園 星間調査隊の生物研究室が宇宙船内に所有する施設。中には木々や水辺があり、多くの宇宙の生物が飼育されている。リクが宇宙船にやってきてからは一角に犬小屋が設けられ、他の宇宙の生物と共に暮らしている。 マンション「メゾン荒脛巾」 リザが地球で住居としているマンション。ペット飼育可で居住する全ての世帯が何らかのペットを飼っているとされる。 猫カフェ「nyanday」 円香が店長を務め、華澄と誠二が働いている猫カフェ。看板猫はアメリカンショートヘアの「ハジメ」。 Switter TwitterのようなSNS。投稿は「スイート」と呼ばれる。作中では主にペットの写真投稿用アカウントについて描かれる。 Yantube Youtubeのような動画投稿サイト。Youtubeと同様に生配信を行うこともできる。リザや、ガルミとラスタ、薫、泉美らが自身のペットを紹介するチャンネルを開設している。
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舞台・用語
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「うそつき王子と悩めるお姫さま -PRINCESS SYNDROME-」の記事における「舞台・用語」の解説
夢ヶ島 一般的に認知されることとなった〈お姫さま病〉を患った女の子たちを隔離するための島。もとはレジャーランドであり、寮や店舗などはその時に建設されたものを再利用している。入島には厳重な審査が行われ、〈お姫さま病〉の危険性から、家賃や光熱費等は国から保障される。男性はほとんどいない。 聖アンデルセン学園 ランクC以上の〈お姫さま病〉を患った女子たちが通う女学園。なるべく島外の学生と同様の待遇を与えられるよう配慮されており、島外の学園への進学、就職などは保障され、卒業までに〈お姫さま病〉が完治せずに島外に出られない場合でも進学先への学歴なども保障される。 お姫さま病(プリンセスシンドローム) 思春期の女の子がかかる多重人格障害。思春期に抱えた何らかの悩みから発症し、発症原因となった感情を鍵として目覚める。病の程度に応じてE、D、C、B、A、Sの6段階にランク付けされており、B以上の患者は〈望奏(メルヘン)〉と呼ばれる超常の力を発する。SSもあるようだが、未発表の模様である。また、〈お姫さま〉には必ず元となる話がある。個人差はあるもののある一定の年齢(思春期)を終えると自然と収まる。まれにそのまま拗らせて完治しない場合があり、本人とお姫さまの人格が完全に同化する。その人物を魔女と呼ぶ。数年前から発症例自体はあったが、二年前に国がその存在を公開し、一般に知られることとなった。 感情を強く揺さぶられた場合はBランクであってもリンゴ銃で抑えきれない場合がある。逆にさほど揺さぶられていないときはSランクでも抑えられる場合もある。 王子 〈お姫さま病〉に対抗できる唯一の存在。王子の血液にはOG細胞と呼ばれる特殊細胞があり、この細胞から作られた液体、OGエキスを浴びせると〈お姫さま〉を眠らせることができる。また、〈王子〉も〈お姫さま〉を鎮め、〈望奏〉を打ち消す〈望奏〉を行使できる。〈王子〉は〈お姫さま〉と異なり、性別を問わず、存在もまれなので国の監視下に置かれる。 風紀委員(キャリバー) 〈お姫さま〉が引き起こす事件を鎮圧するための学園の保安部隊。活動は学園内に留まらず島全体に及ぶ。お姫さまが目覚めると現場へ赴き、リンゴ銃と呼ばれるOGエキスを詰めた水鉄砲でお姫さまを眠らせる。活動目的の関係上、〈お姫さま〉が目覚めづらい生徒やランクの低い生徒が選ばれる。現在の委員長(マスター)はリイナ。 ハイツ・ファンタジア 主人公の祐二たちメインキャラクターが住む寮。特に重い〈お姫さま病〉を患った〈お姫さま〉を隔離する寮で、部屋数は少なく、入寮者も祐二たち5人のみ。 お菓子の家 クララが経営する喫茶店。アンデルセン童話のお菓子の家のようにお菓子のインテリアが並ぶ可愛らしい店。祐二たちが〈風紀委員〉の仕事中、〈お姫さま病〉で眠らせた子を良く預かってもらう。 泉エンドではクララが魔女の治療のため、隔離されたことから泉が引き継いで祐二と同棲する事になる。
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舞台・用語
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「FREEDOM WARS フリーダムウォーズ」の記事における「舞台・用語」の解説
パノプティコン 地上に生きる人類が身を寄せ合う都市。長いので「PT(ピーティー)」と略されることが多い。他のPTとは友好関係なところもあれば、敵対関係のところもある。 天獄(てんごく) 高度な文明を持ち、空中に君臨する都市国家。地上に生きる人々を「傲慢」と謗り、「傲慢の収穫」のため各PTに一斉攻撃を行う「天罰」を行使する。 天獄では人間もまた資源と見ているため、天罰の際には市民を拉致している。ただし咎人には価値がないと考えているため迷わず抹殺する。 ホウライPT 本作における、天獄と並ぶ代表的な「敵」。最強の咎人アーベル駆る原初の三機「憤怒の烈火(レッドレイジ)」によって次々とPTを傘下に収めていっている。そのため規模自体は強大だが、個人個人の戦闘能力は低い。また、貢献以外のことを考えられなくするため服装の自由すら奪っており、咎人たち全員が同じ服装を強いられている。 侵略行為はアーベルだけが原因ではなく、上層部がタカ派のため積極的に攻めて来ていることによる。負けた際のリスクを考慮しておらず、言い換えれば負けるつもりがない好戦的なPT。なお、傘下となっているのはメガラニカPT、ザナドゥPT、アガルタPT、レムリアPTなど様々である。 ロウストリート 独房の外に広がるPTの一部。窓やベランダなどはなく、分厚鉄の壁によって日の光さえ遮られた無機質な空間。階層都市であるため広大で、数日かかっても歩きつくせないほど。常に監視アクセサリにより巡回が行われており、問題を起こせばただちに刑期が加算される。 モザイク街 この世界で言うところの「街」であり、アイテムや武器を販売する「ザッカー」や、アイスクリームや料理を提供する「ガソリン」の二店が有名。特に「ガソリン」では咎人たちが集うことも多い。存在そのものがPTの法律に反しているのだが、咎人に与える恩恵も大きいためPTはこれを見逃している。同時にPTとしては天罰や敵対PTによる侵略には一切関知しない。 セルガーデン 各階層の深部に築かれた廃棄処理施設。常に変動し続ける不思議な構造をしており、過去の記録データなどが保管されている。巡回している監視アクセサリに見つかればつまみ出されるほか、刑期が加算されてしまう。 ロスト 人間も資源として見られてるため、永遠に失われる=死という意味でロストと呼ばれる。 Will'o(ウィルオー)-「意思を持った電気信号」 「人の意志」ともいうべき「莫大な電気信号」が記述された電気。 生物神経系が形を作るベクトル場であるクルカルニーアスカロノフ場上のウィルオー粒子がその実態であると考えられている。 クルカルニーアスカロノフ場は時空間系の変換から超高次情報対称性思考半多次元時空間にプロットすることが可能であり、この時空関係での振る舞いが古典電磁気学での電気とほぼ同じなために、一般的には「電気」の一種として理解されている。 現代の革新的技術はこの「魔法」が生み出していると言っても過言ではない。 咎人(とがびと) 懲役100万年を科された重犯罪者。この世界では資源を食いつぶすだけの存在は罪として扱われる。最初は牢獄内を五歩以上歩く、私語を行う、横になって寝るだけで刑罰となり懲役が加算されるなどおよそ人権がまったくない存在。 しかしボランティアを続けることや資源の納品などで懲役を減らし、資格を得れば牢獄から出てある程度PT内を自由に歩きまわれる。 無論、過酷な生存競争を続けているため生き延びている咎人は少ない。特に11年より前に生き残っている者は殆どいないという。また誰もが貢献しているわけではなく、中には精神を病んでしまう者もいるが、そういった者は他の咎人と比べ、かなり刑期が延びている。 アクセサリ 咎人を監視するために作られた生体アンドロイド。男性型と女性型が存在する。ボランティアに参加する咎人のためにパノプティコンから配給される携帯端末・携行兵器であり、パートナーともなる存在。パノプティコン内及びボランティア中は、咎人に常に付き従い、パノプティコンからの指令を伝達すると共にその行動を監視している。ある程度以上の権限を得た咎人はアクセサリのカスタマイズが可能であり、歴戦の咎人のアクセサリは個性的なものが多い。また見られている不快感を拭うため、フルフェイス型のヘルメットをかぶせる者も少なくはない。学習機能があり、長期にわたって咎人と行動を共にした個体はその咎人に対してある程度の便宜を図ってくれるようになるなど、人間的な一面が生まれる。 市民(シヴィリアン) パノプティコンの発展を支える高度な技術力を持つ技術者。彼等は存在そのものに価値があるため犯罪者として扱われず、懲役はない。パノプティコンの間ではその能力を巡って奪い合いが頻発している。助けられた市民は素直に礼を言う者もいれば、咎人を見下す者もいる。純粋にPTに貢献を考えて尽力する者もいる。 なお、市民が総じて短躯なのはPTによる身体調整によるもの。表向きは入り組んだ場所での作業効率を上げるためとされているが、実際はアブダクターで拉致・護送し易くするためと非力にさせて抵抗力を奪うためとされている。 アブダクター 略奪者とも呼ばれる巨大な生体兵器。市民を巡る戦いで投入され、市民を捕獲すると鳥篭(ケージ)と呼ばれる部位に収納して搬送する。様々な機種と武装が存在し、どの攻撃も咎人の命を一撃で奪う強力な力を持つ。パノプティコン同士の抗争で使用されるアブダクターは「人工アブダクター」と呼ばれており、それらの元になった“天然物“と「原初の三機」と呼ばれるオリジナルも存在する。 四脚と呼ばれる運用形態も存在し、下半身がケンタウロスのようになり、攻撃範囲が広くなるが、全体の動作が鈍いという弱点がある。名前の後に「甲」「乙」「丙」「丁」と付けられ、甲から丁の順に強力になっていき、色も黒ずんでいく。汎用弐脚(~四脚) 人工アブダクターの基本体。作中で登場する人工アブダクターはこれをベースにしており、用途別に構造の異なる半身を組み合わることで無数の用途に対応できるよう設計された。更に体の各所には追加兵装のハードポイントを設けている。鳥篭は胸部にある。頭部にはビーム兵器が搭載されているが使用するのは足元の咎人を排除する程度で、その範囲は極端に狭い。 輸送弐脚(~四脚) 市民(シヴィリアン)の搬送に特化した機体で、鳥篭は胸部に二つ、背面に一つの合計3人まで同時に収容可能。 砲撃弐脚(~四脚) 汎用性を犠牲に、攻撃に特化した機種。超遠距離からの砲撃はもちろんの事、アンバランスな見た目からは想像できない高い機動力で直接物理攻撃も行う。鳥篭は胸部にある。 憤怒の烈火(レッドレイジ) 「原初の三機」の一体。アーベル専用のアブダクター。外見は深紅色の汎用弐脚甲。特殊なWill'o粒子凝集状態による絶対的な防御、決戦兵器並みの攻撃力、咎人との特殊連携機能などにより、最古の存在でありながら、いまだ最強のアブダクターの名をほしいままにしている機体である。現在は「ホウライPT」のアーベルが所持している。 実のところ「原初の三機」として名前が判明しているのはこの機体だけで、本当に三機いるのかは疑わしいと思われている(ある市民は、「実は四機かもしれないし、三機と言うのはパーツ数を現しており、合体するかもしれない」と語っている)。 咎人と無意識レベルまで同調することが可能となっており、アーベルの意思によって動かされる。ただし誰でも可能というわけではなく、精神の同調に耐えられるのはほんの一握り。そのため事実上アーベル専用のアブダクターとなっている。また装甲には変質したWill'oが凝縮されており、これが生み出す負の力場があらゆる干渉をシャットアウトする。そのためダメージを与えることは不可能とされている。 部位破壊するとその部位(頭、両腕)を補うように繊維が増殖し、擬似的に機能を再現する機能が備わっている。 追加兵装 アブダクターに追加で搭載される兵装群。状況に応じて換装される。主に腕部もしくは肩部に搭載される。ミサイルポッド 追加兵装の一種。遠距離への攻撃手段が乏しい人工アブダクターの為に初期の段階から開発された。高威力の誘導ミサイルを発射する。 シールドジェネレーター 追加兵装の一種。元は天獄アブダクターに搭載されていた物を地上の技術で再現した。近年開発されたばかりで巨大だが、元々効果の薄い遠距離攻撃をほぼ完全に無効化するため、きわめて厄介な追加兵装となっている。一方近接攻撃や零距離での射撃に対しては何の効果も無く、非常に脆い。 ガトリング砲 追加兵装の一種。無数の咎人に取り囲まれる自体を想定し、弾幕を張って寄せ付けない事ができる。射線を合わせて集中攻撃することも、別方向に向けて広く弾幕を張ることも、双方が可能な汎用性を持った運用が可能である。 荷電粒子砲 追加兵装の一種。レーザーを照射する。短いサイクルでの三連射と短時間の集中照射の二つの攻撃方法がある。 ブレードシューター 追加兵装の一種。遠隔操作できるブレードを射出する。これは他の兵装とは異なり、装飾などの別枠扱いである。 追加装甲 追加兵装の一種。腕や肩を守るための装甲で、破壊しない限りはその下にある部位にダメージを与えられない。 簡易アブダクター(もしくは小型アブダクター) アブダクターの技術を用いて作られた小型兵器。捕獲機能は一部を除いて省略されており、それぞれの能力に特化した機能を持つ。弱点は赤いコア。簡易近接型 円盤にブレードを取り付けた姿をしたアブダクター。対象を見つけると突進してくる。 簡易狙撃型 円盤に砲台を取り付けた姿をしたアブダクター。対象を見つけると砲撃してくる。 簡易機動型 機械の蜂のような姿をしたアブダクター。常に上空を漂っており、対象を見つけると上空から突進してくる。 簡易装甲型 ラグビーボールのような姿をしたアブダクター。狙撃型と機動型の攻撃方法を兼ね備えており、射撃があまり通じないが近接武器の攻撃は容易に通じる。 簡易輸送型 巨大な眼のような姿をしたアブダクター。簡易アブダクターの中では唯一捕獲機能を持っている。ふわふわとゆっくりと飛行し、瞳の部分からレーザーを射出する。 天獄アブダクター 人工アブダクターの解析基となった、天獄が運用する“天然物”のアブダクター。絶滅した動物や神話の生物をモチーフにしており、いずれもが人工アブダクターよりも遥かに高性能である。一部のPTではこれらを鹵獲し、自軍の戦力にしている。コウシン かつて絶滅した虎が翼を生やしたような畏怖を感じさせる躯体、人工アブダクターを圧倒する俊敏性能と飛翔能力は、天獄の圧倒的高度な技術力の片鱗を感じさせる。鳥篭は胸部にある。 パラドクサ かつて絶滅したクモの構造を模した躯体を持ちつつも、その兵器然とした見た目は誰しもが恐怖の感情を抱く。鳥篭は腹部にある。 ディオーネ 上空に浮かぶ天獄が開発した代表的なアブダクターであり、人工アブダクターにはない飛行能力を持つ。そのため天罰の攻撃の際にはその先兵として現れることが多い。 ユートペディア PTにおける大規模なデータベース。咎人から市民までの情報・通信記録などが掲載されている。また咎人は、監視アクセサリの目を通して24時間データが書き加えられている。 大消失 12年前、ニライカナイPTにて起こった悲劇をさす。7分ほどの時間で700万人以上がロストしたという原因不明の現象が発生し、アーベルはその生き残りである。 柩(ひつぎ) 本作の中盤で登場する。当初それがどういう存在かなどは不明だが、終盤はこの柩を掛けて戦うこととなる。 『 』(ブランク) 主人公が属するパノプティコンの組織の一つ。一応は部署としての扱いだが名前はなく、ユートペディアにもデータベースが存在しない。『 』(ブランク)というのもあくまで仮名に過ぎない。咎人による独自の部隊を備えており戦闘能力は高く、セルガーデン深部のデータベースを警備している。 その正体は、上層部直轄の実働部隊。あらゆる記録に残ることのない「パノプティコンの最も深い闇」。ナタリアの安全保障局でも手が出せず、実体に迫ったものはいつの間にか姿を消してしまう。 噂レベルだが、他PTへの浸透、防諜及び自PTの部署の監視、不満分子の捜索・粛清などの活動をしているといわれている。
