手信号とは? わかりやすく解説

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て‐しんごう〔‐シンガウ〕【手信号】

読み方:てしんごう

列車・車両に対して、人が手旗手さげランプ用いて行う信号。緑が進行、赤が停止を示す。

交差点などで交通整理警察官が手で行う進行停止などの指示

一般道または自転車道で、自転車乗る人が左右の腕や手指使って後続車両運転手に「右折」「左折」「徐行」「停止」などを知らせ合図


手信号

作者矢橋

収載図書あなたに贈る「安全運転」―交通安全ショートショート
出版社モビリティ文化出版
刊行年月2005.10

収載図書Give way交通安全ショート・ショート
出版社中日出版社
刊行年月2008.10


手信号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/14 16:05 UTC 版)

手信号(てしんごう)とは、手の動きや指の形によって意思疎通・意思表示のために行う指示する行為または、その指し示す表示のことである。

通常手信号が使われる場所やケースは、以下のものがある。

日本での鉄道信号機における手信号については、日本の鉄道信号#手信号鉄道信号機#歴史を参照。

日本の道路における手信号

マラソン大会中に交差点で手信号を使う新潟県警察の機動隊員

日本の道路交通法によると、警察官及び交通巡視員は、「手信号等を用いて交通整理を行うことができる」とされている[注釈 2]

手信号には灯火によるものを含む。灯火には、通例、赤色に発光する誘導棒が使われる。

交通信号機が存在しないか又は乏しい時代若しくは地域においては、特に交通の頻繁な交差点において、日常的に見られていた。

現代においては、停電や故障、その他イベント類において、信号機が本来の役目を果たせない場合に代用的な役割として、あるいは交通事故その他の異常事態等において用いられる。

特に必要がある場合には、信号機が表示されている信号と異なる意味の手信号等を行うことが出来る[注釈 2]交通信号機#日本も参照)。また、信号機の表示と異なる手信号等が行われていた場合には、手信号等による表示が優先することとなっている[注釈 3]

また、車両等の運転者が方向指示器などの代わりとして、手信号による合図を出すこともある[注釈 4]

手信号等による交通整理

資格者
警察官、交通巡視員
手信号等の定義
資格者の手による合図、または資格者が持つ灯火による合図

手信号等の種類と意味は、道路交通法施行令で規定されている。

腕を水平にした場合の上からの図
  • 手による合図の場合
    • 腕を横に水平にあげた状態[注釈 5]
      • 「横に水平にあげた腕」[注釈 6]と同じ方向:青色の灯火
      • 「横に水平にあげた腕」[注釈 6]に対面する方向:赤色の灯火
    • 腕を垂直にあげた状態[注釈 7]
      • 「腕を垂直にあげる前の状態」の「横に水平にあげた腕」と同じ方向:黄色の灯火
      • 「腕を垂直にあげる前の状態」の「横に水平にあげた腕」に対面する方向:赤色の灯火
腕が垂直に上げた場合の上からの図
  • 灯火による合図の場合
    • 灯火を横に振っている状態
      • 「灯火が振られている方向」と同じ方向の交通:青色の灯火
      • 「灯火が振られている方向」と同じ方向の交通と、交差する交通:赤色の灯火
    • 灯火を頭上にあげている状態
      • 「灯火を頭上にあげる前の状態」の「灯火の振られていた方向」と同じ方向の交通:黄色の灯火
      • 「灯火を頭上にあげる前の状態」の「灯火の振られていた方向」と同じ方向の交通と、交差する交通:赤色の灯火
  • 停止位置
    • 信号機がある場合と同様。ただし、交差点以外の場所で横断歩道、自転車横断帯又は踏切がない場所では、手信号を行う警察官の1メートル手前。

合図における手信号

後方から見た手信号の模式図

自転車を含め、方向指示器や制動灯を備えないか若しくは故障した車両等[注釈 8]の運転者は、方向指示器などの代わりとして手信号により合図を出すことが義務付けられている。

手信号の種類と意味は、道路交通法施行令で規定されている。

運転者が行なう場合は、左右どちらかの腕により行う。

  • 片腕を真横水平に伸ばす - 右腕は右折または右方への進路変更、左腕は左折または左方への進路変更
  • 片腕を真横水平にあげ、肘から上を垂直に折り曲げる - 右腕は左折または左方への進路変更、左腕は右折または右方への進路変更
  • 片腕を真横斜め下45度に伸ばす - 停止または徐行(ブレーキ)
  • 片腕を真下に伸ばし、掌を後方に向けた腕を後方斜めに振り続ける - 両腕とも後退(バック)

脚注

注釈

  1. ^ この場合において、代用手信号と呼ぶ。代用手信号には、通例使用される鉄道信号機以外の、臨時に設置した(可搬型の)信号機が用いられる場合もある。
  2. ^ a b 道路交通法第6条
  3. ^ 道路交通法第7条
  4. ^ 道路交通法第53条
  5. ^ 横に水平にあげた腕をおろし、引き続き身体の方向を変えないで交通整理をしている状態を含む。
  6. ^ a b 腕をおろした場合においては、身体の正面。
  7. ^ 横に水平にあげた腕を垂直にあげ、又は垂直にあげた腕を横に水平にあげた状態にもどすまでの間の状態を含む。
  8. ^ リヤカーや馬などの軽車両路面電車も含まれる。

出典

WEB

  1. ^ 図解:アメリカの特殊部隊、SWATの戦術的サイン”. カラパイア (2012年5月16日). 2018年8月10日閲覧。
  2. ^ PATRICK MCCARTHY (2016年9月13日). “INFOGRAPHIC: CLOSE COMBAT HAND SIGNALS” (英語). 2018年8月10日閲覧。
  3. ^ コミュニケーション”. ネットダイバーズスクール. 2018年8月10日閲覧。
  4. ^ 一般的なハンドサイン” (PDF). 2018年8月10日閲覧。

書籍

関連項目


手信号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/10 03:48 UTC 版)

日本の鉄道信号」の記事における「手信号」の解説

信号機故障したときや信号機設置されていない場合に、手旗合図灯用いて信号現示する。合図灯夜間用いられるもので、スイッチ操作することで緑色赤色に転色できる。 手信号には、以下の種類がある。

※この「手信号」の解説は、「日本の鉄道信号」の解説の一部です。
「手信号」を含む「日本の鉄道信号」の記事については、「日本の鉄道信号」の概要を参照ください。

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