発音変化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 03:43 UTC 版)
軟音化(または子音弱化) 硬音がある環境(母音間など)で軟音に変化することを軟音化、または子音弱化と呼ぶ。弱化の程度はさまざまで、無声音の有声化、破裂音の摩擦音化・接近音化、あるいは完全な脱落にまで及ぶ。 硬音前短縮(Pre-fortis clipping) 同じ音節内で先行する共鳴音の持続時間を短縮させることを硬音前短縮と呼ぶ。 英語の例を見ると、最小対を成すbuild - builtにおいて、builtの/t/は硬音であるため、先行する/l/の発音時間は短くなる。一方、buildの/d/は軟音であるため、先行する/l/の発音時間は変わらない。因みに、英語母語話者はbuild - builtの聞き分けを語末の/t/と/d/の音ではなく、/l/の発音時間の長さで行う。
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