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「鯨神のティアスティラ」の記事における「舞台・用語」の解説
天洲アイランド(あまのしまアイランド) 別名願いがかなう島。エネルギー水産業により発展し、観光も盛んである。本土とは一つしかない港より、船で行き来する。エネルギー水を研究する学園があり、島の各所に水路が張り巡らされ、エネルギー水を供給している。 天洲学園(あまのしまがくえん) 主人公たちの通う学園。一般教育に加え、エネルギー水の研究が盛んである。現在の学園は、元々エネルギー水の研究所があった場所に建てられている。 エネルギー水(エネルギーすい) 正式名称「Limited area All-around Water」(略称:L3AW)。通称エネルギー水。天洲アイランドでのみ使用でき、島外に持ち出した場合、効果が弱まり使用できない。用途豊富で、ガソリンの代用としたり、畑にまき植物の成長の促進、また、エネルギー水をカートリッジに詰め、家電製品の動力源としても使用される。しかしながら、普通の水としても使える性質も持っている。水源は、先代の鯨神が暮らしていた地底湖である。湖にある祭壇で御使いによる清めの舞が行われ、水を清める必要があるが、長い間行われていなかったため、純度が低下していた。 鯨神(くじらがみ) 元は、島に来た鯨の化け物(化け鯨)であったが、島民と暮らしたいと思い、人の姿を得る。その際、本体は宝玉として、地底湖の祭壇に封印された。願い水により願いを叶える能力を持つ。本来清めの舞は鯨神が行うものであったが、人間に伝えられ巫女の舞となり、天川家が代々巫女の役割を継いでいた。100年ほど前に地底湖に長い間隠れ住んでいたが、島の調査に訪れた真莉音の父親らによって発見される。その後、寿命を迎え亡くなるが、自身の代わりとして作ったリルに役割が受け継がれることになった。 願い水(ねがいみず) 「何でも願いがかなう水」といわれる。水に願うと、その願いが叶うという。しかし、扱うことが出来るのは、鯨神とその御使いだけであり、鯨神自身の願いは叶えることができない。また、鯨神の能力が不完全な状態であると、叶えられる願いの規模や内容に制約がかかる。
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舞台・用語
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「竜翼のメロディア -Diva with the blessed dragonol-」の記事における「舞台・用語」の解説
ヴェストリア王国 聖竜と契約した女王が代々国を治めている。聖竜に守られているおかげもあり、規模に反して周りから攻め込まれることもない。 エルトメール音楽院 リュートらが通うヴェストリア王国最高の音楽院。声楽科、器楽科、研究科と言った専門学科の他、一般教養もある。 ドラグノール(竜) かつてたくさんいたと言われる人を超えた力を持つ存在(竜)。音楽をこよなく愛する種族。 邪竜との争いの末種族の大半が滅びてしまう。現在知られているドラグノールは代々ヴェストリア王国の王家と契約する一種のみ。 長命で人の姿を形どることができる。人間との間に子供をなす事も可能。彼らの残したものはのちの人の世に大きな影響を与えている。聖竜 作中では主にヴェストリアの事を指す 邪竜 昔にヴェストリアにより倒されたドラグノール 実際には封印しただけである。また、封印の維持には鎮めの力が必要であるがエレオノールにもフローリアにもその力は無い レクト ドラグノールと契約することで得る特別な歌の力。現在この力はヴェストリア王家の女性だけが引き継いでいる。 実際には王家でなくともドラグノールと契約すればレクトを扱うことが可能 契約条件にはそのドラグノールとキスする(唇でなくともほっぺやおでこでも良い)、そのドラグノールの血を飲む(コップの底に少し溜まる程度で構わない) レクティール ドラグノールと契約した者の総称。 アーティファクト ドラグノールが残した道具。特別な力が宿っている。基本的に人を傷つける物は無く、兵器と言った物は無い。 遺跡から発掘された物をそのまま使用するのがほとんどで、量産に関しては研究途上。その為、冷蔵庫のような実際の世界では一般的な日用品すらも一般家庭への普及率は低い。 セルフィルートではバルディスが開発した兵器アーティファクトが登場している。 竜の膝裏亭 メルやクロエ、モニカ達が働いている酒場の名前。マスターはジグルド。
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舞台・用語
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曲木村(まがりき) 本作の舞台。信州の山奥にある寒村。村内を怪無川という名の川が流れている。携帯の電波も届かない、正しく現代の秘境とも言える村。怪無山と飯綱山の二つの山と渓谷の間の1600ヘクタールの小さな敷地に広がっている。ただしこれは山林を含めた面積であり、村人が居住する平地はわずか400ヘクタールしかない。村に通じる道は渓谷に架けられた吊り橋一本で、そのためガスも電気も水道も通っておらず、テレビ、ラジオ、電話すらない。村の近くにある飯綱山のキャンプ場に謎の鬼の手が流れ着く事件が発生した。紅矢が村を訪れた一月後に、千年に一度の秘祭が後述する鷺宮神社で行われる予定。村の大部分は鷺宮家の敷地であり、村人はその土地を借りて農作などをしつつ髪に備える供物を作る神職でもある。 沙生曰く、後述の鷺宮神社に伝わる伝説によれば、かつてこの地には化け物が多く棲む岩屋があり、毎年大晦日にはそこから湧き出した魑魅魍魎が近隣の村々を襲っていたが、後に鷺宮神社の祭神として祀られる鬼神によって救われたらしい。かつては地下に金鉱があり信玄の隠し金山として盛んに掘られていたが現在は枯れ果てており、地下には多くの後述する草水が充満している。姫織曰く20年ほど前に発生した大災害で多くの村人が村を捨てて出て行ってしまい、村内にある家々の半数ほどは空き家になっており、人が住んでいるのは40戸程度。 鷺宮神社 村内にある神仏習合の神社。そのため境内の一角には墓地がある。ステラと彼女の二人の娘が住んでいる。辺鄙な場所には似つかわしく無い立派な社殿がある。沙生曰く創立は天暦10年まで遡るが、延喜式には載っていない式外社のため社格は高くないらしい。二柱の鬼神(鬼神さま)を祭神として祀っており、細かい装飾が施された本殿の内部には鬼の面が飾られている。本殿と社務所とは長い廊下で結ばれており、伝説に登場する大蛇の生贄がかつて縛りつけられていた大銀杏の木がある。なお神社の巫女はかつて祭神として祀られている鬼神に助けられた大蛇の人身御供になり損ねた娘の子孫。 人里離れた山奥の村にある神社ということもあって新聞は取っておらず、電灯も白熱灯、テレビはもちろんコンセントも無いなどかなり前時代的な建物だが、手入れは行き届いており、調度類も金がかかっている。村の寄合場でもある神社に電気がなくては不便だからと、生前に神社の当主の伊吹が裏の沢から引いた水道と、水車小屋に取り付けられた発電機から電気が引かれている。なお流石にガスは来ておらず、料理や風呂は全て薪で煮炊きしている。住居部分には「釜屋」と呼ばれる台所や十二畳以上の広さがある広大な居間がある。ステラ曰く神事で使用するために国から酒(どぶろく)の醸造許可を得ている。 飯綱山(いいづなやま) 鬼の手が流れ着く事件及び祖父江百合の失踪現場。紅矢が遭難した山で、二人の巫女との出会いの場所でもある。 怪無山(けなしやま) 村にある険しい山。ただしそう呼ばれるようになったのは近世に入るまでで、それまでは「怪生山」(けしょうやま)と呼ばれ、妖怪が湧き出る山とされていた。現在もなお多くの妖怪が湧き出る場所であり、帆鳥もその一匹。 乙女峠 村はずれにある、村を一望できる展望台がある峠。紅葉スポットでもある。展望台には謎の石碑が立っており、少し萎れた花が手向けられている。 怪無川 神社の裏手を流れる沢。紅矢が転落した場所で沙生や姫織たちが沐浴をする場所でもある。 草水(くそうず) 姫織曰く村の一部で沸き出している天然の石油。元々は臭水と書いた。残念ながら石油成分が劣化しているため使い物にはならず、臭いも強烈なため寝込んでしまう人もいるらしい。さらに石油と一緒に有毒の可燃性ガスが湧き出ているため非常に危険。 穏の石刀 鷺宮神社の御神体になっている洞窟。禁忌とされている。 終儺の儀(ついなのぎ) 一ヶ月後に開かれる鷺宮神社の祭。紅矢はこの日までに姉妹のどちらかを妻として娶ることになっている。千年に一度行なわれる秘祭で鷺宮家とその縁者だけが参加できる。とある出来事が発生した時にのみ行われる儀式。 穏の一族(おんのいちぞく) 曲木の里に生まれた人々のこと。人里から離れた場所で長い間住み続けているためついた呼び名。総領は鷺宮の血を継ぐ鷺宮神社の当主から選ばれる。現在の総領は沙生。
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舞台・用語
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「ねこ☆こい! 〜猫神さまとネコミミのたたり〜」の記事における「舞台・用語」の解説
佐伯町(さいきちょう) 主人公たちが住む地方都市。人口規模などは不明。本編の描写では商店街はそれなりに賑わっている模様だが多くは閑静な住宅地で、自然も多く残っている。現在は龍堂不動産による再開発の真っ只中にある。 遠野神社 司(名目上は叔父)が管理する由緒正しい神社。石段を登った先にある。周囲を森に囲まれており、猫神を祀る小さな祠が境内にある。再開発に伴う道路用地にあるため、立ち退きを迫られている。 桜花学園(おうか) 司たちが通う学園。私立か公立かは不明。本編の描写では山側に位置しており、整備された池のある中庭がある。制服は男子は緑のラインが入ったブレザー、女子は同じ配色のセーラー服。 龍堂不動産 咲の実家。剛毅が社長を務めている。佐伯町の再開発を一手に引き受けている。
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舞台・用語
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「よめがみ My Sweet Goddess!」の記事における「舞台・用語」の解説
詳細は公式サイト及び本編を参照。 新本(にっぽん) 本ブランドで何度か登場している架空の国。現実の日本国に当たる。首都は統京都(東京都)。過去作の『鬼ごっこ!』では他にも蝦夷内海(瀬戸内海)という内海や美夜島という島が登場している。 ニューマサドシティ 本作の舞台である地方都市。アラハバキという名の地方都市群の別名。新本の首都である統京都近郊のベッドタウン。主人公の独白によれば畑と大型商業施設が隣り合う郊外の住宅地。美命が主人公に解説した話によると商店街は駅前に集中しており、郊外へ行くほど閑散としていて、四年程前までは駅前も畑ばかりだったが、ショッピングモールが開業して以来賑やかになったらしい。名物はサツマイモ。 モデルは埼玉県三郷市[要出典]。 マサド学園 隼人たちが通う学園。学食も購買部も無く、食べ物や飲み物の購入手段は自販機だけだが屋上は開放されている。制服は男子共にベージュ基調のブレザー。真理曰く風紀はお世辞にも良いとは言えないとのこと。本編の真理の主人公への案内によると説明校門から数分の所にコンビニ(「ヘブンイレブン」という名のコンビニ)があり、弁当が無い学生はそこで買っている。中庭には花壇があり、本来は園芸部が管理しているが、最後の部員が昨年卒業してしまい、入部希望者はいたものの蔦田がテリトリーにしているため人が寄り付かなくなり、荒れ果てていた。校舎の外観のモデルは埼玉県立三郷工業技術高等学校[要出典]。 神界 人間界とは別に存在する神々が住んでいる世界。この世界に住む神が人間界の時間や気象、さらに人の運命や人生を管理している。アイリス曰く基本的に直接人間界に干渉することは禁じられておりそうした行為を働くのは邪神や悪神とされている。 使徒 神の召使い。力や名声を得ることで神に昇格出来るいわゆる神様見習い。 狂化の術 リコが使う魔術。自身やかけた相手を好戦的・凶暴な性格に変える。アイリス曰く本来は精神を昂らせ、人に活力を与えるための魔法。なぜか美命には効果が無かった。 マナ 目に見えない魔法の力。人によって種類は様々で、隼人のそれは植物の成長を促す能力と魔神としての魔力を直線相手に叩きつけるというもの。ただし後者に関してはそれが原因で化け物扱いされることが過去にあったためあまり使うことはない。 Zポイント 隼人が善行を積むことで貯まるポイント。逆に悪い行いをすると減る。加算時には携帯の着信音が鳴る。これが規定のポイントまで溜まることで天界へ戻れることになっている。 瘴気 魔力を使った後の残り香。アイリス曰くジメジメした所に溜まるカビのような物。普通の人間には知覚出来ない。
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舞台・用語
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隆山温泉(たかやま) 本作の舞台。某県の田舎にある山と海にはさまれた温泉郷。駅前商店街はあるが、大部分は山林や閑静な住宅街になっている。「雨無山の鬼」に纏わる伝承が残されていることで知られている。耕一の帰郷後、町内の公園で凄惨な殺人事件が発生し、その後も巡回中の警察官が惨殺されたり、女子高生をはじめとする女性複数名が一時行方不明になる事件が発生している。モデルは石川県七尾市和倉温泉で、最寄駅として和倉温泉駅、後述の鶴来屋として左右反転した上で若干アレンジされた加賀屋の本館が登場する[要出典]。 鶴来屋グループ 従業員500名以上を有する地元の大手企業。高級旅館「鶴来屋」を中心に、若者向けのリゾートホテルやペンション、高級和食料理の仕出し屋などを営んでおり 主に観光業を生業とする。隆山温泉組合を牛耳っている有力企業である。創業50年を誇る老舗企業でもある。同じく2009年版では、まだ若い千鶴が突然経営の実権を握る異例の人事により、経営陣内部で紛糾していることが地元の地方紙などでも取り上げられているとされている。 鶴来屋 町で一番の規模を誇る高級温泉旅館。天皇陛下が宿泊したこともある一流旅館。田舎町には不釣り合いな十五階建ての本館を中心に5つの別館(2009年版では3つ)が囲み、巨大な駐車場や広大な庭園、男女それぞれ3つの大浴場と露天風呂(2009年版では海に面した展望露天風呂もあるとされている)、レストラン、喫茶店、川が流れるフロントロビーや大規模な土産物店などがある大型旅館で、実質的には温泉旅館ホテルに近い。最上階とその下の階はオフィス棟になっており、最上階は会長室(耕一の父親の存命時は社長室)になっている。当初の会長は耕一の祖父で、彼の病没後は耕一の叔父夫婦(つまり柏木姉妹の両親)、2人が車ごと転落死した後は耕一の父親である賢治、彼が事故死した後は千鶴が経営を引き継いでいる。 柏木邸 柏木姉妹の自宅で耕一の居候先。立派な表門のある純和風の邸宅。中には広大な日本庭園もあり、地元でも有数の豪邸として知られている。
