補強材
部材の強度、剛性を高めるために付加・付与する部品または材料のこと。大別すると、構造物の強度、剛性を高めるための補強部材と、材料の強度、靭性などを上げるために付与する補強材がある。自動車でいうと、前者はルーフ、ボンネットなどのボディパネル補強用リーンフォースメントや、シリンダーブロック下部に組み付け、剛性を上げるための主軸受けを一体化したラダーフレームなどがある。後者にはエアダムなどのエアロパーツおよび内外装品に使われている繊維強化樹脂のような、複合材料の補強材(この場合は繊維)などがある。
参照 スティフナー、リーンフォースメント補強材
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/13 03:10 UTC 版)
支圧抵抗により補強効果を発揮するアンカープレート付棒鋼、摩擦抵抗力により補強効果を発揮する帯状鋼材、鋼製網や高分子材料製の格子状または面状のジオテキスタイル、並びに摩擦抵抗+支圧抵抗+せん断抵抗の三位一体で地震に対しても補強効果を発揮するチェーン(鎖)などが存在する。永久構造物としての機能を確保するためには鋼製補強材・チェーンの腐蝕やジオテキスタイル補強材の物理的・化学的安定性といった長期耐久性が保証されなければならない。
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