作品舞台・用語
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八代市(やしろし) 東京都西部の大部分を占める、総人口約60万人、総面積約200平方キロメートルの巨大な市。日夜繰り広げられる不良同士の抗争には警察も手を焼き、超高校級の暴力集団と化した学生達による八代市制覇戦争は「戦獄(せんごく)時代」と呼ばれた。 八代高校(やしろこうこう) 西尾が通っている公立校。不良の神様と呼ばれた手塚一騎が通っていた学校で、ヤンキー界の老舗。各学年間の抗争が激しいため学校全体の結束力は強くないが、狂犬・西尾や嬲りもん・田亀原を擁しており、その潜在力は侮れない。 雄子狩(オスカル) 強者のひしめく八代市で、不良たちをものともせず叩き潰して回るレディース集団。立原歩が3代目総長に就任した直後、「血の正月事件(ブラディ・ニューイヤー)」で対立していたチームを降し、併合吸収することで勢力を急激に拡大した。 町足学園(まちあしがくえん) 元は私立の進学校だったが、「陰陽兄弟」の台頭で抗争が激化し、近郊の暴走族や不良校を傘下に収め急先鋒の暴力集団と化す。 京北高校(きょうほくこうこう) 都内でも最低の偏差値を記録する「不良の楽園(パラダイス)」と呼ばれる高校。暴力事件が絶えず新聞沙汰になることも多かったが、近年は事件化することは少なくなった。ただし、それは沈静化したのではなく、事態を巧妙に隠蔽するようになったためと見られている。 高尻尾高校(たかしっぽこうこう) スポーツ推薦による入学者が多く、全体的に体格の良い学生の目立つ高校。暴力事件などでスポーツ界を追放された学生たちが不良化し、一大勢力となっていった。中でも高尻尾を率いる野人・原田の武勇伝は常軌を逸したものがある。 YanTube(ヤンチューブ) 不良専門の動画共有サービス。不良たちが自分の武勇を自慢するために動画をいくつもアップしており、情報操作を得意とする田亀原も利用している。
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作品舞台・用語
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「銀の匙 Silver Spoon」の記事における「作品舞台・用語」の解説
大蝦夷農業高等学校(おおえぞのうぎょうこうとうがっこう) 通称「エゾノー」。北海道帯広市米田町西に位置する農業高等学校。農業科学科・酪農科学科・食品科学科・農業土木工学科・森林科学科の5つの学科があり、モデルの一つ帯広農業高校の学科と同じ。家畜の飼育や農作物の育成も手掛けており、家畜の飼料を含め、全て校内で自給自足が可能な体制となっている。 実習農地・農林・牧場を含めた総敷地面積は全国最大規模を誇り、敷地の外周は約20キロメートルにもおよぶ。農業、酪農、食品の3学科は入学して最初の一年間は寮生活が義務付けられている。野球場やサッカー場、陸上用トラックが2面ずつある。全生徒に部活動への参加が義務付けられているが、文化部はなくすべて運動部で、野球部・柔道部・馬術部・バドミントン部・空手部・バレーボール部・ホルスタイン部(別記)などがある。高校でありながら、受精卵移植やクローンなどの最先端研究設備を持ち、希望者は実践的な研究に参加できる。校訓は勤労、協同、理不尽。 なお、作品のタイトルである「銀の匙」とは、この学校の食堂の入り口の上に飾られている、額に入った銀製の匙に由来し、飾られている理由はヨーロッパの幼児洗礼の慣習に由来する(作中ではこの由来は語られていない)、「裕福な家の生まれ」を意味する"been born with a silver spoon in his/her mouth"(銀の匙を咥えて生まれた)という熟語(お食い初めを参照)であり、多くは貧乏だが最悪でも食いはぐれる事はない「百姓貴族」をこの慣用句に込めている。尚卒業式では卒業生は卒業する事で、学校での当番実習や無賃労働から解放される嬉しさにより、毎年誰も泣くことは無いらしい。