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アルシア 本作の舞台となる王国。生まれた時から何かをカウントすることが義務付けられている「数字」に支配された世界。 数字(カウント) アルシアに住む全国民が持つ数字(カウント)。身体のどこかに刻まれており、一人一人が何かを数えながら生きると義務づけられている。「0」になるとアビス送りとなって地面に引きずり込まれる。バロット アルシア王国軍の一部将校のみが扱える特殊な兵器。個人によって様々な能力を発動することが可能であり、その能力の強弱は自身の持つカウントの大きさで強さが決まる。なお、撃墜王はバロットを使わずとも様々な力を発動できる。所持者をバロットホルダーと呼び、アルシアでは違法とされている。 星奪戦 自分のカウントを賭けて行われ、勝者は敗者のカウントを奪い取ることができる。 廃棄戦争 アルシアが成立する300年前に起こり、撃墜王たちが戦争を終結に導いたとされる大戦争。 撃墜王 300年前に起こった廃棄戦争を終結に追い込んだ英雄。300年前から生きているが、一定の年齢以上老いることなく、普通の人ではあり得ないほどの膨大な力を持っている。また、膨大な力を出すと、数字(カウント)が遥かに上昇し、感情を抑えきれない殺意を抱いてしまう程、性格も豹変してしまう。「閃撃」の撃墜王 - リヒトー=バッハ / 坂井 離人 「瞬撃」の撃墜王 - 坂井 時風 「重撃」の撃墜王 - 道安 武虎 「追撃」の撃墜王 - 園原 水花 「爆撃」の撃墜王 - アレクサンドロフ=グリゴローヴィッチ 「識撃」の撃墜王 - ナナ=バスーラ 「心撃」の撃墜王 - ペレ=ポポロ アビス 数字(カウント)が「0」になった者が地面に引きずり込まれる世界。実はかつて起こった廃棄戦争で荒廃した地球であり、アビスへ送られる目的は、支配体制の確立と人口統制である。 議会(アルシング) アビス送りの際に、地中から対象者を引きずり込もうとする無数の手。原理は不明ながら莫大な力を行使することが出来る『多数決を取る機械』。オリジナルバロットと呼ばれる特殊な装置が投票権になっており、過半数を取ることに強制力を発動させることが可能。妨害する者は容赦無く襲ってくる。 正体は、300年前に起こった廃棄戦争で、宇宙から飛来した生命体である。
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舞台・用語
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「77 〜And, two stars meet again〜」の記事における「舞台・用語」の解説
天稜国際学園(てんりょうこくさいがくえん) 本作の舞台となる、東京湾の数100メートル上空に浮遊する人工島に建設されたエリート校。学生数が総勢3000人にも達する全寮制のマンモス校であり、毎年の入学試験倍率は数千倍にもなる。なお、浮遊している原理は、世界から見ても未だに全貌が明らかにされていない。慣れていない学生の中には学園酔いで気分が悪くなる者もいる。学生の90%は普通科に属し、才能に長けた残りの一部の者は、後述の3つの塔のどれかに所属する事になる。 知の塔 学業に優れた者が所属。授業は自分で自習のカリキュラムを組む。望みの教師の授業に出ることもできるなど、大学のゼミに近い形式。また、成績優秀者は個人の研究室を持つこともできる。 力の塔 運動能力に優れた者が所属。入口の扉が重く、廊下が進行方向とは逆向きに動くベルトコンベアで、出席確認のホームルームが空気椅子だったりと、兎に角あらゆる場面で体力を使う場所。無論、プールやジムなどの設備も充実している。名物は「モンスターマウンテン」。 運命の塔 芸術など上記の塔にはない特殊な才能を有する者が所属。入口の扉にある真実の口のような顔に手を入れて開門する人物を検査し、部外者の場合噛み付くという意外に危険な場所。内部は音楽や美術の専門教室を初め、植物園などもあり、憩いの場となっている。ちなみに授業で何をしているのか、という疑問があるがその答えは特に何もしていない。一応望めば普通の授業も受けられる。ただし自由課題ではあるが職場体験、生態研究などのレポート課題がある。 星待ち祭(ほしまちさい Star Waiting Festival) 10年前から伝えられている、毎年夏に開催される学生会選挙戦も兼ねたイベント。モチーフは七夕伝説。3つの塔に所属する女子生徒からそれぞれ1人の「織姫」とその補佐役となる2人の「星の巫女」を選び、3塔に所属していない普通科の男子生徒の中から1人「彦星」を決定し、3人の織姫が彦星を巡り争奪戦を繰り広げる。勝者となった織姫は、自分の所属する塔を一階層増築でき、学園の校則や施設に対し何か1つの要望を出すことができる。さらに彦星と共に学生会の次期会長、副会長に就任する。 開催期間は1か月。3週間目までは、彦星は1週間ずつそれぞれの塔で生活し、最後の1週間を普通科で過ごす。1週間のうち、月曜日から金曜日までは平常授業を受け、土曜日には「星取りの儀」と呼ばれる三塔対抗戦が催される。最終的な勝敗は「アルタイルの指輪」をつけた彦星が、勝者だと認めた織姫に「ベガの指輪」を渡すことで決着する。 因みに過去9回の星待ち祭のうち勝利した塔が判明しているのは次の通り。第8回 第10回の最中に、運命の塔の三連覇もしくは四連覇と言った話題が出ないことから、運命の塔以外のどちらか。 第10回で知の塔が勝利した場合は、力の塔(祝勝ムードの盛り上がりに対して美紀が、知の塔の在校生に星待ち祭の勝利を経験した者がいないと説明している。) 第10回で力の塔が勝利した場合は、知の塔(祝勝ムードの盛り上がりに対して凛が、力の塔の在校生は全員、星待ち祭の勝利を知らないと説明している。) 第9回 運命の塔 開催の真の目的は争いの感情を生み出す事でNANAへのエネルギーの供給を抑制するため。 なお、本編での星待ち祭の流れは以下の通り。 一週目 彦星が過ごすのは力の塔。 星取りの儀は、学園内に隠された彦星の「大切なもの」を見つける宝探し(時間制限付きで時間内に発見できなければ爆発)。なお隠した物が何かは翔にも知らされていない。 二週目 彦星が過ごすのは運命の塔。 星取りの儀はポンジャンにより食材を確保した後、料理対決。 三週目 彦星が過ごすのは知の塔。 星取りの儀は男子生徒のボタンを収集するミスコン。ただし投票箇所での受付には時間制限があり、その場所を直前まで生徒は知ることができない。3塔にはそれぞれシークレットサービス(外人風)が引率する。 四週目 上記三週間とは逆に、三塔の織姫、巫女の9人が彦星の教室(普通科)で過ごす。 最後となる星取りの儀はベガの指輪の争奪戦。この時点の結果により、次代の織姫が決定する。 五週目 彦星は織姫となった生徒の塔で再び過ごす。 7月7日にとある場所で儀式を行い、2人が正式に彦星・織姫に就任する。 指輪 「アルタイルの指輪」と「ベガの指輪」が存在。それぞれが星待ち祭に於ける「彦星」と「織姫」の証。1度指にはめると、どんな事があっても1年間は抜けない。また学園の機能維持に関わっているようであり、持ち主の心境と学園がリンクするようになる(例:持ち主が恐怖心を抱くと、学園が揺れて落下しかける)。また、監視役のポコは、この指輪の中に収納する事が可能。近年では、学生の中に偽物の指輪を流通させて混乱させる輩も発生している。 メイン動力であるNANAと直結しており、所持者の感情がNANAへ送られる。時計塔への転移装置を起動させる際にも使用される。 NANA 学園のメイン動力となっている謎のオーパーツ。今作品における重要アイテムで、空に向かって飛んでいく性質があり、天稜国際学園はこの性質によって浮遊している。 翔や宙がいた島で翔の父である月城権太郎が発見して研究の第一人者となり、権太郎が天稜国際学園を作って世界征服を企む原因となる。 恋愛感情を好み、エネルギー源として力を増す。逆に争いの感情を嫌い、エネルギーが落ちる。 宇宙に向けてある信号を送っており、その信号によって巨大な隕石を引き寄せており、その落下を阻止する為に島の研究者は宙を学園に送り込んで回収し、宇宙に返そうとしている。 宙ルートでは破壊され、近くにいた翔と宙に取り込まれて二人の間でのみテレパシーのように交信することが可能になった。後に二人の子供が再び結晶化したNANAを持って生まれてきた。 くぅルートでは、くぅの呼びかけに応えて時を逆行させるほどの力を発揮した。 『Justy×Nasty 〜魔王はじめました〜』でも東京湾に降り注いだ欠片の一部が登場し、同作品に登場する創聖造魔学園に混乱をもたらした。 天稜砲 元々はNANAを宇宙に向けて射出する装置だったが、NANAからエネルギーを引き出してビームを打ち出す兵器に転用されている。 打ち出されるビームは破壊はもたらさず、ヘリを怪鳥に変化させるなど不可思議な現象を引き起こす。 これの小型版であるミニ天稜砲も存在する。こちらは人を幼児化させる現象を引き起こした。
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舞台・用語
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「星空のメモリア -Wish upon a shooting star-」の記事における「舞台・用語」の解説
雲雀ヶ崎(ひばりがさき) 本作の舞台。坂道や小道が多い昔ながらの街並みが残る北の港町。かつては港湾商業都市として栄えた。作中で「道内・道外」という表現が何度か登場するため北海道にある事が分かる。山と海に挟まれた街で、田舎町のため娯楽施設は乏しいが、運河などの街並みや夜景目当ての観光客は多い。海の幸が豊富に採れる土地柄。また明かりが少ないため星空が綺麗に見られる。なお、洋の解説によれば、隣にははるかに規模の大きい街が存在する。56年前と7年前の二度に渡って、隕石が落下したのが目撃された事で話題になった。市名の由来は、街には昔から畑が多く、その畑には春の訪れを告げる雲雀が多く集まるため。 雲雀ヶ崎学園 洋やヒロインたちが通う高校。隕石が発見された年(55年前)に開校した。こさめ曰く、当時は隕石落下に伴う空前の天文ブームのため、天体観測に有利な高台に校舎が建設され、同時に天文部も存在していた。開校当時は木造校舎で学食や特別教室棟もなく、坂道を登った先にあるため通うには不便な環境。現在は校舎はコンクリート造で、学食や特別教室棟が新設されている。娯楽に乏しい田舎町のため部活動が盛んだが、天文部は部員数減少で後述の天文サークルに格下げになっている。 小賀坂家 洋と千波の現在の自宅で詩乃の家。二階建ての少し古めの洋風住宅。坂道に面して立つ。向かいには蒼の家がある。 喫茶ミルキーウェイ 明日歩の自宅兼喫茶店。町の商店街の一角に立つ。総一郎が経営しており、明日歩も度々手伝っている。明日歩の趣味で料理のメニュー名は、星に纏わる神話に因んだ物になっている。ウェイトレスがメイド服なのは店主である総一郎の趣味。後に洋のバイト先になる他、千波ルートでは千波もバイトする。ファンディスクでは総一郎の経営方針が原因で、臨時休業や金策が必要なほど経営状況が一時悪化した。 星天宮(せいてんぐう) 雲雀ヶ崎付近で唯一の神社。こももとこさめの自宅でもある。神主は万夜花。正確には雲雀ヶ崎市内ではなくその隣街の郊外に位置する。雲雀ヶ崎駅からは電車で二駅ほどの場所にある。こももルートでの登場人物たちの会話によると、隕石が落下した55年前に建立された比較的新しい神社。毎年夏には境内で夏祭りが開かれ、姫榊の巫女が奉納舞を披露する。共通ルート終盤のこももと雪菜の会話によれば、境内にある森は展望台付近の森に繋がっている。祭神は天津甕星で、後述の雲雀ヶ崎隕石を御神体として祀る。星天宮は別に総本社が存在するため、実質はその支社である。 展望台 雲雀山の頂上にある展望台で、洋と展望台の少女の思い出の場所。現在のメアの根城でもある。元々は観光名所だったが、7年前に発生した転落事故以来危険防止のため道がフェンスで閉鎖されている(ただし迂回すれば展望台に到達可能)。本作で重要な意味を持つ場所。 夢見坂(ゆめみざか) 学園と展望台の間にある坂道。洋が展望台の少女に会うために足繁く通った道で、現在の通学路でもある。 雲雀ヶ崎運河 こももと衣鈴ルート以外の全ルートで登場する運河。隣街との境界線に位置しており、街の観光名所になっている。明日歩曰く一時は暗渠化工事で埋め立てられる予定だったが、住民たちの反対運動で撤回され、観光地として整備された経緯がある。現在は運河沿いには観光客向けの飲食店や土産物店・オルゴール堂が立ち並んでいる。 雲雀ヶ崎市立宇宙科学館 蒼の思い出の場所。衣鈴ルートでのみ登場。同ルートでの記述によれば博物館とプラネタリウム併設の公共施設で、55年前の隕石落下騒動でも大きな役割を果たした場所だが、その後維持費が嵩んで採算が取れなくなったことにより閉鎖されてしまった。元々は天文台であり、平地ではあっても光害が少ない場所だった。港への通り沿いに立地しており、かなり目立つ形状をしている。現在は入り口は全て封鎖されており、案内看板なども撤去され、放置されているが、取り壊しにも予算が必要なため取り壊しの予定は無い模様。現在は施設内の備品や機械の大部分は企業や他の自治体に譲渡され、プラネタリウムの投影機だけが、旧式過ぎて扱える技術者がいないとの理由で引き取り手が無く、大河が手入れしている。 雲雀ヶ崎港 同じく衣鈴ルートでのみ登場。雲雀ヶ崎の港だがあまり人気がない。南天の星空のオーロラとどこか似た景色を見るために衣鈴がよく通っている場所。 隣ヶ丘病院 夢ルートで登場する総合病院。夢が入院している病院で、姫榊医師の勤務先。隣街の町外れの海沿いに位置している。本編の洋の台詞によれば三階建ての病院で、主に一般外来や短期入院患者向けの中央病棟と、夢などの長期入院患者の専門病棟である西棟で構成されており、渡り廊下で繋がっている。 室内プール eternal heartのみ登場。隣街にある大規模な室内プール。ウォータースライダーやジャグジー、流れるプールなどが揃っており、砂浜もあるなどリゾート気分を楽しめる施設。 天体観測愛好サークル 通称天クル。前身はヒバリ校の中でも由緒正しい天文部だが、部員数の減少によりサークル(同好会)に格下げされ、星が嫌いな生徒会役員のこももに目をつけられていたため屋上の使用許可を得られず、天体観測が出来なかったため、洋が見学した当初はトランプや天文図をプロジェクターで投影する活動でお茶を流していた。明日歩曰く、文化祭では自作のプラネタリウムを制作したりしてはいたが、普段の活動に実体が無かったことや幽霊部員が含まれていることから、いつお取り潰しにあってもおかしくない状態に陥っていた(それでも視聴覚室が部室として与えられていたのは、伝統ある天文部が前身だったため)。当初の部員は部長である岡泉温人、副部長の明日歩、こさめ、幽霊部員の雪菜の5人(実質4人)で部活の規定(最低5名)に満たず、これも生徒会から目をつけられる一因になっていた。その後、洋と彼の説得を受けた蒼、メア、さらに(本人曰く)監視役のこももも加わり、屋上の使用許可も得られ、晴れて正式な部になった(ただし、馴染みがあるからという理由で名前は天クルのまま)。かつては大型の天体望遠鏡もあったが、既に無くなっており、現在あるのは明日歩が自腹で購入したもの。詩乃、総一郎、万夜花は元々前身の天文部の出身でつまりOB及びOGに当たる。 天文クラブ 部活ではなく、雲雀ヶ崎の市民の間で結成された天文愛好会。衣鈴や温人などが所属していた。前述の宇宙博物館を拠点としていたが、博物館の閉鎖に伴い解散した。 オカルト研究会 飛鳥が部長を務める弱小サークル。当初の部員は飛鳥一人のみだったが、後に千波も加わる。オカルト(特に宇宙人やUFOなど)の観測に情熱を燃やしており、同じくサークルでありながら部室が与えられている天クルとは何度か対立していた(もっとも副部長の明日歩とは幼じみということもあってそこまで険悪な仲ではない)。 雲雀ヶ崎隕石 こももルートでの万夜花の説明によれば、作中の約60年前(温人の補足によると56年前)に市内の雲雀山に落下した隕石。当時は都市化が進んでおらず、田畑が多かったため、農作業中の多くの住民に目撃された。既に町にあった天文台の職員が知らせたため、程なく町中で知られることとなり、住民有志の手で調査隊が組織され、大規模な山狩りの結果、一年後に発見された。その後天文台職員の手で然るべき研究機関に送られ、隕石とのお墨付きを得た上で最終的に当時新たに建立された星天宮の支社の御神体となった。 星神(せいじん) 天津甕星のこと。日本神話で唯一の悪神(荒神)とされており、星天宮の目下の敵と見做されている。現代の科学水準では説明が不可能な人智を超えた存在。自由自在に姿を消す能力があり、一度姿が見えなくなると、特別な捕物が無ければ知覚不可能な存在になる。 星霊(せいれい) いわゆる幽霊のような存在。隕石を媒体(依代)にしてこの世に蘇った霊で、星天宮には星神同様に祀ろわぬ者として敵視されている。外見は一見普通の人間と変わらないが、日焼けしにくい・五感を感じにくいなどの特徴があり、医学的には死亡している。また、満月の晩には身体が透けてしまう体質を持つ。
