補強コンクリート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 18:06 UTC 版)
コンクリートと他の(通常、引っ張り強度が高い)素材との複合材料。コンクリート自体は普通であることが多い。 補強材で骨組みを作る鉄筋コンクリートが代表的だが、他に、混合するもの、塗布するもの、貼り付けるものなどもある。 鉄筋コンクリート 竹筋コンクリート コンクリート充填鋼管構造 (CFT) 繊維補強コンクリート (FRC) 合成繊維、スチール繊維、炭素繊維、ガラス繊維などを混入等したコンクリート。スチール繊維補強コンクリート (SFRC) 太さ0.5mm、長さ30mm程度の鋼繊維を混入するもので、コンクリートとの付着性もよく、靭性も得られる。また耐摩耗性や耐熱性にも優れているので路盤によく用いられている。 ガラス繊維補強コンクリート (GFRC, GRC) セメントモルタルを耐アルカリガラス繊維で補強したもので、曲げ強度、衝撃強度、靭性にすぐれ、自由な形状とする事が出来るため、外装パネルによく用いられている。 炭素繊維補強コンクリート (CFRC) 直径15μの炭素繊維を混入するが、高価なため使用実績は少ない。
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