豚肉ファンド(正式名称「豚肉を食らう会」) 八軒が最初に世話した豚(豚丼)を自腹で購入してベーコンを作ったことから、「二匹目のドジョウ」をクラスメイトたちが期待するも経済的理由から無理と言われた時、「みんなで少しずつ金を出し合えばいいのでは?」と提案され、皆が了承。八軒が責任者・稲田が経理担当となって学校公認のプロジェクトとなった。育てた豚の出荷、屠畜の見学、実際の加工、販売(販売方法の研究)、実食と、「(育てた豚に)最期まで付き合う」という富士先生の提案にも乗り、1年酪農科学科の生徒たち(および、西川や別府など)にとってはこの上ない成長の機会となった。 このプロジェクトは後輩たちにも受け継がれ、八軒が3年になった時にもベーコンを燻製するための煙が上がっているのが描写されている。 発足当初から、出資者名簿には「豚肉を食らう会」と記載されており、計画書もこの名称で富士先生に提出されていたが、肉を買える機会を嗅ぎつけた池田が出資した際に「やったー、豚肉ファンド!(に投資できた)」と叫んだことで「豚肉ファンド」が通称として広まることとなった。 大蝦夷工業高等学校(おおえぞこうぎょうこうとうがっこう) 大蝦夷農業高等学校と直線距離で6キロメートルの場所にある学校。通称「エゾコー」。年に1回、エゾノーとの間に「農工戦」と呼ばれる交流体育祭が開かれる。男女比率はエゾノーより偏っており、女子はクラスに一人か二人。 大蝦夷畜産大学 大蝦夷農業高校と隣接している大学で、アキの志望校でもある。アキ等の話によると、馬術部の成績が良いという。 御影牧場 アキの実家。JR十勝清水駅から軽トラックで移動できる範囲内にある。アキの両親と祖父母・曾祖母で運営している家族経営の牧場。乳牛約60頭とばんえい用の重種馬を飼育しているほか、カボチャ、キャベツ、ニンジンといった作物も栽培している。周辺に民家は無く携帯電話も圏外で、いちばん近いイトー〇ーカドーですら100キロも離れた場所にある。 駒場牧場 一郎の実家。一郎の母が実質ひとりで運営している牧場。御影牧場の近所(約8キロ先)にある。乳牛を約20から30頭飼育しており、その多くが年寄り牛。携帯電話は圏外。 後に借金が返しきれなくなり倒産、駒場家は離農することになる。 ギガファーム (GIGA FARM) タマコの実家。4軒の農家と従業員10数名で運営している共同経営農場。牧草地は300ヘクタール以上で、乳牛は約800頭いる。御影牧場や駒場牧場とは違い携帯電話の圏内であり、敷地が広いため社員同士の連絡に携帯電話を使用している。大規模経営のメリットを活かし、効率の良い生産を確立させ、従業員の安定した収入や休暇を確保している。 帯広競馬場 御影の叔父が調教師をしている競馬場。世界で唯一「引き馬」での競馬を開催している。叔父いわく「運営は厳しく、根強いファンのおかげで命脈を保っているが、この先不安だらけ」な状況。 緑ヶ丘公園 生徒たちがエゾノーの寮から遊びに行ける程度の距離にある公園。エゾノー夏休み後の晩夏には「夏祭り」が、冬休み後の厳冬期には「氷祭り」が開催され、「灰色の農高生活」の中での思い出づくりに一役買っている。 祭りでは「食べ盛りのうえ労働で腹減らしてるエゾノー生」と「祭りを盛り上げるために大量の食べ物を作る大蝦夷屋台連合」との熾烈な戦いが繰り広げられる。 大蝦夷神社 エゾノーの近所にある神社。北海道開拓に伴い創建された神社で、馬をかたどった全国でも珍しい絵馬がある。なお第10巻特別版には、この大蝦夷神社の絵馬という設定で馬の形をした国産杉のミニ絵馬が付属した。 モデルは帯廣神社。 男風呂ヨーグルト 常盤が作成している自家製ヨーグルト。その味は八軒の母のお墨付き。命名八軒。農場からもらった牛乳に市販のヨーグルトを少量混ぜて40度前後の状態を数時間維持して完成。しかし常盤は牛乳温め(発酵)を寮の男子浴室で行っているため、その事実を知っている生徒たちからは極めて不評。ヨーグルトの一部を種として保存し再作成するなど、定期的に作り続けている。帰省する八軒の土産となったほか、退寮記念闇鍋の隠し味に使われたり、エゾノー祭のタンドリーチキンの材料になるなど、随所に登場する。 ニコたん 作中に登場するギャルゲー「剥きむきメモリアル(通称むきメモ)」「迷える子羊学園」のヒロイン。