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舞台・用語
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文浜市(ふみはま) 本作の舞台。某県第三位の都市。中心駅の文浜駅はJRとモノレールと私鉄が交わるターミナル駅になっており、駅の周辺には多くの学校が立地している。気候は温暖で、沿岸部に位置しており、観光地になっている。町の規模は大きいが、文浜駅からバスで15分ほど移動すると長閑な田園風景が広がっている。 翔鶴館学園 徹生や橘花たちが通っている私立高校。県内でも有名な進学校として知られており、ほとんどの生徒が進学する。文浜駅からはモノレールで2駅、バス停4つ分離れた場所に位置する。制服は女子は白地に黒のタイのセーラー服、男子はワイシャツに黒のズボン。
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舞台・用語
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ワークワーク 本作品の舞台で、「黒い血の人間」と呼ばれる人々が住んでいる世界。一面に砂漠が広がり、多数の機械が黒い血の人間を抹殺するために徘徊しており、壱の村・弐の村などの集落が点在し、黒い血の人間は機械から隠れるように住んでいる。ワークワークの中央には「蜘蛛の糸」とよばれる巨大な建造物が空から延びている。 黒い血の人間 ワークワークの住人で、その名の通り血の色が黒い。黒い血の人間から護神像に選ばれたものが「防人」となり、住人達を機械から守る。防人以外の黒い血の人間は、後述する「赤い血の神」に対して憎悪を抱くようになっている。赤い血の神の血を受けることでその憎しみから解放されるだけでなく、怪我や病気も治り、身体能力も強化される。身体が少しずつ機械に侵食されていく機械病(きかいびょう)という先天性の病気を持つ者がいる。 正体は遥か昔に存在した赤き血の人間が生み出した人造人間。最初に自我を持った人造人間がヨキで、彼らの反乱が先史文明の崩壊を引き起こし、現在の世界「ワークワーク」に至る要因となった。 防人(さきもり) 「護神像」に選ばれ、護神像と合体することで得た強大な力で機械から人々を守る役目を担った黒い血の人間を、作中では「防人」と呼んでいる。防人は7人存在し、作中では尊敬の対象である。防人は死ぬか瀕死の重傷を負った後、自分が今まで習得してきた技術を「護神像」に保存して次の防人に継承する「引き継ぎ」のために、自らの護神像に食われる。 防人同士が争い合った場合、護神像と合体している時に受けたダメージの大半は護神像が受けるため、負けた防人の護神像は、勝った防人の護神像に食われる。捕食しただけでは他の防人の護神像は勝った防人には従わないが、護神像に詰まった願いを防人が受け入れることで、その護神像に認められ、力を使うことが出来るようになる。 護神像(ごじんぞう) 黒い血の人間と分子的に融合する力を持った古代文明の遺産で、全部で7基存在する。それぞれ固有の形と能力を持つ。防人と合体して力を与えるほか、護神像自身も戦闘能力を持つ。護神像は自我を持ち、自らを従えるに値する願いを持った人間を防人に選び、その力を貸す。その実体は願いを貯蔵する装置であり、これまでに合体してきた防人や捕食した機械の願いを貯め込んでいた。 赤い血の神 「いつかワークワークに現れ、黒い血の人間を救う」といわれている伝説の存在。赤い血の神から流れる血液は、黒い血の人間や機械に対して様々な影響力を持っている。ワークワークに連れてこられた松田は、最初は赤い血の神として崇められたが、黒い血の人間の憎悪を呼び起こして彼らの迫害を受けた。 正体は遥か昔に栄えた先史文明の人間=赤き血の人間そのもの。黒い血の人間を作り出したが、自我に目覚めた彼らとの戦争の結果、黒い血の人間が作り出したウイルスにより、コトを除いて絶滅した。そのため別世界から松田を召喚した。 機械(きかい) ワークワークに無数存在しており、大きさや形状は様々で、飛行やミサイルやビームなど高い殺傷力の兵器を備えている。また、多数の機械が合体して巨大なひとつの機械になることもできる。黒い血の人間を襲うようにプログラムされており、黒い血の人間を発見すると襲いかかってくる。赤い血の神の血液に触れると、それ以降は黒い血の人間を襲わなくなる。 蜘蛛の糸(くものいと) ワークワークの空から地面に向かって聳えている円柱状の巨大建造物。祭壇にほかの全ての護神像を捕食した護神像と神の血を捧げることによって、その防人の願いを叶えるとされる。赤き血の人間が黒い血の人間を滅ぼすために作り出した切り札であったが、赤き血の人間が滅亡し、完成させることはできなかった。内部には後述の「参賢者」がいる。
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舞台・用語
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リクライムガーデン 本作の世界に順応出来なかった者(イレギュラーと呼ばれる)や身寄りの無い者が共同生活を営む教育施設。いわゆる全寮制の学校に近い。恭弥が後述のガーディアンを務めることになった施設は極東支部の施設の中でも規模が大きく、学校施設以外にも様々な福祉施設が揃っている。元日本だった場所のとある長閑な田舎町にある。 ガーディアン ガーデンに収容された者たちの教育係。この世界では「模範的な善き人間」の代表とも言える存在として特別視されている。非常に優秀な一握りの者しか選ばれず、恭弥のような若い男性は特に少ない。マザーが理想とする価値観や良識を教育し、イレギュラーたちを再教育するのが彼らの役割である。 マザー この世界の実質的な支配者。後述のファイナル・インフェルノを終結させた存在で、かつての世界戦争の原因となった価値観の違いがもたらす不和を問題視し、キリスト教の七つの大罪を元にした、「善き人間」を育てるためのマニュアル化された統一教育を全世界で行っている。その実態は世界を支配するマザーコンピュータ。 ファイナル・インフェルノ 本作の20年前に終結した世界戦争。この戦争により発展途上国の人口の90%以上、先進国の人口の半分が犠牲となった上、世界の多くの地域は人が住めないレベルまで汚染され、元の環境を取り戻すにはかなり長い年月を要する状況になってしまった。特に日本のあった極東地域は汚染が酷く、人口も激減しており、僅かに残った安全地帯に生存者が住んでいる状況だが、終戦から20年が経過した現在は、ガーデンのある地域は自動車やトラックが走り、家電製品やエレベーターなども通常通り作動するなど、戦争前と同じような文明的な生活を維持している。 第3女子寮 恭弥がガーディアンを担当することになった寮施設。寮生約20名ほどの小規模な施設でヒロインたちの多くはこの寮の寮生である。 社宅 恭弥とるりが暮らす平屋の日本家屋。元々は施設の管理人の自宅だった物で、本人が亡くなった後社宅として利用されている。かなり古い建物だが、恭弥たちは住めるだけでもありがたいと考えている様子。本来はガーディアン専用の社宅が別にあるが、独身寮でるりが一緒に住めないためこの家で暮らしている。家の庭は元々管理人が育てていた家庭菜園になっており、恭弥たちが住むまではシスター・アリシラが育てていた。 ケアロイド この世界で広く普及しているアンドロイドでシスターとも呼ばれている。第3女子寮では生徒一人辺りに一体の割合であてがわれており、生徒たちの身の回りの世話をガーディアンと共に担当している。
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舞台・用語
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「映画 プリキュアオールスターズNewStage2 こころのともだち」の記事における「舞台・用語」の解説
妖精の滝 「妖精の世界」にある湖の端に有る滝。 影は拉致した『スイート』までの妖精と『スマイル』までの変身アイテムを袋状に変化させた分身に包ませ、ここの滝壺に叩き落としたが、『スマイル』の妖精達とグレル・エンエンに掬い上げられ、グレルの玩具の剣で分身を叩き割って皆を解放した。 プリキュア教科書 妖精学校の生徒達がプリキュアのことについて学ぶための教科書。『スマイル』までのプリキュアに関する特徴や弱点なども記載されており、グレルや影はこれを元に行動や戦闘を行った。 プリキュアパーティ 「影」とグレルがプリキュアを倒すべく、プリキュアを誘き出すために仕組んだ偽りのイベント。 各プリキュアに配られた招待状は、開くと仮面の妖精に変装したグレルのホログラフィーが浮き出て、呼び掛ける仕組みになっている。教科書に記載がなかったことから『ドキドキ』のメンバーには配られておらず、シャルルの協力で既に「妖精の世界」へ着いたみゆきとキャンディが呼び掛けた。 事件解決後は、妖精学校の協力を得て本当のパーティが改めて開催された。 影水晶 妖精学校の敷地内に封印されていた水晶。 心の中の妬みを察知し、そうした心の持ち主を呼び出す。呼び出され勧誘されても断れば何も起こらないが、誘いに乗ってしまうと影に取り込まれてしまう。元々、自分の弱い心と向き合う為の物だった。 巷で話題のスイーツ 「ソリティア」で開いた『ドキドキ!』のメンバーのお茶会で、ありすが取り寄せたお菓子の数々。出されたお菓子は次の5品。「TACO CAFE」のたこ焼き(『ふたりはプリキュア / ふたりはプリキュア MaxHeart』に登場) 「ベーカリーPANPAKAパン」のチョココロネ(『ふたりはプリキュア Splash Star』に登場) 「KAORU'S Doughnut Cafe」のドーナツ(『フレッシュプリキュア!』に登場) 「Lucky Spoon」のカップケーキ(『スイートプリキュア♪』に登場)、 大阪の納豆餃子飴(『スマイルプリキュア!』第14話に登場) この内、納豆餃子飴以外の4品は全てプリキュアの家族の店やプリキュアの行きつけの店で売られているお菓子で、更に過去のオールスターズ映画でプリキュアや妖精達が関わったお菓子でもある。なお、納豆餃子飴は当のありすは食べておらず、マナと六花は名前を聞いて驚き、そして真琴はこの飴を食べるも強烈な臭さで悶絶。ラケルからも「すごい破壊力ケル」と評された。 ミラクルダブルハートライト 本作品のミラクルライト。先端に大小2段重ねのハートと、2枚の羽根をあしらった蛍光部が付いている。冒頭の教習ではタルトがこれを取り出し、「舐めたり、光を見たり、振り回すのはいけない」と、観客への警告を兼ねて妖精達に教え、そしてクライマックスでは、タルト・キャンディ・グレル・エンエン・妖精学校の妖精たちがライトを振り、プリキュアオールスターズと歴代妖精たちに力を与えた。なおライト発光の際の台詞は、今までオールスターズ映画の「プリキュアに力を!!」から、「プリキュア、がんばれ!!」に変わった。
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舞台・用語
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安武市(あぶし) 本作の舞台。三方を山に囲まれた海沿いに位置する地方都市。OP映像やメニュー画面の鳥瞰図では、沖合いに大きめの島があり、橋で繋がっている描写がある。焼き物の名産地として有名で、古い建物や武家屋敷などの古い街並みが多く残る観光地でもある。中心部には鉄道駅やアーケード商店街などがあるが、中心部から少し歩けば長閑な田園風景が広がる田舎町で、週刊誌や少年漫画雑誌も他の地方よりかなり遅れて配達される。さらに市内に入った途端にカーナビが使用できなくなるなど奇妙な現象が起こる。山口県に同名の町(阿武町)があるが、町並みの背景や、三方を山に囲まれ、海に面した地形、焼き物が名物という点から実際のモデルは隣接する萩市であることが分かる[独自研究?]。 榛名学園(はるな) 睦やヒロインたちが通う学園。私立か公立かは不明。校舎自体は本土側にあるが、学食の建物は利用するのに不便な、長い橋で繋がった島内にある。制服は白と紫を基調とした物。田舎町の学校としては近代的な校舎で、屋上は生徒に開放されている。 安武市民公民館 その名の通り市の公民館。宿泊施設を附属しており、久遠寺一座はこの施設に逗留している。睦の独白によれば施設の部屋は「それなりという表現がふさわしい、あまり豪華とは言えない」ものだが、久遠寺一座は宿泊費を免除されているため、「贅沢は言えない」と認識している。 くじらの見える丘公園 町外れの高台にある草原で、町並みと山々や海、風力発電の風車などが眺められる場所。くじらの少女は、夜はこの場所にいることが多い。モデルは萩市に隣接する長門市の千畳敷展望台[要出典]。 空飛ぶくじら 常に町の上空にいるくじら。余所者である主人公は動揺したが、市民には百年前の世界大戦の際に宇宙人が置き土産として置いていった物として知られており、当たり前の光景になっている。 久遠寺一座 睦や晴香が所属する旅芸人一座。全国各地を旧型のトラックとライトバンで移動して回っている。市からの依頼で講演までの間に安武市に逗留することになる。 世界大戦 作中の100年前に勃発した世界大戦。正式名称は不明。この戦争の影響で地球の気候は激変してしまい、世界中が常夏(初夏)の気候が続くようになってしまった。
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舞台・用語
