クロエとは? わかりやすく解説

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くろえ【黒江】

読み方:くろえ

和歌山県海南市北西部地名


クロエ

名前 Chloe; Chloë; ChloéChlóē; CloeCloé; Cloez

黒江

読み方:クロエ(kuroe)

所在 和歌山県海南市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

黒江

読み方:クロエ(kuroe)

所在 和歌山県(JR紀勢本線)

駅名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

クロエ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/17 05:51 UTC 版)

クロエ (Chloe, Chloë, Chlöe, Chloé フランス語発音: [klɔe] 英語発音: [ˈkloui], ギリシア語: Χλόη) は、ヨーロッパ系の女性名。

クロエ
ギリシア語: Χλόη
豊穣の女神デメテル
別称の1つに「クロエ」がある[1]
題名『ケレス』作者:オズマール・シンドラー、制作年:1900-1903。
発音 ギリシア語発音: [ˈxlo.i]
女性
起源 ギリシア語
意味 デメテルの叙事詩、緑の茂み、新芽など[1]
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概要

ギリシア語で「緑の若い穂」「新緑」「新芽」「若草」「若枝」など、若い植物に関連する意味を持つ女性の名前である[1]ギリシア神話の豊穣の女神であるデメテルの持つ多くの別称の1つでもある[1][2]。デメテルの叙事詩に関連し、「開花」「野原の緑の守護者[注 1]」「豊穣[注 2]」などの意味も持つ[4][5]。また、古代ギリシアの恋愛物語『ダフニスとクロエ』に登場することで知られる[6]。そして、新約聖書コリントの信徒への手紙一1章11節にも「クロエの家」という表現で登場する[7][8]

クロエはもともとは「輝く」「黄金」「黄色」「緑色」などを表すインド・ヨーロッパ祖語語根「*ǵʰelh₂-」に由来すると考えられる[9][10]。なお、葉緑素「クロロフィル (Chlorophyll)」などに付く英語の科学的接頭辞「クロロ-(Chloro-)」も、同じ語根の「*ǵʰelh₂-」から派生したとされるギリシア語の「クロロス(Χλωρός, Khloros)」から由来する[11]。クロロスは春の植物に関連し、「薄緑色の」「黄緑色の」「新鮮な」「みずみずしい」などを意味する[1]

クロエは人気のある古代ギリシア語の女性の名前であり、地域によっては今も人気が高い[12]。1990年代初頭からイギリスで非常に人気があった。北アイルランドでは、1997年から2002年までの新生児の名前で最も人気があった[13]。アメリカでは女児の名前ランキングで2002年にトップで2010年には10位以内だったが[14]、2016年までの間に20位となる[15]。 フランスでは2022年に女児名前ランキングが8位だった[16]。オーストラリアのニューサウスウェールズ州では2021年に8位であった[17]

実在の人物

架空のキャラクター

その他

脚注

注釈

  1. ^ 特に人の手の入ってない未開拓地域の植物の守護者。
  2. ^ 豊作の同意語で主に穀物などの農作物が豊かに実ることやその様子[3]

出典

  1. ^ a b c d e 古川晴風 1989, p. 1201.
  2. ^ χλόη in Liddell, Henry George; Scott, Robert (1940) A Greek–English Lexicon, revised and augmented throughout by Jones, Sir Henry Stuart, with the assistance of McKenzie, Roderick. Oxford: Clarendon Press. In the Perseus Digital Library, Tufts University.
  3. ^ 豊穣(ほうじょう)の意味 - goo国語辞書”. goo辞書. NTTレゾナント. 2022年6月5日閲覧。
  4. ^ Georgoudi, Stella (2011-3-1) (フランス語), Déméter Chloê. Bref retour sur une question ouverter, Centre pour l'édition électronique ouverte, https://journals.openedition.org/pallas/3278 2022年5月1日閲覧。 
  5. ^ ウィリアム・スミス (辞書編集者). “A Dictionary of Greek and Roman biography and mythology,Chloe” (英語). ペルセウス電子図書館. タフツ大学. 2022年4月30日閲覧。
  6. ^ La rédaction (2020年1月1日). “Prénom Chloé : origine – signification – étymologie|PARENTS.fr” (フランス語). 2022年5月1日閲覧。
  7. ^ oremus Bible Browser : 1 Corinthians 1:11” (英語). oremus Bible Browser (2019年4月22日). 2022年4月30日閲覧。
  8. ^ コリントの信徒への手紙一 1|新共同訳 聖書|YouVersion”. 日本聖書協会 (1987年). 2022年4月30日閲覧。
  9. ^ Reconstruction:Proto-Indo-European/gʰleh₂dʰ- - Wiktionary” (英語). en.wiktionary.org. 2022年4月30日閲覧。
  10. ^ chloe | Etymology, origin and meaning of the name chloe by etymonline” (英語). オンライン・エティモロジー・ディクショナリー. ダグラス・ハーパー (2001年). 2022年4月30日閲覧。
  11. ^ chloro- | Meaning of suffix chloro- by etymonline” (英語). オンライン・エティモロジー・ディクショナリー. ダグラス・ハーパー (2001年). 2022年4月30日閲覧。
  12. ^ Blanding, Tahirah. “Chloe - Girl's name meaning, origin, and popularity|BabyCenter”. BabyCenter, LLC.. 2022年5月1日閲覧。
  13. ^ "Jack and Emma were the most popular first names in Northern Ireland in 2003" (PDF) (Press release). Northern Ireland Statistics and Research Agency. 2004-1-2. 2006-9-29時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2022-5-1閲覧Jack and Emma were the most popular first names given to children whose births were registered in Northern Ireland in 2003 {{cite press release2}}: |access-date=|date=の日付が不正です。 (説明)
  14. ^ 小林明 (2015年5月15日). “シャーロット人気? 名前に潜む「流行の法則」”. NIKKEI STYLE (日本経済新聞社日経BP). https://style.nikkei.com/article/DGXMZO86660780S5A510C1000000/ 2022年5月1日閲覧。 
  15. ^ 小林明 (2018年2月16日). “米女児名は「エマ」が人気 男児より流行の周期は短く”. NIKKEI STYLE (日本経済新聞社日経BP). https://style.nikkei.com/article/DGXMZO26117550V20C18A1000000/ 2022年5月1日閲覧。 
  16. ^ Frédérique Payen (2021年10月31日). “Prénom fille : top 100 des prénoms féminins en 2022 - Prenom fille|PARENTS.fr” (フランス語). PARENTS. 2022年5月1日閲覧。
  17. ^ Allingham, Louise (2022年5月1日). “The top 100 baby names in New South Wales have been revealed with Oliver and Olivia coming in first|Daily Mail Online” (英語). Dailymail. 2022年5月1日閲覧。

参考文献

古川晴風『ギリシャ語辞典』大学書林、1989年9月1日。ISBN 978-447-5-00120-5 

関連項目


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