異生物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 04:07 UTC 版)
砂漠ヒヤシンス 作中に登場する、砂漠・ユリ科の巨大な肉食植物。捕食部に酒を浴びることで酔い、活動が鈍くなる。 スライム 第7迷宮「アモン」に棲む半流体状の怪物。普段はアリの姿をしているが、自分より強い相手がいる時は変形して相手の特徴をコピーする。また相手がさらに強敵であれば、複数の個体が寄り集まって巨大な集合体となり、戦う。人間の言葉をまねて話すことができる。 砂漠カラス 爪から大牛をも眠らせる即効性の強毒を出す。ファティマーに飼われている。 砂漠ハイエナ ファティマーが飼育しており、病気などで弱った奴隷の処分に使われていた。 マウレニアサーベルタイガー 暗黒大陸に生息する肉食動物。牙にかすっただけで人間なら一瞬で死ぬほどの猛毒を持つ。競売用にファティマーが飼っていた。 ナミディアコンドル 暗黒大陸に生息する肉食動物。爪にかすっただけで人間なら一瞬で死ぬほどの猛毒を持つ。競売用にファティマーが飼っていた。 エウメラ鯛 バルバッド近海にしか生息しない珍魚。鯛であるが、骨まで軟らかい。これのバター焼きはモルジアナの好物。 ロック鳥 本編及び外伝に登場(名称は外伝より)。アルテミュラの象徴である巨鳥。小型のものは自家用、大型のものは運送などに用いられ複数の人間を軽々と乗せて飛ぶことができる。大地の少ないアルテミュラにおいて人の移動と生活には欠かせず、大切に扱われている。肉が好物。強靭な顎を持ち、肉に付いたダイヤモンドごと噛み砕いてしまう。 マグノシュタットの戦争や煌帝国の内戦では七海連合の面々を輸送するために多数のロック鳥が動員された。 パパゴラス アリババの好物の鳥。珍味として好む者もいるが、岩をも砕く嘴と自分より大きな相手にも挑むという攻撃的な性格のため捕獲は困難。群れで生息し、一番強い個体をボスとする習性を持ち、パパゴラス以外の強い動物の庇護下に入りつき従うこともあるため、現在のボスはマスルールとなっている。 南海生物 南海に住む超巨大な海洋獣で、凶暴な種類が多い。シンドリア国民が勝手につけた呼称であり、大陸のどの国でも研究はあまり進んでいない。主な生活圏は海中だが、中には上陸できる形態のものもいる。「アバレ〜」という名前が付けられている。食用になる種も多い。アバレウツボ 樹木よりも巨大なウツボ。棘のついた胸鰭を手のように使って岸壁をよじ登ることができる。 アバレオトシゴ タツノオトシゴの形をした生物。アバレウツボほど巨大ではないものの、海中から帆船の甲板まで届くほどの大きさはある。 アバレウミガメ ウミガメと呼ばれてはいるが、鰭ではなくリクガメのようにしっかりした手足がついている。 アバレウミウシ 擬態能力を持つ大きなウミウシ。陸上で長時間活動することはできず、死亡すると擬態は解ける。 アバレイッカク 外伝に登場。身体を硬い珊瑚に覆われ、頭部に赤い角を持つイッカクのような魚。原クジラ類のような胴体と長い首を有する。定期的に回遊する習性を持ち、極北の地まで移動することもある。イムチャックの男はこれを討ち取ることで成人として認められ、成人名が与えられる。鋭い牙や角は加工されてイムチャックの戦士が持つ棍棒になり、他の部位も様々な資源として使える。 オラミー リスに似ている。人懐っこく市街地に出没し、食べ物をくすねる。母親の尾の中で守られて子供が育つ。 バオバロブ シンドリア近海全域に群生する植物。特徴は太陽を目指してウネウネと伸びた幹。 「ザガン」の迷宮植物 ジン・ザガンが自身に似せて作りだした迷宮植物。地上に現れている「花」の部分はザガンが仮面をつけたような姿をしている。ザガンの手を離れ、第61迷宮「ザガン」に近づいたトランの民達を迷宮に引きずり込み、迷宮生物を生み出す養分へと変えていた。ザガンのフリをしてアラジン達の前に現れる。歌声で他の迷宮生物を狂暴化させる能力を持つ。