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星海町(ほしみちょう) 本作の舞台。学園都市として再開発された某県の地方都市。春菜が町役場に勤務しているため独立した自治体であることがわかる。公式HPの舞台紹介によれば、新幹線の停車駅があることもあってか駅前商店街はそれなりに賑わっているが、学園都市としての再開発に終わりが見えつつあることもあって近年は経済に陰りが見られており、閉店する店舗も増えつつある。また山林や湖などの自然も依然多く残っている。 本編の星至の独白によれば元々は少子高齢化と都市部への人口流出に悩む旧銀星町と、基幹産業である漁業の担い手不足と漁獲量減少に悩む旧荒海村が双方の欠点を補い、なおかついわゆる平成の大合併の補助金を得るために合併して誕生した自治体だったが、補助金で延命には成功したものの、肝心の双方の抱える問題が解決されていなかった。 それを危惧した恋歌の実家で旧銀星町在住の名家である磯崎家当主で恋歌の祖父である源五郎氏が、町の発展のために国の学園都市計画の候補地に立候補した結果、学園を工事が頓挫した空港建設予定地に建設することで、コストの削減と立地の良さを兼ね揃えた計画が国に評価され、学園都市として発展した。そのため町並みは合併前からの古い民家と、人口減少で空き地になった場所に、合併以後の新規住民が建てた新築の住宅が入り混じった複雑なものになっている。 共同体との接触以降は図らずも『UFOと巨大ロボがいる街』を謳い文句に観光都市として再開発が活性化し、地域振興に成功。元々の自然を残しつつも中心市街地には高層ビルも並ぶ街として発展しつつある。また、共同体の大使館も天の川家のすぐ近くに建設されている。 星海学園 星至たちが通う学園。同じく公式HPの舞台紹介によれば、元々開発が頓挫した空港の建設予定地に誘致された学園のため、一見平凡な外見に似合わず広大な敷地を持つマンモス校。町の海側に位置している。開校から約十数年が経過しているが、国から総力を上げたバックアップを受けているため、設備は比較的真新しい。制服は男女共に白を基調としたブレザーとセーラー服をそれぞれ採用している。学園都市計画の一翼を担っている。広大な敷地内には、幼稚園から大学院までのほとんどの教育機関が存在している。 天ノ川家 星至の自宅。星至の祖父が磯崎家の執事として使えていた頃に建てられた築四十年の二階建て住宅。外見は昭和後期の日本家屋だが、冴子の趣味でリビングは現代風にリフォームされている。 磯崎邸 天ノ川家の隣家で恋歌の自宅。洋風の瀟洒な邸宅。磯崎家は町がある地方の名士であり、邸宅の裏側に広がる後述の山林や湖畔は、本来は磯崎家の私有地。また前述の通り、町の発展に大きな役割を担っている。 裏山 正式名称は不明。磯崎邸の裏手に位置している。本編の星至の回想によれば、磯崎家の私有地で幼い頃は星至たちの遊び場になっていたが、中学に入ってからはその機会もあまり無くなっていた。私有地ということもあってか管理事務所が置かれ、適度に人の手が入っている。ヤルセナイザーの墜落地点はこの付近。 湖畔 同じく磯崎家の私有地で星至たちの遊び場。釣りをしたり泳いだり出来るレジャースポットだが、近年は不法投棄が問題になっている。 コメリカ合州国 ジャネットの母国。元ネタはアメリカ合衆国。共和制の軍事大国であり、既に所有しているシュラウディアーに加えてヤルセナイザーを自国軍に加えようと画策してジャネットを送り込んで来る。ジャネットはこの国の西部の小さな町の農家の出身。
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舞台・用語
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「Kanon (ゲーム)」の記事における「舞台・用語」の解説
雪の街 本作の舞台。正式名称は原作及びメディアミックス作品でも一切不明。最低気温が氷点下になるほど寒い、北国にある地方都市。山裾に広がる街で、中心部はビル街や商店街があり、それなりに栄えているが本編の主人公の台詞によれば「テレビ局のチャンネル数が少ない」田舎町。作品の開始時が冬ということもあって街全体が雪に覆われている。中心部から少し歩くと野山や後述のものみの丘などの自然も多く残っている。アニメ第2作では中心部を路面電車が通っており、アニメ第1作では中心部を自動車専用道路が横切っている。またアニメ第1作のみ一部が海もしくは湖に面している。モデルは北海道札幌市。 学校 主人公や名雪たちが通う高校。山側の元々は麦畑だった場所に位置している。アニメ第1作を除く名雪の解説では旧校舎と新校舎があり、新校舎は田舎の学校としては近代的なデザインになっている。制服は女子は赤色の中世ヨーロッパ風の独特なデザインのローブと白基調のケープの組み合わせで、男子は青のブレザーと黄色のハイネック、下は黒のチェック柄ズボンの組み合わせだが、主人公には「変な服」と評されている。女子の制服のリボンは学年ごとに異なっており、1年生は緑、2年生は赤、3年生は青になっている。アニメ第2作及び原作の主人公の台詞によれば授業は以前彼が通っていた学園より進んでいる。また同アニメでは、あまりの広さに主人公が迷子になってしまうほどである。原作及びアニメ第二作のみ校舎のモデルは東京都東大和市の東京都立北多摩看護専門学校。 あゆの学校 主人公たちが通う学校とは別にあゆが通っていると自称する学校。後述の通り町外れの森の中にあるがあゆの説明によれば、制服もなく、テストも無く、好きな時間に登下校することが許されており、なおかつ給食にたい焼きが出るという奇妙な学校。さらに地元民である名雪たちにはそんな学校がいつの間に出来たのかと訝しまれている。その学校の正体は、あゆルートでのみ明かされる。 商店街 町の駅前商店街。後述の百花屋や奇妙な雑貨屋、同じく後述のコスモスフードストア、ゲームセンターなどが立ち並んでおり、主人公や名雪たちがよく買い物に訪れている。アニメ第2作では、商店街の一角にはたい焼きの移動販売車と屋台がいつもおり、あゆはこの店のたい焼きを好んで食べている。原作及びアニメ第二作のモデルは神奈川県横浜市中区元町商店街。 百花屋(ひやっかや) アニメ版及び原作で登場する喫茶店。商店街の一角にある洋風の店。主人公や名雪を始めとする多くのヒロインたちが利用している。名雪はこの店のイチゴサンデーがお気に入り。アニメ第2作の製作委員会の名前にもなっている。 コスモスフードストア 水瀬家が良く利用しているスーパーマーケット。商店街の一角にある平屋の建物。店名と外観はアニメ第2作のみ登場。あゆと主人公が再会した場所で、幼少時に初めて会った場所でもある。 駅 街の中心駅。物語はこの駅の駅前広場のベンチで待ちぼうけを食わされた主人公が名雪と再会するシーンから始まる。広い駅前広場と近代的な駅ビルと歩道橋が備わった高架駅になっている。街の名称は不明なため駅名は不明。現在の主人公の回想によれば7年前に改築工事が行われ、現在の駅になっている。駅舎のモデルは大阪府守口市にある京阪電車守口市駅の東口(ただし駅ビルは実物よりやや背が高くなっている)。 ものみの丘 街の郊外にある丘で街を一望出来る場所にある。真琴と主人公に深い関係のある思い出の場所で、古い言い伝えがある野生の狐が住んでいる。アニメ第2作のみ神社の脇の山道を抜けた先にある。 公園 並木道を抜けた先にある公園で栞のお気に入りの場所。周りを木立に囲まれており、中央には頂上に像が置かれた噴水と広場があり、東屋もある。冬場であるためか、ほとんど人がいない。モデルは東京都立川市の昭和記念公園。 森 街の郊外に広がる場所で、主人公とあゆの思い出の場所。七年前まではかなり背が高い大木があり、街を一望出来た。アニメ及び原作冒頭の景色はこの場所から見たもの。あゆによれば彼女が通う“学校”はこの森にある。 舞踏会 夜間に生徒会が主催する学園の行事。主にアニメ版及び原作の舞ルートで描写されるほか、原作の名雪ルートでも開催を知らせるポスターが登場する。校舎に隣接する体育館を改装して行う。準備のために開催日の前日と当日は半休になる。参加は任意だが、参加する場合は男子はタキシード、女子はイブニングドレスで着飾る決まりになっている。 謎ジャム 秋子が作る怪しげなジャム。名雪が命名。原料は不明だがジャムなのに全く甘くなく、秋子以外の食べた者全員が顔面蒼白になって視界とBGMがゆがむほどの危険物。なおいちごジャムも秋子が手作りした物だが、こちらは普通の甘いいちごジャムであるため名雪は朝はそちらを食べている。 魔物 夜の校舎で舞が戦っている相手。原作では姿は描写されていないが、アニメ第1作では巨大な化け物のような姿、第2作では透明な姿で描かれていた。アニメ第1作では校舎の窓ガラスを割ったり、舞踏会の真っ最中に会場になっていた体育館の照明を叩き割り、さらにシャンデリアを落下させるなどの被害を出しており、第2作でも体育館の窓ガラスやシャンパングラスを割ったり、テーブルや佐祐理を含む複数の参加者を吹き飛ばす、校舎の一部を崩壊させるなどの甚大な被害を出している。
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舞台・用語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 08:44 UTC 版)
レムナント (Remnant) 作中の世界の名称。複雑な変形武器やロボットなどの高度に発達した科学技術と、ダストやオーラに由来する魔法技術が同居した世界。ヴェイル、ミストラル、ヴァキュオ、アトラスの4王国に分かれている。 普通の人間のほか、動物の特徴を備えた獣人「ファウナス」がいる。はるか昔から魂を持たない怪物「グリム」によって人々の生活は脅かされ続けてきたが、現在はグリムを討伐する「ハンター」によって比較的平和な暮らしが保たれている。 また、夜空には砕けていく月が浮かんでいるが、後に兄弟神がレムナントを離れて別天体へ旅立つ際に、自分たちを倒そうとした旧人類を滅すべく月を砕き、その破片を隕石として惑星全土に降り注いだことが明らかになった。 ヴェイル(Vale) 物語の主な舞台となる王国、またはその首都。レムナントで最も大きい大陸であるサナス(Sanus)大陸の北東部に存在する。国章は交差した2本の斧、通貨はリエン(Lien)。ビーコン・アカデミーはヴェイル市街の東側に位置し、市街西側は海に面している。その海の向こうにはルビーとヤンの故郷である島・パッチ(Patch)があり、シグナル・アカデミー(Signal Academy)が存在する。その他の作中で登場した地域は以下の通り。エメラルド・フォレスト (Emerald Forest) ビーコン・アカデミー新入生に課せられる実力試験が行われた森。緑が豊かで起伏に富んだ地形であり、北端にはストーンヘンジのような遺跡が存在し、また多数のグリムが生息している。 フォーエバー・フォール (Forever Fall) 市街の北側やや東寄りに広がる紅葉の美しい丘陵地帯。立ち並ぶ木々からは甘味のある樹液を採取できる。敷地内には鉄道が通っており、シュニー・ダスト・カンパニーのダスト輸送列車が運行している。グリンダとRWBY、JNPR、CRDLの3チームが校外実習で訪れた。 マウンテン・グレン (Mountain Glenn) 市街のはるか南東に位置する、緑深く多くの洞窟が点在する丘陵地帯。ヴェイルの領土拡大策として計画都市が築かれたが、グリムの流入によって現在は広大な廃墟と化している。かつては1,000人以上の労働者が生活し、市街地に直通する地下鉄が通っていたが、それもすべて封鎖された。もはや人も通わぬ地のはずだが、最近になって人の感情に引き寄せられるはずのグリムの目撃例が急増している。 アトラス (Atlas) レムナント北端のソリタス(Solitas)大陸に存在する王国で、4王国の中では最も新しい。国章は地殻を貫く槍。政府・アカデミー・軍が一体化しており、アカデミーの卒業生も基本的に軍の特殊部隊に所属することを強く推奨されている。高度な技術を有しており、CCTシステムを開発し、軍隊の大部分がアンドロイドで構成されていることからもそれが伺える。また、シュニー・ダスト・カンパニー本社の所在地でもある。 かつてはその地域にマントル(Mantle)という王国が存在した。ソリタスの極寒の環境はグリムに対する防御には有効であったが、人類にとっても苛酷な環境だったためソリタスの開拓者たちは生き延びるために試行錯誤を重ね、その結果いち早くダストの運用を含む科学技術を発展させていった。80年前の戦争がそれに追い討ちをかけ、武器の力やダストの新しい応用法によってマントルの領土はさらに拡大、ダストの採掘・研究用の土地も増加していった。特に王国の戦闘訓練校アルシウス(Alsius)近隣の地域が研究開発施設の建設に最も都合が良く、アルシウスは戦争終結後アトラス・アカデミー(Atlas Academy)として再編成され、「市民への恩返し」としてマントルは戦時中に利用されたダスト技術を利用してアカデミーを増強していった。アトラス・アカデミーの領域は急速に拡大し、軍の施設や研究所、果ては住宅地までが建設された。結果としてアトラス・アカデミーの周辺地域はマントルの首都を凌ぐ大都市となり、首都機能が移転したことで王国としてのアトラスが誕生した。そのアトラスの繁栄は「我が世の春」と称されているが、一方でマントルに残された者たちにとっては「一番厳しい冬」であると言われている。 作中で登場したロボット兵器は以下の通り。Atlesian Knight-130 / AK-130(アトラシアン・ナイト130) 『Black』トレイラーで初登場した戦闘用アンドロイド。レムナントに広く普及したモデル。武装はガトリングガンと両腕部に内蔵された近接戦用ブレード。起動時にフェイスカバーで頭部が保護されるギミックがある。 Atlesian Knight-200 / AK-200(アトラシアン・ナイト200) AK-130の後継モデルとして発表された新型アンドロイド。AK-130と比較して「より賢く、動作が滑らかで、フレンドリーである」と喧伝されている。武装はライフル。 Atlesian Paladin-290 / AP-290(アトラシアン・パラディン290) アンドロイドだけでは対処できない状況を想定し、アトラスとシュニー・ダスト・カンパニーの共同で開発された搭乗型のロボットスーツ。武装は腕部の銃火器や肩部ミサイルランチャーのほか、展開式のマニピュレーターを備え近接戦にも対応できる。Vol.2では試作段階の機体がホワイト・ファングによって盗み出され彼らの戦力として利用された。Vol.3ではアトラス軍の制式採用機として白い塗装の機体や、装甲形状の異なる新型が登場。 ヴァキュオ (Vacuo) サンの生まれ故郷の王国で、サナス大陸の西部に存在する。国章は3本の剣。国民は過酷な自然災害にも耐えられるほど屈強で、他国の国民に比べると上品さに欠けていると言われているが、その一方で他者と互いに尊敬し合える心を持っており、「ここ(ヴァキュオ)で生き延びることができたら、ここの仲間だ」という暗黙のルールがある。また国民たちは皆ラフな服装を好む正装とは縁遠い国柄であるためか、そこに存在するシェイド・アカデミー(Shade Academy)には制服が存在しない。 領内には荒涼とした荒地が広がっているが、かつて人間が荒廃させる前は楽園だったと言われている。広大な砂漠の中央部には密林などの天然資源が豊富で、地理的な守りも堅く、世界一のダスト埋蔵量を誇るオアシスがあった。砂漠を越えてきた遊牧民たちはオアシス周辺に定住し、そこで古代のヴァキュオは繁栄していた。 しかし豊かな環境のために、他の王国が生存のために文化を発達させていく中で出遅れ、やがてヴァキュオの豊富な天然資源に目を付けた他国の侵略を受け、それを止めることができなかった。