了承
読み方:りょうしょう
了承とは、事情をよく理解して聞き入れること・承諾することを意味する表現。英語では acknowledgment あるいは understanding が「了承」に対応する意味の表現として挙げられる。了承の類語としては、承知、承諾、了解などが挙げられる。
了承の「了」の字には、おわる、おえる、はっきりする、わかる、といった字義がある。字源辞典「字統」によれば、「了」の字は「子の両臂のない形」とも解釈されるものの、「了は子の両臂のない形ではなく、糸のもつれる意で、そこから終結・終了の意となる」という(白川静「字統」初版第四刷882頁)。
「承」の字には、うける、うけ入れる、という字義がある。「承」の字は会意文字であり「尊者の命を受ける」ことをいったという(同436頁)。
「了承」は動詞「得る」を伴って「了承を得る」という言い回しで用いられる場合が比較的多い。「了承」も「得る」も特に尊敬や謙譲の意味合いを含んだ語彙というわけではないが、目上の人から承諾をもらう場面を指して用いられることが多い。
上司や目上の人から説明を受けたり確認などを求められたりして、自分がそれを了承する、という場合、「了承しました」というような言い方はできないわけではないが、尊敬表現でもないため、不興を買う可能性がある。目上の者へ対する表現として一般的とされている「承知しました」や「承りました」などの言い方を選んだ方が穏当といえる。
「了とする」の意味は、もっともだとして納得する、承知するという意味がある。「承」には、じゅうぶんにのみこむという意味もある。
了承とは、事情をよく理解して聞き入れること・承諾することを意味する表現。英語では acknowledgment あるいは understanding が「了承」に対応する意味の表現として挙げられる。了承の類語としては、承知、承諾、了解などが挙げられる。
了承の「了」の字には、おわる、おえる、はっきりする、わかる、といった字義がある。字源辞典「字統」によれば、「了」の字は「子の両臂のない形」とも解釈されるものの、「了は子の両臂のない形ではなく、糸のもつれる意で、そこから終結・終了の意となる」という(白川静「字統」初版第四刷882頁)。
「承」の字には、うける、うけ入れる、という字義がある。「承」の字は会意文字であり「尊者の命を受ける」ことをいったという(同436頁)。
「了承」は動詞「得る」を伴って「了承を得る」という言い回しで用いられる場合が比較的多い。「了承」も「得る」も特に尊敬や謙譲の意味合いを含んだ語彙というわけではないが、目上の人から承諾をもらう場面を指して用いられることが多い。
上司や目上の人から説明を受けたり確認などを求められたりして、自分がそれを了承する、という場合、「了承しました」というような言い方はできないわけではないが、尊敬表現でもないため、不興を買う可能性がある。目上の者へ対する表現として一般的とされている「承知しました」や「承りました」などの言い方を選んだ方が穏当といえる。
「了とする」の意味は、もっともだとして納得する、承知するという意味がある。「承」には、じゅうぶんにのみこむという意味もある。
了承
読み方:りょうしょう
つまり、「了承」には「相手の意向を認めて理解・納得する」という意味・ニュアンスがあるといえる。
ビジネスシーンにおける「了承」は、自社の都合・提案内容を取引先や顧客に理解・納得 ・同意を求める場合などに用いられる。企業がサービス内容や規約を告知する際に使用する場合もある。
了承(りょうしょう)とは
了承(りょうしょう)とは、相手の意向・事情・状況などを納得して理解することである。了承の意味
了承の「了」の字は「おわる」「しまう」「さとる」とも読み、「物事が終わることを悟る」といった意味合いがある。「承」は「うけたまわ(る)」とも読み、「相手の意向を受け入れる」といた意味合いがある。つまり、「了承」には「相手の意向を認めて理解・納得する」という意味・ニュアンスがあるといえる。
ビジネスシーンでの「了承」の意味
「了承」はビジネスシーンでもよく用いられる表現である。ビジネスシーンにおける「了承」は、自社の都合・提案内容を取引先や顧客に理解・納得 ・同意を求める場合などに用いられる。企業がサービス内容や規約を告知する際に使用する場合もある。
「了承」の類語
「了承」の類語には「了解」「承知」「承諾」などがある。「了解」
「了解」は、目上の立場の人が目下の指示を理解した場合に用いるほか、同等の立場の指示を理解したことを示す場合に「了解」「了解しました」などといった表現を使う場合がある。「承知」
「承知」は、目上や取引先からの指示を承ったという意味合いで「承知しました」「承知いたしました」といった表現で用いる。ただし、「承知しました」と言うべき立場の相手に「了解しました」といった用法を用いるケースも少なくない。「承諾」
「承諾」は契約を結ぶ・許可を得るなどの場合に「親の承諾を得る」「内定承諾書が届く」といった用法で使うことができる。「了承」の対義語
「了承」の対義語には「不承知」や「拒絶」などが挙げられる。「不承知」は「聞き入れない」または「聞き入れられない」ということ。「拒絶」は要求や頼みを断ること、相手や物事を拒んだり、受け付けずに否定したりすることを意味する。りょう‐しょう〔レウ‐|リヤウ‐〕【了承/×諒承/領承】
「了承」の例文・使い方・用例・文例
- ご了承ください。
- お時間を取らせてしまい大変申し訳ありませんが、何卒ご了承の程、よろしくお願いいたします。
- 場合によってはお時間どおりにできない品物、またお引き受けできない品物もございますので、予めご了承ください。
- ご了承の程、何卒宜しくお願い致します。
- 大家は、家の維持、修繕、防犯等の必要のある時は、あなたの了承を得て部屋に入る事ができる。
- あらかじめご了承下さい。
- あなたはそれを了承できますか?
- あなたは私のお願いを了承していただけますか?
- 私はその時間に面接することを了承しました。
- 私は次の水曜日に面接することを了承しました。
- 私達の提案を了承いただきありがとうございます。
- 私はそのことを了承した。
- 私は英語を勉強している最中なので、聞き取りにくいと思いますがご了承下さい。
- 私はその値段で了承いたします。
- あなたはそれをご了承いただけますか。
- あなたはこのことを了承してくれますか?
- あなたはそれで了承いただけますか?
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