高里家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/31 10:18 UTC 版)
高里家の家族の名前は原作には記されていない。 【アニメ】 作者による設定が存在しており、アニメではそれがそのまま採用されている。 高里康貴(たかさと やすたか) 要の父。大黒柱らしく厳格な性格を持つ。神隠しから戻ってきた要に肉食を強要する。物語終盤に『祟り』によって惨殺される。 高里早苗(たかさと さなえ) 声:佐久間なつみ 要の母。当初は要の唯一の味方的存在だったが、要が「祟る」ことによって家族と社会の間で起こる摩擦に疲れ切り、要を神隠しの先で「取り替えられた」と思い込んでいる。そのため、要は自分の子ではないと頑なに否定している。物語終盤に『祟り』によって惨殺される。 高里卓(たかさと すぐる) 要より1歳下の弟。兄とは学年が同じ。祖母の教育が裏目に出たような性格で、人の顔色をうかがう狡賢い性格に育つ。兄の存在によって、幼い頃から要同様いじめに遭っている。素行が悪く何度も補導された経歴があり、高校も兄とは対照的に低ランクの学校に通っている。物語終盤に『祟り』によって惨殺される。【アニメ】 アニメ版『十二国記』では、杉本優香に好意を抱いている描写がある。 高里美喜(たかさと みき) 要の祖母。躾に厳しく厳格な性格であり、早苗との衝突が絶えなかった。関西出身で関西弁を話す。要の頭を撫でようとして払い除けられたのを機に要にきつく当たるようになった。要が正座をしてのお辞儀が出来ないのも、彼女から見るとしようとしない、としか思えず、気に食わなかった。 彼女の「洗面台の水を零したままにしたのは誰か」という問いに要は「知らない」と言い、卓は「兄がやった」と言った事が原因で、嘘を付いてはいけないと要を躾けたため彼が本当の事を言っているのにも関わらず、卓の言い分を信じて要を折檻し雪の降る中庭に放り出して家から閉め出したのが要の神隠しの発端である。要が日本に戻る直前に亡くなった。そのため、高里家の親戚や近所の人は「ばあさんが要を呼び戻した」と噂しあった。彼女の代まで高里家は農家をしており、そのため高里家は多くの土地を持っており、それらは現在、地価の高騰でそれなりの資産になっている。【十二国記】 手を払いのけたのは、麒麟にとって、呪力の源である角がある額は急所であるため、無意識に払いのけてしまった。要がこちらの世界に戻ったのも十二国世界に帰れないのも角を切られたのが原因である。
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