私家版とは? わかりやすく解説

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しか‐ばん【私家版】

読み方:しかばん

官版に対して民間個人寺社刊行物私版

個人自分費用出版して、狭い範囲配布する書籍自家版。


私家版

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/20 23:35 UTC 版)

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私家版(しかばん)とは主に自費出版で作成される書籍の形態であり、ISBNコードなどを定めず書店に流通させずに狭い範囲で配布することを目的としたもの。

日本においては、昭和戦前までの出版法の規定により発売禁止の措置がとられるおそれのある出版物に関して、私家版(非売品)と銘打って過激な内容を盛り込んだものもある。永井荷風は『腕くらべ』を私家版で性描写を濃密に描いたバージョンを作成した。戦前出版された岩波文庫(旧版)と没後刊行の『荷風全集』版とでは、そのために本文の相違がある。

なお、タイトルでは私家版となっているものの実際は書店で流通している書籍はいくつも存在する。日和聡子の作品のように私家版が中原中也賞を受賞したという例が存在する。

ISBNコードがつけられるようになってからは、コードを付加しない出版物が、事実上の私家版となっている。

脚注

外部リンク


私家版

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/22 08:25 UTC 版)

ピーターラビットのおはなし」の記事における「私家版」の解説

ポターは『ピーターラビットマグレガーさんの畑』というタイトル作品出版社送ったが、原稿出版社から送り返されてしまった。ポターは自らの本がどのような見た目ものになるべきか十分理解しており(フォーマットと書き方はヘレン・バンナーマン『ちびくろサンボ』元にしていた)、出版社拒絶ストレス感じていた。ポターはこの本が「いくらかかるのか」についてもすでに考えていた。ポター自分で本を出版することを決意し1901年12月16日に、自分250冊もの『ピーターラビットのおはなし』を印刷し友達家族配った

※この「私家版」の解説は、「ピーターラビットのおはなし」の解説の一部です。
「私家版」を含む「ピーターラビットのおはなし」の記事については、「ピーターラビットのおはなし」の概要を参照ください。

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