「花」の部分を攻撃されてもすぐに回復する。 アラジン達を追い詰めるも、地下にあった本体をモルジアナの「炎翼鉄鎖」に焼き払われ、小さな子供の姿をした最後の「花」を一つ残すだけとなってしまった。命を助けてもらう代わりに宝物庫へと向かう道を教えたが、直後にドゥニヤによって殺される。 ゴーレム ザガンによって非常に硬い鉱物から作り出された岩の巨人。モルジアナの蹴りが通じないほどの強度を誇るが、一方で魔法攻撃に対しては脆く、互いにぶつかり合うと砕けてしまう。 ネツメグサ 香草としても使われるマメ科の根の長い植物。 マウレニアウサギ 折れ曲がった耳と出っ歯、渦巻状の目が特徴の兎。カタルゴに生息している。見た目は可愛いが自分より弱い者には容赦なく噛み付く。マグノシュタットではコドル6の授業にこれを模した「マウレニアうさぎ跳び」が組まれている。 マウレニアヒヒ カタルゴに生息する凶暴な大猿。雌でも顔に大きなフランジを持つのが特徴で、周囲の物を利用して身を守るそれなりの知能を持つ。雌の場合、自分がボスと認めた相手には人間であろうと積極的な求愛行動をとり、かなり嫉妬深い。作中ではレームの剣闘獣だったガルダがこの種。また、エリオハプトでは牙や尿が生薬の原料として利用される。 「バアル」の迷宮生物 外伝に登場。第1迷宮「バアル」に生息する竜(ドラゴン)の姿をした迷宮生物。無数の「子竜」と、口から光線を吐いて気に入らない者は同種でも食い殺す残忍な竜の王である「巨竜」の2種類の個体がいる。 ドラコーン率いる約50人の迷宮攻略部隊を子竜が全滅させた。巨竜はダミーである大扉を守っていたが、間欠泉が吹き出るタイミングを予測したシンドバッドによって光線を巨大な間欠泉で跳ね返されて倒された。 ゴーカイウナギ 外伝に登場。イムチャックで捕れる魚。 人喰い蝶 外伝に登場。第6迷宮「ブァレフォール」に生息する青い模様がある桃色の蝶。相手が呼吸できないほど大多数で襲い掛かり、体の至る所を喰らっていく。 オオドモイソギンチャク 外伝に登場。第6迷宮「ブァレフォール」に生息する肉食性の水棲迷宮生物。再生する無数の触手を持ち、人一人丸呑みにできるほど巨大。 ミニフォール 外伝に登場。ジン・ブァレフォールが自身に辿り着いたシンドバッド達への最後の試練として魔力で作った分身。鼻水を垂らした黒い子猫の姿をしている。見た目とは裏腹に脚力に力を集中させているため、かなりの速度で走ることが出来る。 魔獣 外伝に登場。黒ルフによる闇の魔法で人を取り込んで作られる怪物で、素体となった人間の能力でその強さを大きく変動させる。人間を生きたまま核に繋ぎ、その魔力を吸い取って動く。仮に核を破壊されても動力源の人間を新たに核として作り直すことで復活する。 作中ではジャーファル・ヴィッテル・マハドの3人を取り込み、背中から長い手が生えたミノタウロスのような姿で現れた。豪腕による強力な打撃と全てを切り裂く手刀を使うことが出来る。 マンドルル 外伝に登場。エリオハプトの地域だけに群生する植物。見た目は顔があり胸と側面に毛が生えた二股の人参で、生きたまま煎じると頭痛によく効く薬になる他、マウレニアヒヒの小便と共に100日間漬け込むと疲労を瞬時に回復させる丸薬にもなる。胸毛をむしるとこの世のものとは思えない断末魔の叫び声を上げる。植物にも拘わらず動き、満月の夜に砂漠を歩く姿が目撃されている他、エリオハプトの商店街の店先で脱走する様子が見受けられる。 トリリカブト 外伝に登場。エリオハプト原産の植物。目に効く樹液を出す縞模様の蕾を持つ。 ガンメンヒノキ 外伝に登場。エリオハプト原産の植物。頭痛薬になる顔の模様がある樹木。 ギプロス草 外伝に登場。寒冷地に群生する棘状の植物。これと背中に多数の棘が生えたオオフキガエルの体液を混ぜて煎じると死の直前まで症状が現れず体内に痕跡を残さない心臓毒が出来る。
