新記録とは? わかりやすく解説

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しん‐きろく【新記録】

読み方:しんきろく

スポーツ競技などで、従来最高記録上回る結果・成績。「日本—を樹立する


記録

(新記録 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/28 21:53 UTC 版)

記録(きろく)は、安定した形で定着・保存された状態にある情報である。会議議事録が、会議の終わった後にも残るように会議中の発言文書などの形にして保存するのがこの例である。

記録と歴史

人類が意図的に残し、現存する、最古の記録と思われるのは、洞窟に残された壁画と推察されている。

もっとも、これらの壁画は何かの情報を保存する目的のものであったのかどうかは疑わしい。呪術などに用いられたものではないかとする説などもある。

文字に近い記録に限った場合には、古代メソポタミア文明における楔形文字が最初の例とされる。

紀元前8000年頃から、シュメール人は小さな粘土の板に記号化された絵のようなものを記し、物財の管理や分配をする際の助けにしていたとされる。表現の対象となったのは例えば、、一定量の油や穀物などである。

ただし、この粘土板を用いた記録の初期形態は、文字として今日、我々が考えるものとはやや異なっている。この小さな板は、ちょうどコインのようなもので、容器に入れて持ち運ばれ、羊の量と羊を描いた板の数が比例する、という形で用いられていた。

時と共に、平らな粘土板に複数の文字を並べる習慣が広まり、またそれらの文字とは独立して頭数や量を表す数字が発明された。さらに、表意文字としての性格を帯びるようにもなった。

ちなみに、メソポタミアの文字文化は、シュメール人の後に現れたアッカド人、バビロニア人にも受け継がれ、成文法の最初の例として知られるハンムラビ法典を生み出した。

このバビロニアはエジプト文明に影響を与え、ヒエログリフの使用のきっかけとなった。そしてエジプト文明は古代ギリシア文明に影響を与えたとされる。

記録と社会

文字による記録を行う社会と、口承によって物事を伝達する社会とでは人々の人間関係、物事の考え方、時間世界に対する構えなどが異なる、という研究がある[1][2]。正確な保存のために記録をとるという発想が文字の文化だ、という説も、そこからは導き出せる。

また、記録の仕方によっても人や社会が影響を受けるとする考察もある。例えばハロルド・イニスは、エジプトのパピルスが粘土板に代わって記録に用いられるようになったことで人々の思考も軽くなった、と論じている[3]

出典

  1. ^ ウォルター・オング (1991) 「声の文化と文字の文化」桜井直文訳 藤原書店
  2. ^ 宮本常一 (1984) 「忘れられた日本人」岩波文庫
  3. ^ Innis, Harold A. (1951). The Bias of Communication. Tronto: University of Tronto Press. (邦訳 ハロルド・イニス (1987) 「メディアの文明史」久保秀幹訳 新曜社

参考文献

  • Fang, Irving (1997). A History of Mass Communication: Six information revolutions. Newton, MA: Focal Press

関連項目


新記録

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/08 07:07 UTC 版)

第66回国民体育大会陸上競技」の記事における「新記録」の解説

第64回 | 第65回 | 第66回 | 第67回 | 第68回大会で生まれた新記録は以下の通りである。 種目ラウンド結果選手都道府県所属記録月日記録トラック成年男子100m 準決勝3組 1位 江里口匡史 熊本 大ガス 1016(+1.5 m/s10月8日 大会新記録 成年男子100m 決勝 1位 江里口匡史 熊本 大ガス 1014(+1.8 m/s10月8日 大会新記録 3位 山縣亮太 広島 慶応義塾大学 1023(+1.8 m/sジュニア日本新記録 成年女子100m 決勝 1位 福島千里 北海道 北海道ハイテクAC 1124(+1.6 m/s10月8日 大会新記録 少年女子B100m 準決勝1組 1位 土井杏南 埼玉 埼玉栄高校 1167(+1.6 m/s10月8日 大会新記録 少年男子B110mハードル 決勝 1位 古元翼 愛知 名古屋高校 1413(+0.9 m/s10月9日 大会タイ記録 少年女子B100mハードル 準決勝2組 1位 福部真子 広島 広皆実高校 1371(+1.4 m/s10月9日 大会タイ記録 少年女子B100mハードル 決勝 1位 福部真子 広島 広皆実高校 1362(-0.6 m/s10月9日 大会新記録 成年男子10000m競歩 決勝 4位 西塔拓己 広島 東洋大学 404470 10月9日 ジュニア日本新記録 フィールド少年男子B砲丸投 決勝 1位 岸本雄介 大阪 太成学院大学高校 17m18 10月8日 大会新記録 少年女子Aハンマー投 決勝 1位 福島美沙希 広島 安芸高校 52m71 10月9日 大会新記録

※この「新記録」の解説は、「第66回国民体育大会陸上競技」の解説の一部です。
「新記録」を含む「第66回国民体育大会陸上競技」の記事については、「第66回国民体育大会陸上競技」の概要を参照ください。

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