長きに渡る戦争と乱開発、そして環境破壊によって豊かな環境は荒廃し、国民たちは乏しい資源やグリムの襲撃などの理由で頻繁に移住しながらキャンプ生活を行っていた。80年前の戦争終結後にようやく正式な政府が発足したものの、国民たちはその統治を支持せず、王国のハンター養成学校であるシェイド・アカデミーを設立しその指示に従ったという。 ミストラル (Mistral) レムナントを構成する4王国のひとつで、サナス大陸の東側にあるレムナントで2番目に大きい大陸のアニマ(Anima)大陸に存在する。国章は盾。領土は4王国の中で最も広く、その分生態系や生活様式にも幅広い多様性が見られる。ヘイヴン・アカデミー(Haven Academy)の所在地。かつてピュラがこの王国のトーナメントで4年連続優勝という新記録を打ち出したということが語られている。 国民にはあらゆるものに価値を見出す気質があり、上流階級はファッションや建築、演劇といった文化への貢献で世界的に有名である。一方で下層階級には世界最大のブラックマーケットが存在し、金さえあればあらゆる物が手に入り、殺し屋に殺人を依頼することも出来る。当然王国の評議会も犯罪者に対する警戒は怠ってはいないが、領土が広い分監視にも限界があり、首都から離れたいくつかの地域は犯罪者の隠れ家になっている。またミストラルの国民たちは身分の差に関わらず自然、特に海と空への敬意を持っているが、これはミストラルの文化や技術の発展はその土地の地理や天然資源の存在が強いためである。ミストラルの最初の居住者は風で削られてできた崖で身を守りながら暮らしていたが、その後人口が増加するとともに土地を利用する技術を発展させ領土を拡大していったという。作中で登場した地域は以下の通り。ウィンドパス (Windpath) ミストラルの首都から北側にやや離れた地域に存在する都市。地理的に王国の評議会の監視の死角になる場所に存在し、犯罪者たちの隠れ家となっている。 クチナシ (Kuchinashi) ミストラルの首都から南側にやや離れた地域に存在する都市。同様に、評議会の監視の目が届かない犯罪者たちの隠れ家となっている。 シオン (Shion) ミストラルに存在する村のひとつだったが、レイヴン率いる盗賊の襲撃、そして引き起こされたパニックに呼応したグリムの襲撃により住民たちはひとり残らず全滅した。 ヒガンバナ (Higanbana) チームRNJRが旅の途中で宿泊した村。 オニユリ (Oniyuri) かつてミストラル政府の方針に疑問を抱いた富裕層たちが、新しい王国に発展していくことを夢見て作り上げた街。その富裕層の中にはレンの両親もいたという。だが、たった1匹のグリムの侵入によって街は全滅した。 クロユリ (Kuroyuri) レンの故郷である廃墟の村。ルビーとジョーンがティリアンの毒を受けたクロウの治療のために薬を探して訪れた。ある晩に1匹のグリムの襲撃により村は壊滅、レンの両親も死亡した。 マツ湖 (Lake Matsu) アニマに存在する巨大湖。湖上にはグラビティ(重力)ダストの結晶によって浮遊している浮島が多数存在し、またその影響で気流の乱れが激しい。 メナジェリー (Menagerie) アニマの南側にある小さな大陸で、80年前の戦争終結後、人権が認められたファウナスに人間から贈られた土地だが、その大半が砂漠に覆われ、危険な野生生物も多数生息しているためヴァキュオとは異なり砂漠の活用にも向かないなど、お世辞にも生活に適した場所とは言えない。数少ない安全な土地はファウナスたちの最大限の努力によって、どのファウナスからも歓迎されるような素晴らしい町に生まれ変わったものの、その町を見るたびに自分たちはまだまだ下等市民であると思い知らされると感じる者も多い。 ダスト(Dust) 作中において様々なもののエネルギー源となる物質。かつてグリムを退けるために生み出された人類の英知の結晶である。 地水火風の自然エネルギーを基本としているが、それらが融合し別のエネルギーを発生させるダストも存在する。 これらのエネルギーはオーラによって発動し、火薬のように武器に用いられたり、飛行機などの乗り物やロボットの燃料とされたり、レムナントのあらゆるところで活用されている。しかし、レムナントの大気圏を離れるとダストは力を失ってしまう性質があり、このため未だに作中の人類は宇宙進出を果たしていない。また、どのようにしてダストが発生したかは未だ解明されていない。 宝石のような結晶状のものや粉末状のものがあり、後者は前者を精錬したものだが、くしゃみ程度の衝撃でエネルギーが暴発するため、取扱いには注意が必要である。前者は後者より強力だが、使用者の技量がおよばなければ使いこなすことはできない。 現在では兵器開発技術の進歩により、ダストを利用した弾薬を銃器から撃ち出すだけで、容易にその力を引き出せるようになったが、その一方でダストを衣服に織り込んだり、身体に直接融合させたりすることで力を引き出す旧来の使用法を用いる者も少なくない。 オーラ(Aura) 人類や生物などが有する力、魂の顕現。戦闘における攻撃や防御に利用でき、治癒力を高めることもできる。機器で計測することもでき、オーラの残量を確認しながら戦うことが重要らしい。 人によってセンブランス(Semblance、特性)が異なり、親族間での遺伝もない(ただし偶然同じセンブランスになる可能性はある)が、例外的にシュニー家のセンブランス「魔法陣生成」と「召喚」は一族で遺伝するとされている。また、グリムは魂を持たない怪物であるためオーラを発さない。 グリム(Grimm) 人類誕生以来、長い間ずっと彼らを脅かしている怪物。そのルーツは闇と破壊を司る弟神が自らの破壊願望を分け与えた存在であるとされる。 動物に似た見た目だが、闇のように真っ黒な体と赤い紋様入りの白い仮面が特徴。人間とその創造物を優先的に狙うことと人間の負の感情に引き寄せられるという性質を持つ。魂を持たず、倒されると黒い煙に変化していく描写がある。そのためオーラは使えないが、すべてのグリムが「心」を持たないわけではなく、戦いを生き延び年老いたグリムは知恵を身に付け、より狡猾な殺戮者となる。作中で登場したのは以下の通り。ベオウルフ (Beowolf) 人狼型のグリム。「アルファ・ベオウルフ」というより強力な個体も存在する。 RWBY CHIBIではシンダーの配下として登場。シーズン2:14話ではメインの話があり、ベオウルフのマイクとマーティーが「ダジャレの金髪」に斃されたラリーの冥福を祈っている。マイクとマーティーはシーズン3にも登場している。 アーサ (Ursa) 熊型のグリム。小型の個体「アーサ・マイナー(Ursa minor)」と大型の個体「アーサ・メジャー(Ursa major)」が存在する。 キング・タイジツ (King Taijitu) 蛇型のグリム。胴の両端に頭を1つずつ持つ双頭が特徴。 デスストーカー (Deathstalker) サソリ型のグリム。外殻は硬くクレセント・ローズでの至近射撃も通用しない。 ネヴァーモア (Nevermore) 鳥型のグリム。より大型の「ジャイアント・ネヴァーモア(Giant Nevermore)」も登場する。羽根を飛ばしての遠距離攻撃や大きな翼での体当たりを行ってくる。また見た目よりも硬く、生半可な攻撃ではビクともしない。 ボーバタスク (Boarbatusk) イノシシ型のグリム。体を丸め回転しながら高速で突撃したり、牙で相手に組み付いたりとかなり凶暴。ほぼ全身が硬い殻で覆われているが腹部のみは装甲がない。 ゴライアス (Goliath) 象型のグリム。群れで行動しており、ウーブレック博士によると少なくとも100年以上を生きているとされる。その間に経験則として「人間を襲えばより大勢で反撃される」「人間は非力だが心で補う」などと学習しており、むやみに人間を襲うことはせず、ヴェイル南東部の森林丘陵地帯を徘徊している。 クリープ (Creep) 二足歩行の恐竜型のグリムだが、腕はない。 グリフォン (Griffon) グリフォン型のグリム。尻尾の先には白く鋭い棘が複数生えている。 ベリンゲル (Beringel) ゴリラ型のグリム。顔面を含む左上半身が爛れたような形状をしており、強力なパワーと高い耐久性を持つ他、ある程度の知性を持つ。 ガイスト (Geist) 憑依型のグリム。足のない黒いボロ布のような体に一つ目の仮面のような顔を持つ幽霊のような姿をしており、周囲の物体に憑依して体を構成し相手を攻撃する。 RWBY CHIBIにてフロイド(名前はシーズン2:14話)という名前の軽薄なお調子者キャラが登場し、憑依して悪事を働こうとするも散々な目にあわされている。ペトラ・ガイガス (Petra Gigas) ガイストが大小様々な岩に憑依することで出現した巨人型グリム。たとえ体の一部を破壊してもすぐさま他の物体で補修してしまうため耐久性が高く、胴体に浮き出たガイスト本体の顔を攻撃しなければ倒せない。 アーマー・ガイガス (Arma Gigas) ガイストが憑依した巨大な鎧。戦闘用アンドロイドの比ではない戦闘力を持ち、『White』トレーラーでワイスの戦闘訓練の相手として利用された。 シアー (Seer) セイラムとその配下の使役するクラゲ型のグリム。球形の半透明の胴体から赤く細長い触手が生えた姿をしている。Volume 5:2話にてCCTの機能しなくなった現時点で大陸間の通信手段として使われている。 ナックラヴィー(Nuckelavee) ナックラヴィーのような姿をしたグリム。骨の露出した巨大な馬の背から地面を引きずるほど長い両腕を持つ人型の上半身が生えた異形の姿をしており、人型の頭部には2本の湾曲した角が生え、背中には過去に受けた矢が数本刺さっている。高速で伸縮する強靭な両腕を武器とし、その場から全く動かずとも周囲の敵を一掃することのできる高い戦闘力を持つ。また人形の頭部から発せられる叫び声からは強い嫌悪感を与えられる。また、殺害した人々の使っていた武器を住処に持ち帰るなど知性を持つことを伺わせている。クロユリもこのグリムによって壊滅させられた。 ランサー(Lancer) スズメバチ型のグリム。アニマのマツ湖の浮島を拠点として活動している。腹部の針を銛のように打ち出すことができる。女王蜂に相当する「クイーン・ランサー(Queen Lancer)」もおり、こちらは頭部の両側にある穴から爪状の物体を射出して攻撃する。 名称不明 ドラゴン型のグリム。赤く薄い膜のような翼と首元まで裂けた大きな口が特徴。マウンテン・グレンの岩山の中で眠っていたが、ヴェイルに侵攻したグリムによる破壊と混乱に呼応するかのように目を覚ました。体から滴り落ちる黒い粘液から新たなグリムを生み出すことができる。 シンダーの策によりビーコンアカデミー塔頂部を巣にしようとしたが、「銀の眼の力」を暴走させたルビーにより、活動を停止しているものの消滅しない「凍結状態」となり、塔頂部の通信塔に横たわっている。後にVolume6にてルビーから「ワイバーン」と名付けられる。 名称不明 海竜型のグリム。細長い胴体をした東洋の龍のような姿をしており、普段は海中を泳いで活動しているが、背中に折り畳んでいる羽を展開することで飛行することも可能。口から発射する電撃で攻撃してくるほか、その巨体による体当たり攻撃も行ってくる。 ハンター(Huntsmen/Huntresses) オーラやダストを用いた高度な戦闘技術を習得し、グリムの討伐をはじめとした人類社会の守護と治安の維持を役割とする職業。原語版では男性名が「ハンツマン」、女性名が「ハントレス」と男性形と女性形が存在するが、日本語訳では総称として「ハンター」が用いられる。 80年前の戦争終結後、軍隊とは異なるグリム討伐に専念する戦士の育成を目的としたアカデミー制度の制定に併せ、職業として確立された。初等の戦士養成学校の卒業生で資質があると見込まれた者は、4王国に1つずつ存在するアカデミーに入学することができる。在学中はチームで活動し、チームワークや他者を思いやる心を学ぶ。各アカデミーの指導方法はそれぞれ異なるが、自分の道を歩むことができるハンターを育てることを目標としている。また国家の思想に囚われず平和を守るために、アカデミーを卒業したハンターたちは特定の王国への忠誠心を持たず、任務や仕事相手を自由に選ぶことができる。 ビーコン・アカデミー(Beacon Academy) ルビーらが所属しているハンター養成学校。校長はオズピン教授で、彼をはじめハンターらが教鞭を執っている。ワイス曰く「ただ訓練や演習を繰り返すだけの並の養成学校とは違う」とのことであり、戦闘訓練だけでなくグリムの生態やレムナントの歴史などについても学ぶ。 基本的には17歳で入学するが、ルビーのようにその才能を見出されるなどして正式な手続きを経ずに入学する生徒もいる。ファウナスの生徒も入学できるが、アカデミーにおいても彼らを差別する学生がいる。 入学してすぐに行なわれる実力試験によってチーム分けがされ、その4人でその後の学園生活を一緒に過ごすことになる。リーダー決めやチーム名(名前の頭文字を4つ並べる)もその際に決められ、また寮の部屋もその4人ごとに割り当てられ共同生活を送ることになる(男女混成チームなら部屋も男女同室)。敷地内には大きな食堂があるほか、個人的に料理が出来る設備もある。座学用の講義室や戦闘訓練用のホール、図書館、航空機・飛行艦船の発着場といった充実した設備を誇る。 ヴァイタル・フェスティバル (Vytal Festival) 2年に一度4王国の持ち回りで開催される国際式典。80年前の戦争の終結後、4つの王国間の平和を祝うために作られた。その際に行われるトーナメント戦では、4王国が擁するハンター訓練校の生徒たちがお互いの技量を競い合う。 トーナメントはチーム戦・ダブルス戦・シングルトーナメントの順に行われ、4人全員のチーム戦の勝利チームの代表2名がダブルス戦に進み、ダブルス戦の勝利チームの代表1名が決勝トーナメントのシングル戦に進む。対戦相手はランダムに抽選され、特に決勝トーナメントではハンターの臨機応変な対応を計るために試合直前に対戦相手が抽選される。また、試合中にオーラが20%以下になった選手は判定負けとなる。アミティ・コロシアム(Amity Colosseum) ヴァイタル・フェスティバル・トーナメントの会場として建造された空中浮遊コロシアム。4王国の科学技術の粋が集められており、バトルフィールド上にレムナントの様々な場所の環境を再現することができる。 ファウナス(Faunus) 動物の特徴を有した獣人の呼称。耳や角、尻尾など器官には個人差があるが、共通して高い身体能力と暗視能力を有する。また、彼らもオーラを有する。同じ動物のファウナス同士からは親と同じファウナスが産まれ、人間とファウナスではどちらかが、異なる動物のファウナス同士からはランダムな動物のファウナスが生まれるらしい。 人間とファウナス間の対立の歴史は古く、古代の人間は動物的特徴を持つファウナスを死ぬほど恐れ、人間が個体数で勝るようになるとファウナス側も彼らが自分たちの天敵であると認識するようになり、グリムの脅威による慢性的な安全地帯の不足もあって両者の対立は深まり、ファウナスはアニマ大陸の南にあるメナジェリーという島に隔離されてきた。 転機となったのはサナスのある村がグリムに襲撃された際に人間とファウナスが生存のために団結したことで、この時人間はファウナスが自分たちとそれほどかけ離れた存在ではないことを知り、80年前の戦争の後に各王国が新たな争いを避けるため協調路線を取ったことに伴いファウナスもレムナントの平等な民としての権利を勝ち取った。しかし未だに差別は続いており、デモなどがニュースで取り上げられている。 ホワイトファング(White Fang) ファウナスの過激派組織。