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異生物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 00:47 UTC 版)
実在しない(もしくは未確認動物)とされる生物たち。人魚と同様に不老不死か、もしくは非常に長寿である。この項では機械化した現代のワイズマンの他、生物でない物も含む。 リヴァイアさん 声 - 中原麻衣 むろみの先輩で、お姉さん的な存在。小倉出身なので北九州弁で喋る。 人魚と同じく半人半魚の姿で、錨付きの首輪と白い長手袋、垂れ目、褐色の肌と割れた腹筋が特徴。 おっとり・のんびりした物腰で、性格はむろみ以上に豪放磊落で細かいことは気にしない。しかし時折さりげなく他の人魚たちを気遣うような年上っぽい顔も見せる。 大変な酒豪で、よく人魚たちを集めて宴会を行っているが、まず酔い潰れることはない。また、自分と同じペースで他の人魚たちに飲酒を強要するため、毎度人魚たちが酔い潰れて全滅している。作中、むろみ達が二日酔いで浜辺に漂着することになる原因の多くはこれである。酒類は全般を嗜むが、特にビールを好む。 正体は伝説の海竜リヴァイアサンで、普段は人魚の姿をしているが変身を解くと巨大な海竜の姿になり口から炎のブレスを吐くことが出来る。本気を出せば地球ぐらいは簡単に吹き飛ばせるらしい。 神々と共に数々の終末戦争に参加しており、ラグナロク後にそのまま滅びるつもりであったが、そこに現れた新しい世界の生命であるむろみに説得され、新しい世界を見守るために生きる道を選んだ。それ以来、普段は人魚の姿を取るようになった。その状態でもテレパシー能力や雲を吐息ひとつで吹き飛ばせるほどの力を持ち、刀で刺した程度では(貫通はするが)何ともない強靭な身体を持つ。温泉代わりに溶岩に浸かっても平気。 他の人魚たちの携帯と念話で会話しており、拓朗の心を読んだり頭に直接話しかけたりもできる。 また、超科学力を以て神々に戦いを挑んだムー大陸を滅ぼす際、切り込み隊長を務めた経験がある。なお、海竜の姿でむろみと初めて出会った時はなぜかまったく訛っていなかった。 他の人魚たちが知らない乙姫の過去のことを何かしら知ってるフシがある。最近、自分よりもはるかに虚弱な存在であるはずの拓朗に厳しい言葉で躾けられる快感に目覚めたようである。 海の世界では有名人で、海に住む者でリヴァイアさんを知らない奴はモグリと乙姫は語っている。漁師も彼女の存在は知っており、リヴァイアさんを釣り上げることは不敬にあたると考えられている。ただし本人はまったく気にしておらず、むしろもっと皆から愛されたいと思っている模様。 人魚たちと同様、不老不死がために幸福感に飢えている。 『地元版』にも登場。 川端くん(かわばたくん) 声 - 浜田賢二 むろみの知り合いで、川の上流に生息する河童。名前の由来は福岡市川端。 兄(声 - 高坂篤志)が人間に拉致されて大阪市の瑞龍寺にミイラとして保管されていることから人間不信気味であるが、兄のミイラは丁重に扱われているため複雑な心境でもある。強面で筋肉質な外見と、必要ないことは話さない無愛想さから近寄りがたい印象を与えるが、実は学者気質で気は優しく、親しい者の頼みは色々と聞いてくれる。むろみは時々川を上って彼のもとへ遊びに行っている。 兄の件から人間に対して心を許しておらず、拓朗に対しても初対面では嫌っていたが、後にむろみの親友ということで拓朗の良き理解者の1人となる。医学や薬学にとても詳しく、病気などの際にむろみによく頼られて薬を調合している。 むろみ達と行った毒キノコ狩りで見つけた、外来種と思しき人面キノコを採取し栽培に成功。これを素材に様々な薬を作れるようになった。 毎年春になるとむろみと組手を行なっているが、一撃も与えられず惨敗している。花粉症持ち。 『地元版』にも登場。 宝満さん(ほうまんさん) 声 - いのくちゆか 九州某所にある山奥に住む、とても女性らしい物腰と言葉遣いをするツチノコ。 