ウムラウト【(ドイツ)Umlaut】
ウムラウト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/16 08:50 UTC 版)
ウムラウト(独: Umlaut)とは、ゲルマン語派のいくつかの言語において見られる母音交替現象、またはそれによって変化した母音を示すためのダイアクリティカルマーク(発音区別符号)で、ラテン文字の母音字の上部に付される横並びの2点「¨」のこと。上の母音交替現象そのものと区別するため「ウムラウト記号」と呼ぶことがある。
- 1 ウムラウトとは
- 2 ウムラウトの概要
- 3 同形の記号
ウムラウト(母音交替現象)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 03:49 UTC 版)
「ウムラウト」の記事における「ウムラウト(母音交替現象)」の解説
アクセントのある母音が、後続の i, e 等の前舌母音の発音に引きずられて e に近い発音になる現象。ゲルマン語において多く見られる。 また、アクセントのある母音が 後続の後舌母音 u, o によって発音変化を起こす場合もあるが、これもウムラウトの一種とされる場合がある(i-ウムラウト参照)。一例として、英語で足を意味する foot の複数形 feet の母音も、i-ウムラウトによって生じたものである。古英語では足の単数形は fōt で、文献以前の英語ではこれに複数語尾 *iz をつけることで複数形 *fōtiz を作っていた。しかし、この複数語尾 *iz が前の母音 ō を ē に変化させたので、古英語では複数形は fēt となった。その後の大母音推移の結果、現在の形になった。 このように、ゲルマン語においてウムラウトは、名詞の単複変化にともなって現れることが多い。
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ウムラウト
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「ドイツ語アルファベット」の記事における「ウムラウト」の解説
一般の辞書では、ウムラウトのある文字は、ウムラウトがないものとして配列する。 ウムラウトの3文字は、印刷、タイプ等の都合でウムラウトを打つことができない場合には、eを後に付けて代用する。すなわち、Ae、Oe、Ue、ae、oe、ueのようである。
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