かしわ手
はく‐しゅ【拍手】
かしわ‐で〔かしは‐〕【×柏手/▽拍手】
拍手
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/11 22:51 UTC 版)
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拍手(はくしゅ)は、興行等において感動を表現するため両手で叩くこと。
拍手の成立要因
京都大学霊長類研究所の松沢哲郎教授によれば、拍手が成立するためには、2つの条件が必要で、ひとつは手が自由に使えること、もうひとつは、手を叩くという行為に何らかの意味を持たせることが出来ることであり、この条件が揃うことで拍手が成立するという。その意味で霊長類も餌を要求するときなど相手の気を引く目的で手を叩く。人間の場合の拍手は、更に手を叩くことにより賞賛・賛意・歓迎・喚起・感激・感謝といった感情を伝えることにある。江戸時代までの日本では、観劇等で音を立てることを作法に反すると考えていた。国立民族学博物館の野村雅一教授は、世界的に産業社会が確立していない地域では拍手の習慣が未発達であるとする。ミクロネシアやオセアニアの一部が該当するが拍手をする場面がないからにほかならない。拍手をするためには少数対多数つまり大勢の人たちの前で少数の人たちが何かをするという状況が必要である。
日本における拍手
明治以前の日本には大勢の観衆が少数の人に拍手で反応するといった習慣はなく、雅楽、能(猿楽)、狂言、歌舞伎などの観客は拍手しなかった。明治になり西洋人が音楽会や観劇のあと「マナー」として拍手しているのに倣い、拍手の習慣が広まったものと推測される。1906年(明治39年)に発表された夏目漱石の小説『坊っちゃん』には「(坊ちゃんが)教場へ出ると生徒は拍手をもってむかえた」との記述がある。
手話の拍手
手話(日本手話、アメリカ手話など)では、音を伝達手段として用いることができないため拍手で手を叩かない。両手を垂直に出し、手首を回して手の表裏を交互に見せる仕草で拍手を表現する。
関連項目
- ボディーランゲージ
- スタンディングオベーション - ブラヴォー
- アンコール
- 飛び出し拍手
- web拍手
- ブーイング
- 演説
- 手締め
- 拍手_(神道)
- ボディパーカッション
- 前説
- 呼込み
- 多数決 - 意思決定
- 同調現象
外部リンク
- 『歌舞伎拍手はしなかった』 - 閉鎖。(2009年8月4日時点のアーカイブ)
拍手
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/09 16:03 UTC 版)
クラッピング・ミュージックをいち早く日本に紹介した人物であり、打楽器奏者でもあることから、拍手の仕方について講じることも多い。拍手で感情を伝えることができると説く。
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拍手
「拍手」の例文・使い方・用例・文例
- 拍手で選ばれる
- 聴衆はしばし拍手かっさいを贈った
- ひとしきりの拍手
- 万雷の拍手
- 拍手する;手をパンとたたく
- 演奏が終わると聴衆はしばらくの間拍手を送った
- 拍手する;ポンとたたく
- 彼の演説の終わりで皆立ち上がり拍手をした
- 彼が演説を終えるとだれもが拍手を送った
- 万雷の拍手で劇場があふれかえった
- 彼はとても上手に演奏したので観客は大きな拍手を送った
- 立ち上がっての拍手かっさい
- その知らせは拍手で受け入れられた
- 拍手喝采
- まばらな拍手
- 短い沈黙のあと拍手がおこった
- その野球選手のはなったホームランで観衆から自然に拍手が起きた
- あらしのような拍手,万雷の拍手
- 彼女のスピーチは熱狂的な拍手かっさいを受けた
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