毎年むろみと川端くんに毒キノコの処理を頼んでおり、また冬眠の時は川端くんに手伝ってもらい地中に埋められるが、一緒に目印代わりの卒塔婆も建てられている。 川端くんの恩人であり(具体的にどんなことがあったのかは不明)、川端くんは体の動く限り借りを返し続けるつもりでいる。どこかお姉さんのような雰囲気で、事実川端くんよりは年上だが、むろみよりは年下になる。 自身に懸賞金が掛けられているという事実に対しては満更でもないらしい。 名前の由来は福岡の宝満山から。 イエティ 声 - 斎藤千和 ヒマラヤの山奥の洞窟で暮らす雪男。世間一般で言い伝えられている厳ついイメージとは異なり、小柄かつ中性的で可愛らしい外見。そのせいで雪山登山隊等と接触しても地元の村の子供などと思われ、人外だと知れるには至っていない(作った品物を納める村の人々は「イエティ様」と呼んでいるため、一部の人間には知られているようであるが)。 約60年前にウインタースポーツで遊んでいる最中に氷漬けになったむろみを助けて以来友達になり、むろみをはじめとした人魚達から可愛がられている。 腕力はかなり強く、さらにするどいツメを持っており椰子の実やワイズマンのレアメタル製ボディすら一刀両断に出来る。一人称は「ボク」だが性別は不明。 元々尻尾はなかったが、特製の携帯電話をもらうためにワイズマンに面会した際に個人的趣向でつけさせられた。その際イヤリング型の携帯電話をもらっており、耳につけている。 むろみのことが大好きだが、たびたび相談を受けてくれる拓朗を兄のように慕ううちに、恋心(のような気持ち)を抱くようになった。拓朗と2人きりで釣りをするために、ハーピーに内緒で日本に来たり、師匠のサイクロプスが拓朗達に可愛がられる様を想像して一緒に日本に連れて行くことを拒否するなど、嫉妬や恋愛感情とも受け取れる描写が多い。ただ、本人は自身の気持ちの正体を自覚して受け止めきれていないようでもある。 むろみとハーピーがケンカをすると、洞窟の壁にクギバットを叩きつけて黙らせるなど、口数は少ないが怒らせるとかなり怖いようである。 職人的な物作りの腕前と才能を持ち、家具や料理を自作したり、作った仏像や神像をふもとの村で売ることで生計を立てている。凝り性な一面があり、むろみとの京都旅行がきっかけで刀剣制作に励むようになる。また拓朗の釣竿制作を依頼された時もありその時は耐久力にこだわるあまりコンクリの防波堤にめり込んだ足跡がつくくらいの質量を持つ釣竿になってしまった。その後、刀剣制作と並行して釣竿も試作を重ねてるようである。その特徴や手先の器用さから、リヴァイアさんはドワーフの末裔ではないかと考えていた。後にドワーフ族の突然変異種(色素欠乏?)でありそのことで疎まれたためにドワーフの里から出て行ったことが判明。 勤勉家で色々な書物を読む。ちなみに入浴中でも毛皮は脱がない(脱げない?)。高山暮らしで免疫が無いらしく花粉症持ち。カナヅチで泳げなかったがスキューバダイビングの初級ライセンスを取得した。大変な酒豪でいくら飲んでも平気(リヴァイアさんと互角以上に飲める唯一の登場人物)。 ワイズマン 声 - 大塚芳忠 大昔に地球に漂着した異星人。 宇宙船の燃料が手に入らなかったため、やむなく地球の生物と交流しながら生活しており、親切心から地球の生物への技術供与なども行っていたが、その技術が元でムー大陸の人間が増長したため、現在ではそうした行為は自重している(リヴァイアさんからも釘をさされている)。しかしむろみ達人外の者との交友は現在も盛んで、人魚が持っている携帯電話は彼の作ったものらしく、作中ではイエティの携帯電話を作成したり、ハーピーの足に付ける発信器を提供したりもしている。 寿命を延ばすために全身を機械化、頭脳をデジタル化しており、大量にコピペ済であるため少々破壊されても平気。イエティの住む洞窟にもコピーが潜んでいた。 情報収集のために侵入したサーバのお国柄の影響か、おたく趣味の傾向がある。