手作業で配線されたシャーシ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/02 04:51 UTC 版)
「ゼニスエレクトロニクス」の記事における「手作業で配線されたシャーシ」の解説
1950年代後半、RCA 、ゼネラルエレクトリック、アドミラルなどの多くの電子機器メーカーは、ラジオやテレビの配線を手作業で配線する金属製シャーシからプリント回路基板に変更していました。プリント回路基板は組み立ての時間とエラーを節約出来るが、真空管装置での使用には適していない。真空管装置では、高温が発生して基板が破損し、管を取り外そうとすると最終的に基板が崩れる可能性がある。 Zenith、および程度は低いがMotorolaは、すべての真空管機器で手動の有線シャーシを引き続き使用することにより、この問題を回避した。 Zenithは、1970年代初頭のクロマカラーラインまで回路基板をテレビから遠ざけ、それでもソリッドステートコンポーネントでのみ使用し、クロマカラー4チューブハイブリッドで使用された4本のチューブをスチールシャーシに取り付けた。 Zenithは、1960年代後半にソリッドステートに変換されたときに無線機で回路基板を使い始めたが、Zenithの初期のトランジスタラジオでさえ、ソケット付きトランジスタで完全に手作業で配線された。 このシャーシー構造および高品質のコンポーネントゆえ、今日見られる1950年代から1970年代のZenithテレビおよびラジオは依然として正常に機能しており、新品同様の動作状態に復元するための作業はほとんど必要ない。
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