腰まであるツインテールが特徴。西川が愛してやまないキャラクターであり、フられた時は公共の場(娯楽室)で号泣している。完全限定生産盤に同封されているドラマCD『激録! 農工戦の裏側に潜む罠!? 女子♀編』では声も出ている(キャスト名は不明)。 ㈱GINSAJI 大川が社長、八軒が副社長として設立予定の会社。放牧豚(御影豚と命名された)飼育および精肉と加工食品の販売を主とした事業を展開予定だが、最初にして主な出資者である数正の了承を得られないことや大川の胡散臭い人柄などから、設立前から株価大暴落状態となっている。それでも、自己資本で可能な範囲で飼育・加工・販売を行って実績を作るという方針に転換し、帯広競馬場で御影豚ベーコンを使ったピザを販売するところまで進展した。 副産業として「大川式移動石窯」の製造・販売も手掛けており、会社の重要な収入源となっている。御影豚 ㈱GINSAJIが主力商品として手掛ける放牧豚のブランド名。大川がバイト先からもらった黒豚(バークシャー種)を繁殖させ、商業ベースにのせたもの。ブランド名は放牧地を貸してくれた御影牧場より。 ただし、「自分が豚と言われているようで嫌だ」とアキには不評であり、再三にわたって改名を求められているが全て却下されている。
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作品舞台・用語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/07 08:28 UTC 版)
「見上げた空におちていく」の記事における「作品舞台・用語」の解説
(出典:) 長浜研究学園都市(ながはまけんきゅうがくえんとし) 物語の舞台。北関東の外れにある地方都市。別名長浜市。元々は桜丘という名前の田舎町だったが、研究所や学術機関が集まり、多様な人種の市民が住む。街は人工的に区画された新市街と昔からの旧市街が共存する。このうち新市街は東西南北を通るメインストリートで四角く区切られ、都心と一直線に結ぶ地下鉄の駅が中央区にあり、その周辺部が店舗が立ち並ぶ繁華街になっている。その一方で西大通りの向こう側に広がる西地区の旧市街は古い町並みや田畑が広がる、長閑な田舎町の光景が見られる。物語開始の一週間前に大きな地震「北関東地震」があり、多くの建物が被害に遭って、復旧していない所も多い。 2作目の『コンチェルトノート』の公式サイトの特設ページによればモデルはつくば市。 桜丘医療技術研究所(さくらおかいりょうぎじゅつけんきゅうじょ) 悠斗の父・和人や真央の父・誠二が勤めていた研究所。本編の悠斗の解説によれば病院としての側面も強く、かつては治療に訪れる患者たちに広く門戸が開かれていたものの、5年前の火災で廃墟となり、立ち入り禁止になっているが建物は取り壊されずに現存している。火災事故の前は大らかな施設で、地域住民が気軽に立ち寄れる憩いの場として入り口はカフェテラス兼食堂になっていたが、火災事故の際はその周辺が火元とされている。 中央公園 悠斗の自宅近くにある公園。本編中の悠斗の解説によれば街を縦に横切る東大通りに併設した遊歩道があり、遊歩道を自転車で走れば一気に市内中心部へ到達できる。現在は、家を失った市民や住めなくなった市民のために仮設住宅が建てられている。モデルは洞峰公園。 ベル・カッツェ 市内の商店街にある鈴の自宅兼喫茶店。緑地の立て看板にベルを首に付けた猫と三日月の絵が描かれている。鈴が経営しており、主人公のアルバイト先でもある。 長浜商店街 市の中心部にあるアーケード商店街。家電量販店や書店などの個人商店が軒を連ねている。 北関東地震 本編の1週間前(本編中のラジオのニュースによれば3月10日)の未明に発生した地震。名前の通り北関東地方を震源とする地震。マグニチュードは不明。長浜研究学園都市では震度6(強か弱かは不明)の揺れを観測、古い家屋の倒壊・ガス漏れ・停電・火災・家具の転倒などの多くの被害が発生した。現在も完全な復興には至っておらず、公園には仮設住宅が建てられている。
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