初登場時からその発言はネットスラング満載で、最近では殆ど痴漢・変質者の域に達している。ハーピーの口調の変化を心配したイエティが普段のハーピーの行動を監視しようと発信器の提供を求めて訪れるが、原因はワイズマン自身、という有様であった。 欲望まみれの生活を満喫するにはリヴァイアさんが邪魔だと考えているようで、彼女を打倒するための兵器開発に勤しんでいる。ただしいつも瞬殺で負けている。また、技術開発の原動力には「萌え」要素が必要との発言もしている。 クラーケン 北欧神話に出てくる巨大な海の怪物。リヴァイアさんの差し入れたスルメに憤慨していたことから、本作ではイカの怪物として設定されている模様。 巨大形態と人間形態に変身でき、人間形態時は西洋の鎧兜のような風体をしているが、両手足はイカの様な触手のままである。 かつて隅田さんを商船から救い出したこともあるが、沈めた船にたまたま隅田さんが捕まっていただけらしい。 あまりに海上で大暴れを繰り返したため、現在はリヴァイアさんの手によりバルト海海溝の底に幽閉中。たまにリヴァイアさんに飲み会を開いてもらったり、サンドバッグ代わりにされたりする。 力は漢の証であり、それを振るうのは当然だとロシアの原潜にちょっかいをかけて力自慢をしようとするなど、自分が女性(人魚)にモテない理由が分かっていない様子。 なお単行本の幕間イラストによれば最大HP126000・最大MP600。 サイクロプス イエティの物作りの師匠で、神々に依頼されて魔剣を作る刀剣鍛冶。黒毛で褐色の肌をしている以外は、イエティと同じような小柄で可愛らしい外見をしており、イエティと同種族と思われる。 ギリシャ神話に出てくる単眼の巨人と同名だが、隻眼(左目に眼帯をしている)以外は似ても似つかない。作中では古代ギリシャ人の軍勢を1人で撃退した際(子供の様なサイクロプス1人に敗北した人間がメンツを守るために)、自分を怪物に仕立て上げたのではないか、と本人が推測している。前述の逸話から、かなりの戦闘能力を有していると思われる。 性別は明らかにされていないが、バジリスクがサイクロプスのためにオシャレな洋服を用意した時は女物の服を用意していた。 魔剣テュルフィングを鍛えるため50年以上も里を不在にしており、最近までイエティが里を追い出されたことを知らなかった。自分のもとへ連れ帰ろうと探し歩いていたところでむろみと出会い、師弟の再会を果たす。 相当に涙もろく、ネガティブ思考で自虐的。心を許せる友人もいないようで、イエティを連れ帰ろうとしたのもイエティを心配して、というより独り身の寂しさに耐えかねてのことらしい。1人でいると孤独に耐えられず、気付くと奇声を発して走り回っていることが度々あるらしいが、弟子のイエティを頼って一緒に暮らすことは師匠のプライドが許さない……と、やたらと「メンドくさい性格」で、里にいたころはイエティとは別の理由で腫れ物扱されていた。 愛弟子のイエティの存在と、その師匠であることが数少ない心の支えであり、イエティに怒られた時には「嫌わないでくれ」と土下座までした。また、イエティが独学で鍛えた日本刀に自身の魔剣があっさり折られた時には、師匠の威厳の喪失を恐れ、全力で敗北の事実を拒絶していた。 フレミィ 作者の不定期連載作品『ちきゅう観測隊!』からのゲスト出演。 人間の少女のような姿をしているが、ピタゴラ星人の作った自律型サポートメカで、正式名称「S-X3 フレミング」。 単行本のあとがきまんがに若菜ちえりと共に登場。機械故に淡々と事実のみを述べ、むろみを困らせている。 『ちきゅう観測隊!』が単行本されたことに関して、8巻のあとがきまんがにて(本作のアニメ化の話題そっちのけで)ほぼ無表情ながらも「大願成就」を高らかに掲げ、作者の喜びを代弁していた。 ちえりと違い本編での登場はないが、アニメではちえりと共に数カットカメオ出演している。
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