シュニー・ダスト・カンパニーやその関係者に対してたびたび危害を加えており、人的な被害を出すことも厭わない。劇中ではヴェイルで相次ぐダスト強盗における実行部隊として暗躍しており、アトラスが開発した兵器までも導入して人間社会との対立の姿勢を鮮明にしている。 かつて人間とファウヌス間の戦争が終結した際、両者の和平のためにギラ・ベラドンナの下に結成されたが、5年前にリーダーがシエナ・カーンに変わったことを機にテロをも辞さない過激派組織に様変わりしていった。ブレイクは幼少期からこの組織に所属していたが、その方針に疑問を抱き離反した。 メンバーはグリムを模した白い仮面を被っているが、これは人間が自分達にモンスター(≒迫害・排除の対象)になれと要求するのなら、あえてモンスターの顔を借りてシンボルとしよう、という思想に基づいたものである。ただし、メナジェリーのホワイトファングは仮面を着けていない。 CCTシステム (Cross Continental Transmit system) 「大陸間通信システム」と呼ばれる、レムナントにおける通信の要。開発にはアトラスが携わっている。王国の領土外ではグリムの脅威により、メッセンジャーによる情報伝達や通信設備の設置などが難しく、また人工衛星を用いた通信は、前述の通りダストが大気圏外では力を失ってしまう性質により未だに宇宙に進出できていないことから不可能なため、それらに代わる通信手段として発明された。 各王国のCCTタワーを介して大陸間の通信が行われる。王国内のネットワークとこのシステムは繋がっており、スクロールなどの他の端末からでも他の大陸の情報を入手することができる。小規模な中継塔も王国外に建造されているが、これらは絶えずグリムの脅威に晒されている。また4つあるCCTタワーのうちどれか1つでも停止すると、レムナント全体のネットワークが機能しなくなってしまう危険性もある。そしてVolume 3:12話でビーコンアカデミーが陥落したことによりCCTシステムが停止し、世界中の通信網は混乱することとなる。 スクロール (Scroll) レムナントで普及している多機能型のタブレット端末。大小2つのタイプがあり、ポケットに収まるほどの大きさから小さいタイプはスマートフォンサイズ、大きいタイプはノートサイズにまでそれぞれ展開可能。劇中で確認出来る機能として電話機能やメールの送受信、テキストチャット、カメラ機能、ID認証機能のほか、データのアップロードやダウンロード、オーラの残量計測があり、ハンターにとっての必需品となっている。 『戦争』 (War) 作中の時代から80年前に起こった4つの王国間の戦争。その発端は大衆の感情を抑制することでグリムの襲撃を防げると考えたマントルが芸術および自己表現を弾圧したこととされる。ミストラルはマントルとの友好関係を継続するためそれを受け入れたが、両国のこの動きに不満を持っていたヴェイルとミストラル移民との抗争が引き金となり、戦争が始まった。ヴァキュオは当初中立を保っていたものの、いずれマントルとミストラルが自国へ攻め込む可能性を懸念し、ヴェイルに加勢した。 戦争中の数年間はどの王国も暴力的な闘争に明け暮れ、激しい戦いの中で渦巻く負の感情によりグリムは活性化し、戦士が前線へ出払ったため多くの町や村が防衛の手段を失い、滅んだとされる。やがてマントル・ミストラル連合は戦局打開のためにヴァキュオのダスト鉱山を攻略しようと戦線へ大軍を送ったが、自ら前線に立ったヴェイル国王(オズピン)の奮戦によりマントル・ミストラル両軍は多大な損害を受け、降伏した(レムナントの歴史家たちはこの国王の活躍は誇張だと考えており、雪国出身のマントル兵が砂漠戦に不慣れだったことがヴェイルの勝因であるとしている)。 その後、サナス北端のヴァイタル(Vytal)島で新しい法律やアカデミー制度など、現在のレムナントの社会の基盤となる取り決めがなされ、4王国間の平和を祝ってヴァイタル・フェスティバルが開始された。またこの戦争の反動により、芸術そのものともいうべき存在である『色』を、生まれてくる子供たちの名前に盛り込む文化が生まれ現在にも根付いているなど、今現在のレムナントの文化・社会に大きな影響を与えている。 シュニー・ダスト・カンパニー (The Schnee Dust Company) アトラスに本社を置く世界最大手のダスト企業。創設者はワイスの祖父ニコラスで、ワイスはここの跡取り娘。大戦終了後のマントルの産業革命とそれに伴うダストの枯渇を危惧したニコラスが、父の死後遺産を利用して開拓したダスト鉱山を前身としており、主産業のダスト産出・流通業のほかに、兵器開発、漫画や雑誌の出版、日用品の販売なども手がけるコングロマリットである。同社の保有するダスト鉱山・「シュニー採石場」からダストを採掘し、精製したものを流通させている。しかし、ワイスの父・ジャックの代になってからは「議論の絶えない労働力の保持」、「怪しげな取引相手を持つ」といった黒い噂も付きまとうようになった。ファウヌスの過激派によるテロの標的にされており、シュニー家親族の命やダストが長年に渡って狙われてきた。 女神の力 (Maiden’s Power) 元々はレムナントで昔から広く親しまれている童話「四人の女神 (The Four Maidens)」に登場するウィンター(Winter)、スプリング(Spring)、サマー(Summer)、フォール(Fall)の4姉妹がある魔法使いから授かったとされており、実在しないものとされてきた。だがオズピンによれば、実はその力も4姉妹も実在したとされており、女神を守護する組織が彼女たちを守るため、その存在をあいまいなものにしたことで、事実は忘れ去られ物語としての『四人の女神』の童話が残ったのだという。さらに、その魔法使いは、オズピン本人である。 その力自体は何千年も前から存在しているが、1人の女神が永遠に力を保持するのではなく、女神が死ぬたびに力は新たな担い手に受け継がれるとされる。それを受け継ぐための条件は「女神が死に際に思い浮かべた若い女性」とされ、もし思い浮かべた者が若い女性でなかった場合は、力がランダムな誰かに飛んでいってしまうとされる。また、女神のオーラを科学的に他者に移植することで擬似的に力を継承させることも可能だが、この方法ではオーラが確実に受け渡される保証もなく、また異なる人間のオーラ、すなわち魂同士を融合させるため力の継承者が元の人格のままでいられるかもわからないなど問題点も多いとされる。さらにシンダーはセイラムから与えられた力を利用したイレギュラーな方法で「秋の女神」であるアンバーから力の半分を奪っている。 Volume 5:1話でのクロウとライオンハートとの会話より四人の女神の力の継承者は後述の4つのレリックを開放することができることが語られる(春は知識、夏は破壊、秋は選択、冬は創造)。また、初代四人の女神は、闇の力を持つセイラムと、光の力を持つオズマとの間に生まれた四姉妹であったことが明らかになった。 銀の眼の戦士 (Silver eyed warriors) 大昔から伝わる伝承の一つで、一般には知られていない。銀の瞳を持つ者は潜在的に特別な力を持つと言われ、Volume 3:12話のクロウによると、国家もハンターも存在しなかった時代、銀の眼を持つ者は戦と共に生きることを運命付けられ、その力はグリムを一瞥するだけで倒したと伝えられており、サマー・ローズもこの力を持っていたとのこと。女神の力の継承者にとっても銀の眼の力は弱点であるとのこと。 Volume 6にて、元々は光の兄神が持つ「生命」の力の一つで、延長に値する「保護」「慈愛」「救済」の力であり、グリムに脅かされる人類を護る力として一部の人間に授けたことが判明、「闇」を照らす力として、グリムをはじめとする「闇」を照らして滅する力だとマリーアは述べている。 召喚術 ワイスの家系であるシュニー家の、血統遺伝により伝わる術で、後述の魔法ではなく、センブランスが遺伝的に伝わるという特異な例。魔法陣を組み、召喚する者をイメージすることにより実体化できるが、使役にかなりの精神集中を要し、「-White- Trailer」でワイスが召喚術を試みようとして、召喚した騎士を暴走させたことがある。 「光」と「闇」の兄弟神 (Deity Brothers) 声 - Chase McCaskill / 小松史法(光の神)、Bruce DuBose / 加瀬康之(闇の神) レムナントの宗教に伝わる兄弟神。オズピンによると伝説上の存在ではなくかつて実在したとされている。 光を司る兄神は昼間に活動してレムナントを様々な生命で満たし、闇を司る弟神は夜に活動して干ばつや炎、飢饉といったあらゆる方法で兄の創造物を破壊することに執心していた。 しかし「破壊」と「創造」の終わらない争いを永遠に続けることに虚しさを感じた兄神は弟神を諭し、2人で協力して最高傑作を創り出そうと持ちかけた。弟は兄の提案を承諾し、2人で力を合わせて最後の作品である人類を創り出した。 人類には兄神の「創造」の力と弟神の「破壊」の力の両方が与えられ、また自分たちを取り巻く世界を知るための「知識」の力、そして自らの人生を自由に決めることのできる「選択」の力が与えられた。レリック (Relics) 人類が兄弟神より授けられた4つの「遺物」。「知識」「創造」「破壊」「選択」の4つに分かれており、一つ一つが莫大な力を持ち、4つ揃えると神に匹敵する力を得ると言われている。そして前述の四人の女神の力の継承者だけがその力を開放することができる(春は知識、夏は破壊、秋は選択、冬は創造)。そのため、人類が自滅するのを防ぐ目的で一般にはその存在は隠蔽されている。人類は授けられたレリックを守護するべく、守護する戦士を育てると同時にレリックを護る要塞としてアカデミーを建造した。セイラムは4つのレリックを集めて神になろうと目論んでいる。そのため、その手段として四人の女神の力の継承者を狙っている。 魔法 (Magic) 限られた人間が使う不思議な力で、オーラやダストによる技とは区別される。一般的に魔法の存在を知る者はほとんどおらず、ワイスですら実際に目にするまで「ありえない」と言っていた。現時点で使用可能と名言されているのは四人の女神とレイヴン・クロウ姉弟、そして彼らに力を与えたオズピンのみである。 元々は兄弟神がグリムから身を守るために授けた力であったが、セイラムの煽動を受け、兄弟神を倒すために用いられたため、兄弟神は人間から魔法を剥奪し滅ぼした。そのため新時代の人類は魔法を持っておらず、オズピン(オズマ)から授かる形で使用することができる。
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舞台・用語
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「映画 プリキュアオールスターズDX3 未来にとどけ! 世界をつなぐ☆虹色の花」の記事における「舞台・用語」の解説
ショッピングモール 本編の主な舞台。正式店名や所在地は語られていない。 開業初日、響・奏・ハミィがここを訪れ、そして「吹き抜け」のある場所では、つぼみ・えりか・いつきによるファッションショーが行われ、変身前のプリキュア16人・『ハートキャッチ』の妖精たち・サブキャラクター・改心した敵キャラクターが観客となっていた。だがプリズムフラワーが弱った影響で、上から大量の妖精と異世界精霊が舞い降り、表はかつてプリキュアが行った異世界が融合した風景に一変、更に「映画版の敵」たちと共に現れたブラックホールの魔力で、その場所は瓦礫の山と化した。なお事件解決後は元の風景に戻った。 プリズムスターミラクルライト 本作のミラクルライトで、先端部に「星」の形をしたピンク色の蛍光部が有る。本編ではミラクルライトと統一して呼称される。プリズムフラワーの力と連動している。鏡に光を反射させると威力が強化される。 歴代妖精・歴代サブキャラクター・歴代映画キャラクター・その他の異世界の精霊達がライトを振り、プリキュア達をスーパープリキュア化をさせた。 なお、『NewStage』からのオールスターズ映画で採用されるミラクルライトは、(一部を除く)TVシリーズ映画同様、正式名称を「ミラクル○○ライト」、先端のライトを「白」にそれぞれ変更。そしてこの後ピンク色のライトが付いたミラクルライトは、2014年10月公開のシリーズ映画『映画 ハピネスチャージプリキュア! 人形の国のバレリーナ』で採用された「ミラクルドレスライト」まで中断する。 プリズムフラワー 人間世界とそれぞれの妖精の世界を繋いでいる力の源。これが消滅すると妖精達が強制的にそれぞれの世界に戻され、交流が断絶されてしまう。 最終的にプリキュアたちに最後の力を与えて消滅してしまうも、心の大樹から新しいプリズムフラワーの種が生じ、再び世界は繋がった。 砂漠の迷路とオーブンの世界 ピンクチームが飛ばされた世界。サーロインが支配していた砂漠の迷路にムシバーンの支配していたオーブンの世界が融合したような世界で、砂漠の中にオーブンが埋まっているような光景になっている。 船の墓場と氷の世界 ブルーチームが飛ばされた世界。魔女の支配していた船の墓場とフリーズン&フローズンの支配していた氷の世界が融合したような世界で、海に浮いた廃船が足場となり空に雪の結晶が浮かんでいる。 おもちゃの国のすごろく イエローチームが飛ばされた世界。おもちゃの国の双六ゾーンのような世界でマスの指令に出てくる怪物たちを倒しながら進んでいくことになる。 高台 エピローグ、事件が解決しながら妖精達に去られた変身前のプリキュア20人(くるみ〈ミルキィローズ〉はミルクに戻ってパルミエ王国に帰ったためいない)が、気晴らしにボール遊びをしていた場所。近くには桜の木が存在する。だが新たなプリズムフラワーの誕生で、プリキュア達は妖精達と再会出来た。 なお、場所の名は語られていない。また近くに海が存在するが、ショッピングモールの近所にあるかは不明。 2014年春公開の『映画 プリキュアオールスターズNewStage3 永遠のともだち』でも、『ハピネスチャージプリキュア!』までのプリキュアと妖精・『NewStage』シリーズ並びにクロスオーバー映画オリジナルの坂上あゆみ(キュアエコー)とパートナー妖精であるグレルとエンエン・『ハピネスチャージ』のブルーが同じ場所で記念撮影をした。
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実在する地名は登場しないが、ハロウィンシーズンに県民の日を迎える地域を舞台としている。 手羽崎学園女子高等学校 小町やななどらの通う私立の女子校。地元での通称は「テバジョ」。手羽崎学園大学の付属校で、高等部と同一敷地内に中等部が、幼稚舎と初等部、大学が別の場所に存在する。優子ら学費が免除された特待生もいるが、エスカレーター組を中心に裕福な家庭に暮らす生徒が多い。玉村家からは多額の寄付を受けている。
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舞台・用語
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「まじかりっく⇔スカイハイ 〜空飛ぶホウキに想いをのせて〜」の記事における「舞台・用語」の解説
