異界の存在
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「外のやつら」 文献では「旧支配者」、ダンの夢主観では「古のもの」と呼ばれる。かつて地上を支配していたが、追放されて外世界の石造都市にいる。門を通って地上へとやって来る。地上では、血と魂を食べることで、力を得る。追放された旧支配者たちに仕える人間がいる。不完全な文献のためヨグ=ソトースを召喚することはできなかったが、下級のものが召喚されてエイバルやダンを操って侵略のために暗躍しているというのが、本作の構造である。 大いなるヨグ=ソトース 古のものの一体。輝く球体の集積物の形をとる。異名は「戸口を護るもの」「門を護るもの」であり、あらゆる時間と空間に門として接している。『ダニッチの怪』の登場人物であるウィルバー・ウェイトリイは、これの落とし子である。
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異界の存在
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 13:20 UTC 版)
オサダゴワア 邪神。名前は「サドゴワアの仔」という意味であり、サドゴワアはツァトゥグァを指す。だがそれは名前だけであり、本作においては実態はヨグ=ソトースであるらしい。リチャードに召喚されて空から現れ、彼を喰い尽くしたと伝わるが、真偽は怪しい。本作の時点では設定が混乱しており、後にリン・カーターにより整理される。 詳細は「ズヴィルポグア」を参照 別作者による3章分岐ルート『The Round Tower』では、ヨグ=ソトースにならず、一貫してオサダゴワアとしてストーリーが進む。 ヨグ=ソトース 「戸口に潜むもの」。虹色の球体の集積物という仮面をもち、触角ある無定形の怪物として顕現する。目撃したウィンフィールドは、小太陽と表現した。 ラファム博士の解説によると最強の旧支配者だという。また、世界各地で目撃例のあるUFOの正体はヨグ=ソトースだと解説されている。 ナイアーラトテップ アンブローズの詠唱に登場し、2章終盤にて暗黒の儀式を経て召喚される。 複数の顕現をとり、無定形の怪物、フルートを奏でる2体の蛙、翼ある魔物などが同時に現れる。これらについては作中では複数の文献で言及されているとされ、「ネクロノミコン」では「無貌」、「妖蛆の秘密」では「なべて見る眼」、「無名祭祀書」では「触角に飾られたる」と記される。旧支配者が復活したあかつきには、彼らと配下に言葉をもたらすと予言されている。 忌まわしき狩人 / 狩り立てる恐怖 / Hunting Horrors クトゥルフ神話TRPGにおいて、ナイアーラトテップの配下とされる生物。本作品の第2章終盤でアンブローズが召喚した魔物のこと。「巨大な翼あるマムシ」と形容される。 作中3章のラファム博士の解説によるとナイアーラトテップの変幻自在の顕現体の一つのようだが、TRPGではナイアーラトテップの使い魔とされている。名前はラヴクラフトの『未知なるカダスを夢に求めて』に登場した言葉「狩りたてる無定形の恐怖の配下ども」(大瀧啓裕訳)に由来する。要するに、名無しの怪物を、TRPG用に設定を固めたものであり、TRPGルールブックの解説でも一貫性がない。 イタカ 風の存在。アリヤに召喚され、連続失踪事件を起こす。犠牲者は、失踪して数か月間生きていた後に死体で見つかるという特徴があり、また遺体には高所からの落下と急激な温度変化を受けた形跡が残る。のだが、オサダゴワアの話なので状況が混迷している。 ネクロノミコン 本作では2冊登場する。1冊目はアリヤの私家版であり、複数の写本をつぎはぎしたもの。2冊目はミスカトニック大学付属図書館収蔵の、17世紀のオラミス・ウォルミウスのラテン語版。3章でラファム博士が読んでおり、また『ダニッチの怪』に登場する本でもある。
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