ブリリアントガーデン 魔法世界から突然この世界に転移してきた星型の島。世界樹は無いものの、魔力含有量が多い為、島の中央にクラルス魔法学園が建設された。島内には魔力を制御する施設が作られており、いつでも魔法を使えるようになっている。森の奥には遺跡があり、森上空は大気の魔力が不安定で飛びにくい。 クラルス魔法学園 隼人たちが通っている全寮制の魔法学園。ただしフォーティア魔法学園と違い、ブリリアントガーデンには魔法時間が無いため学園は変化しない。また魔法実習室は、魔法島の魔法時間と同じ魔力濃度で調整されており、魔法の制御がしやすくなっている。 学生の自主性を尊重してる為、トラブルに関しては学生自身に解決させている。 世界樹 魔法使い達の魔法の源たる大樹。元々ブリリアントガーデンには生えていなかったのだが、島の研究機関に大量の魔力が必要となるため、急遽種子が植えられる事となった。中々芽が出なかったが、隼人がシャルと関わる事で急速に成長する。シャルルートでは意思を持ち、シャルから口癖からとって「じゅじゅ」と名付けられた。性別的には女性。シャルが甘やかしたせいか、自分のことを「朕」と呼んでワガママで傍若無人な性格になるが、シャルの事はきちんと考えている。隼人とはケンカするほど仲が良いといった関係になる。逆に大人は面倒くさくて嫌い。 魔法服 魔法を使う時に用いられる服装で、装備した者の意志がある程度反映される。 アーティカルバイス Whirlpool作品世界共通である魔法発動の文言。Tipsによると「直訳すると『魔法の力』という意味で転じて『魔法よ、発動せよ』の意味合いとして使われている」とされている。 MS現象 大気の魔力が無くなり、魔力を使った空中移動が全くできなくなる現象。ただし、魔法使い自身の魔力を使えば浮く程度は可能。MS現象の呼び名は略称で正式名称は「魔法で(M)空が飛べなくなる(S)現象」。
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「Lunaris Filia 〜キスと契約と真紅の瞳〜」の記事における「舞台・用語」の解説
氷賀崎市(ひがさきし) 主な舞台になる海沿いの地方都市。中央教会を中心に発展した街。市街地はかなり賑やかだが、徒歩圏内の郊外には山地と湖が広がる。 聖ディアーナ学園 主人公たちが通うミッション系の学園。そのためか敷地内には礼拝堂があり、地域密着型の施設として学生はもちろん、市民も頻繁に利用している。 吸血鬼 人の血を吸う魔物。ヴァンパイアとも呼ばれる。一般的に知られているような太陽の光、十字架、にんにくと言った弱点は通用しない。不老不死の存在で、数百年の時を生きる。満月の夜にその魔力を完全に発揮することができる。魔力を発する時は瞳が紅く変色する。 正体は別世界で生み出された戦争兵器。人を超越する力を持つことができる反面、吸血衝動に侵された際の残虐な行為によって世界を壊滅させた。 血の契約 吸血鬼と人間の間で交わされる契約。契約を交わした人間は吸血鬼の眷属となり、吸血鬼と同じ年月を生きることになる。契約の方法は満月の夜に吸血をし、その際に特殊な呪を契約者に刻むことで成立する。しかし、互いの想いが交わっていないと成立しない。眷属となった人間の血は吸血鬼にとって極上の味となるが、他の契約者がいる場合は飲んだだけで失神してしまうような味になる。 聡介は意図せずシルヴィアと紫の二重契約になってしまっていて、シルヴィアには聡介の血は飲めなかったが聡介が想いを向けることで適合する血へと変質するだろうとされている。 吸血衝動 何らかの理由で心身の衰弱した吸血鬼が自らの魔性に目覚めてしまう現象。これに侵された吸血鬼は人格が変貌したり、凶暴化さが増してしまう。この時に吸血行為を行ってしまうと、その人間は吸血鬼に変貌してしまう可能性が高く、非常に危険。人間の病気のような物だが、吸血衝動自体が意志を持つとも言われる。 その正体は異世界に人間が人間を吸血鬼とするための因子・カルミタスが引き起こすもの。
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舞台・用語
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「Clear -クリア-」の記事における「舞台・用語」の解説
春賀島(はるかじま) 本作の主な舞台。東京からかなり離れた西日本の某県に位置する島。緋雨曰くかつては「遥か島」と呼ばれ、徒歩で渡れそうなくらい近い島であるにもかかわらず、内地の住民からは心理的に遠い島として語られていた。人口はさほど多くはない田舎の離島だが、本編での主人公の解説によれば寒月が運営する春賀島電鉄の環状線の路面電車が運行されている。本土とは鉄橋で結ばれており、本土と行き来するためのバス便も少ないながら存在している。海水浴場があるため、シーズン時には観光客でそれなりに賑わう。島自体が発展から取り残されたような所があり、昔ながらの古い街並みが多く残っている。緋雨曰く平和で陰湿な所も無い穏やかな島だが、とある秘密がある。 琴が丘学園(ことがおか) 島で唯一の教育機関。光一やヒロインたちが通っている。本編冒頭で登場する地図によれば、島の北東部の海水浴場の近くに位置しており、寒月の屋敷からも近い。いわゆる一貫校であり、田舎の離島の学園にしてはかなり規模が大きく、豪奢な校門の立派な建物。校門前には中央に銅像が置かれた噴水もある。元々は寒月の経営する私学がその前身である。大きく分けて小学生に当たる「一部生」、中学生に当たる「二部生」、高校生に当たる「三部生」の3つの部門に分かれており、それぞれ一つずつ洋風の校舎が存在しており、グラウンドは校舎裏に位置している。なお、部活に入れるのは三部からであり、一定の部員数が無ければ使用出来ない。 制服は男子は青いライン入りの開襟シャツと紺のズボン、女子は青と白の丸襟セーラー服。女子は学年ごとにリボンの色が異なっており、無月や紗由などの三部生の一年生は赤、美姫や緋雨などの二年生は黄色になっている。美姫によると、体操服は2000年代後半は既に少数派になっていたブルマーがなぜか採用されている。なお、桜子などの一部生は私服である。また、一般的には教室前の廊下もしくは教室内に置かれている事が多いロッカーは、この学園では昇降口に設置されている。不便な離島にあるにもかかわらず、本土出身の者も含めて多くの学生から人気がある。部員数に下限が設けられていない珍しい学園でもあり、実際に緋雨の属する刀剣部や扇太郎の所属するデカダン部などは部員一名で存続が許されている。そのため学園は部活数が多く、緋雨曰く「群雄割拠の様相を呈して」いる。 プロムナード 緋雨が光一に教えた校門から校舎まで続く道の名前。木陰など日陰が多く景色も良いため夏場の昼休みにはよく混む。春電の停留所もこの道にある。 部室棟 校庭の片隅にある施設。二階建てのプレハブの二棟の建物で、ボランティア部などの文化部が多く入居している。 行野邸 寒月の自宅で光一たちの居候先でののかがメイドとして働く場所でもある。学園ほどではないが、かなり規模の大きな和風邸宅。学園から見て北西方向に建っている。いわゆる武家屋敷風の立派な造りの表門が特徴。 丘 後述の神社の境内の裏手の階段を登ったところにある、海に面した崖。島民からは岸とも呼ばれ、畏敬の対象になっているが、それらの理由は誰も知らない。美姫が光一に語った話によれば後述の都市伝説に登場する「懐かしい場所」はこの場所を指している。 蛭子神社 島の南側の山頂付近に立つ神社。長い石段を登った先にある。緋雨の実家であり、彼女と春乃はこの神社の巫女として働いている。田舎の神社としては規模が大きく境内も広い。子供の頃は光一もこの神社の境内で遊んだことがある。 中洲商店街(なかす) 島の中央部を東西に伸びる商店街で島唯一の買い物スポット。昔ながらの個人商店が並んでおり、軍人将棋やフラフープなどの時代錯誤とも言える物も平然と売られている。島から鉄橋を渡ってすぐの本土側に規模の大きな商店街があるため、観光客の利用は少なく、地元民の利用が主である。 春賀島電鉄 寒月が会長を務める私鉄。オレンジ色の車体の路面電車で環状線になっており、島の住民の足として島民の生活を支えている。通称「春電」。学園と経営者が同じであり、琴が丘学園の敷地内にも軌道が引かれている。 鉄橋 本土側と島を結ぶ赤色のトラス橋。寒月によれば彼が誘致した物であり、島と内地との行き来をしやすくしている。片側一車線のそれほど大きくはない橋だが、歩道も整備されている。 内地 本土側の島での呼称。作中では特に橋を渡った先にある商店街周辺の地域を指す。一地方都市に過ぎないが島よりは便利で、深夜営業のコンビニなど島には無い施設もあるため、この街まで買い出しに出る島民も少なくはない。 行野家 光一及び寒月の一族。島で一番の名家であり、島民全体の尊敬を集めている。反面それを利用しようとすり寄る者も少なくはなく、寒月曰く行野家の名前は水戸黄門の印籠のような物とも言われる。実質的な島の権力者と言える。 汀家 桜子の実家。行野家の分家筋に当たる。行野家と同じく島民の尊敬を集めている名家であり、行野家同様に苦労も多い。 吸血種 一般に知られる吸血鬼に似た者たちの事。血を見ると理性が失われ、その血を吸いたくてたまらなくなる。ただし吸血鬼とは異なり、鏡に映らない、ニンニクを嫌う、日光で灰になるなどといった事はない。
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舞台・用語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/15 03:25 UTC 版)
潮見島(しおみ) 本作の舞台。元々流刑地だった過去を持つ離島。かなり田舎の、一見長閑な島で、本土や周辺の島々とは連絡船で結ばれている。廃工場がある本潮見と呼ばれる地区と、主人公たちが住む外間と呼ばれる地区があり、南側の登山道や遊歩道が整備された、比較的緩やかな形状の「松尾山」と、北側の標高が高く切り立った岩肌も多いため、登山には適さない「永峰山」の二つの山がある他、姫島と呼ばれる小島がある。近年は人口流出や高齢化が進んでいる。佳沙曰くなぜか猫が多い。島の地質は流紋岩であり、白い砂浜の美しさで有名だが、そこから数分で最大で標高400メートルにもなる山地に出られるなど独特の地形になっている。主人公曰く島にはバスなどの公共交通機関が存在しておらず、移動手段は車か徒歩・自転車に限られる。それほど大きな島ではなく佳沙曰く子供でも半日あれば一周できる程度の大きさ。 商店街 島のメインストリートにある小さな商店街。昔ながらの鄙びた商店街で、七瀬曰く近年は閉店したり移転してしまった店もあるらしい。元々酒屋だったコンビニが開店したものの、干物や鍋などの日用品がワゴンセールで売られていたり、営業時間が6時から夕方20時までになっているなど不便な所もある。 天神浜(てんじんはま) 高里家から自転車で数分の場所にある砂浜。地元民以外にはほとんど知られておらず、海が間近にありすぎるためか地元民もほとんど来ない静かな場所。佳沙曰く考えようによっては貸切(いわゆるプライベートビーチ)とも言えなくもないとの理由で、部活の練習で何度か利用しているらしい。七瀬曰くダイビングをする人やサーファーはけっこう来ているとのこと。 潮見島学園 主人公が通うことになった、天神浜からほど近い場所にある学校。孝司の勤務先でもある。本編中の描写によるとこじんまりとした木造二階建ての古い校舎で、入り口には防犯カメラも無く、校門やプールの入り口は開けたままになっているなど大らかな学校だが、登り坂を4つ登った先にあり、通学には骨が折れる。佳沙によれば本土の学園に通ったり寮に入っている学生も一部いるものの、島の若者のほとんどはこの学園に通っている。なお島には学校は義務教育を含めて各一校ずつしかない。 廃工場 本潮見地区にある廃工場で小夜歌の根城。現在は猫のたまり場になっている。大っぴらに立ち入り禁止になっているわけではないが、外間の子供たちが遊んでいると本潮見の住人の老人たちに叱られるため、外間の住民はあまり寄り付かない。 郷土研究部 透子が部長を務める部活。小姫曰く無許可の部活であり、郷土調査と称してやりたい放題するため学園や島の長老からは煙たがられている。 潮見島近海連絡船座礁転覆事故 本作の10年前に発生した海難事故。潮見島と周辺の島々を結んでいる、乗客52名・乗員4名を乗せた潮見島近海連絡船が座礁転覆事故を起こし、主人公を含む4名の生存者以外全員が死亡した大事故。主人公の両親や七瀬の母親、佳沙の父親はこの事故で亡くなっている。
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舞台・用語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/12 08:32 UTC 版)
テンプルゲート ブレイクとリンが不時着した場所に存在する村。元々は名前の無い普通の村だったが、後に教団の指導者であるクノースが教団の拠点として信者と共に移り住んだ際にこの名が付けられており、現在は村人のほとんどがクノースの信者で、それぞれの家に居を構えている。 穢れ人 性病「梅毒」に感染したことで村から隔離された人々。普段は村の外れで生活しているが、場合によってはよそ者を見つけると襲いかかる時もある。 新エゼキエル クノースが立ち上げた教団。テンプルゲートを拠点に活動しており、また鉱山を拠点としているヴァル率いる異端者達と対立している。 電波塔 テンプルゲートの中に存在する謎の塔。常に何かしらの電波を発しており、その電波には人々を狂わせ、時には人体に影響を与える程の効果があり、クノースが率いる教団の信者たちもこの影響でおかしくなった事が窺えるが、クノース自身は塔自体を「神」、電波を「神の声」と捉えている。また、ドキュメントによればマーコフ社の社員がテンプルゲートに出入りしている事が判明しており、塔を設置したのはマーコフ社であることが示唆されている。
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舞台・用語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/22 07:27 UTC 版)
マウントマッシブ精神病院 コロラド州の山岳地帯にある精神病院。マーコフ・コーポレーションが慈善事業として運営しており、洋館のような趣きとは裏腹に電子ロックなどの先進的な設備を備えている。1971年にスキャンダル事件で閉鎖したが、2009年にマーコフ精神医療システムによって密かに再開された。その後、マイルズは脱出できなかったものの、ウェイロンが脱出に成功してその病院内で起こった実験の全ての真実が世間に広まることとなる。 モーフォジェニックエンジン マウントマッシブ精神病院で行われている治療法。被験体に様々な映像を強制的に視聴させ、引き出した強力な負の感情エネルギーを元に超常現象を引き起こす。 ワールライダー マーティン神父らの崇拝する謎の存在だが、正体は患者であるビリー・ホープがモーフォジェニックエンジンによって発現させたナノマシンの集合体である。黒い雲霞が纏わり付いたような人型の姿をしており、人間を軽々と引き裂ける程の力を持ち、空を飛ぶことも出来る。当初はビリーを原動力として生存しており、終盤でマイルズによりビリーの生命維持装置が停止させられたことで一度は消滅するが、マイルズに抵抗した際に身体に入り込んでいたのか、死ぬ間際のマイルズの身体を依代にして復活した。その後、Whistleblowerにおいても度々登場する(時系列的に『ウェイロンがエディによって昏倒させられ、意識を取り戻した後』のワールライダーはマイルズの身体を依代にした状態だと思われる)。 マーコフ・コーポレーション 多国籍企業。別名マーコフ社とも呼ばれている。表向きは優良企業として名を馳せているが、その裏ではマウントマッシブ精神病院で非人道的な手段を用いて莫大な利益を得ている。また、例え告発者が出ても幹部や関係者たちを使ってその者を口止めしたり、時には実験体にするなどほとんどの事実を隠蔽している。
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